アニオタ的に考えて、映画ってすげえ気が楽。
ふと思った話。
アニメでも漫画でもそうなんだけど、オタクの関わるコンテンツってのはおおよそ縦にも横にも広がりが大きい。
縦という意味では、代表的なのはTVアニメ。一本のアニメを楽しむには、およそ12話、欠かさずに鑑賞しなければならない。1度も欠かせない。話に付いていけなくなるから。漫画にしても、完結までずっと追ってなきゃ駄目。ものによっては、外伝やスピンオフなんてのも含まれ、ひどい時にはそれがメインストーリーに必須な場合もある。
横という意味では、メディアミックス。例えばモバマスなんかだと、キャラクターCDがそれにあたる。元々ゲームであったものが漫画になったりアニメになったり。一部で事足りるのならそれでも良いけれど、割かしモバマスのキャラクターCDは必須になっている部分があると思う。
つまるところ何が言いたいのかというと、この『必須』っつうのが、コンテンツを楽しむ上でかなりの心理的抵抗になってるってこと。そもそも導入の段階で「本当にこのコンテンツに関わって良いのか? 俺に全部追う余裕ある?」っていう目算が始まる。新規層が参入しづらいんだな。
この、新規層が参入しづらいってのはコンテンツとしては厳しいマイナス要素だから、なんとか払拭すべきものである。ファンに餌を与えるのも大事だけれど、メディアミックスを行うなら、やはり、それはメインストーリーから切り離すべきだと思う。あくまでファンアイテムでないと。一般の消費者は辟易しちゃうよ。首が絞まっていく。
つうわけで前置きが長くなったけれど、そういう意味では映画最強っつう話だ。映画は基本的に一本で完結している。続編モノもあろうが、あれはやはりファン向けであるので置いておく。一本完結。およそ2時間の間に起承転結があるのが良い。しかも映画館という閉じられた空間で。私はこの作品を楽しみますよ、という心意気で、そこで初めて作品に触れ、2時間の間ただその作品に没入し、時間が過ぎ去れば作品から切り離される。コンテンツとしてすごく健全だと思う。
確かに、映画館に向かうのは面倒だという思いもあるけれど、劇場に足を運ぶ抵抗よりも、巨大なコンテンツと関わる抵抗の方がよっぽどか大きい。はまってしまって今後の生活に影響が出たらいやだなあ、だとか、そういう心配をする理由がないってのは良いよね。まぁ映画だけじゃなく一般小説も同じく。
とはいえ、別にメディアミックスや続編ものを否定するわけじゃない。好きな作品が広がっていくのは単純に楽しいし嬉しい。けれど、それでは疲れてしまうのも事実だと思う。欲を言えば、消費者には疲れを感じさせることなく、徐々に徐々に広がっていって欲しいわけだな。(ここでちょろっと愚痴をいうと、艦これどんどん広がりすぎでもう辛いよ!!)
そう、例えば今日は『サカサマのパテマ』を観た。面白かった。ストーリーは凡だけど、「逆さま」であることをネタに盛大に遊んでいる演出や設定は最高に楽しめた。入り口として、現状が(ほぼ)映画だけだというのは、すごく参入がしやすいと思う。一度だけ映画館に行けば、そのコンテンツを占めたことになるんだから。そうして、可能であれば、是非TVアニメや漫画へ広がっていって欲しいと思う。
以上。ぐだぐだしてるなあ。
でも、これぐらいがちょうど良いのかもな。こんな具合にブログ書いていきたい。
ではまた。
※折角なので、以下、簡単にサカサマのパテマ感想。
期待せずに行ったらすげえ面白かったんだよね。友人は酷評だったけど。『イブの時間』の監督だからね、ストーリーを楽しもうと思って観に行っちゃうんだな。けれど、サカサマのパテマはストーリーを楽しむものじゃなかった。演出と設定観るもんだったんだね。もっと言えば、カメラの上下180度回転が連続することによるアトラクション感。観てる側もふわふわ変な浮遊感に襲われるんだよね。それが面白かった。空に落ち、空から落ち、かと思えば降り立ち。飛び。観てる間、発想・アイディアのジャブパンチをずっと連打されてた(再三言うが、ストーリーはさほど面白いわけではない)。けれどまぁ、映画もストーリーだけで構成されてるわけじゃない。ストーリーなんて数ある要素の一つに過ぎない。みんなパシフィックリムで学んだはずだよ。映像を楽しむためにストーリーが存在している例もある。サカサマのパテマはまさにそれだった。満足した。堪能した。
雑感としては、敵サイドのNo2がピエール瀧にくりそつなのがずっと気になってた。なんで友情出演しているのか不思議だった。あとパテマかわいい。敵サイドのボスがロリコンなのも良い。同人誌がはかどるよ。サカサマであることを生かしたファンタスティックなエロ同人の執筆が待たれる。目覚めよ、夢と自由と一筋のひらめき。人類は新たな高みへ登る時が来た。
ちょっとおかしくなってしまったね。以上です。
劇場版まどマギ(叛逆の物語)観てきた。
※ネタバレ注意
正直TVシリーズが好みでなかったので何も期待せずに観に行ったらかなり面白かった。という話をする。ちなみに、TVシリーズのまとめらしい、前作劇場版は未鑑賞。
ひとまずTVシリーズの感想を詳しく。3話で爆笑して以降、怒濤の展開をワクワクしながら待機していたんだけれど、それから特に楽しめる展開のないまま話が終わってしまった感じだった。というか魔法少女と鬱展開のギャップをずっと狙っているのがどうも嫌だったんだな。キャッチーな展開だから面白いってわけでもなし。いや、つまらないってわけではなく、そこそこ面白かったんだけど、どうも好きになれなかった。受け付けなかった。さやかちゃんとマミさん大嫌いだったしね!ああいう偽善で他人殴りに行くキャラきついんですよ。あ、「こんなん魔法少女じゃねえだろ」と思い続けていたので、ラストでまどかが魔法少女らしく救済活動を始めたのはちょっと良かった。
ていう感じでした。
で、続きの映画観た。
総合的な感想としては、話そこそこ、映像&演出最高。
自分で忘れそうなので、ストーリーの簡単な流れだけ書いておく。たぶん合ってる。
①TVシリーズ1~2話のような茶番劇(5人+2匹ver)
②ほむら「あれ? まどかやさやかがいるとか、なんかおかしい。つうかここ魔女の結界の中だ。だとしたら犯人誰だろ。まぁパックンチョ(名前ベベだっけ)だな。魔女だし」
④マミ「ふざけんな」→乱闘
⑤ほむら「魔女わたしだったわ。まどか知ってるのわたしだけだし」Q「正解。ぼくがほむらのソウルジェムをまどかの干渉外に置いておいたのさ。さあまどかに助けを求めなよ」
⑥ほむら「まどかを捕捉させない。大人しく魔女になる」Q「mjd」
⑦ほむらのために、結界の中で各魔法少女が暴れる。ベベも味方だった。なんだかんだ結界は崩壊し外の世界へ。
⑧眠りほうけたほむらを救済しに現れたゴッドまどか。の腕をがっしり掴むほむら「かかったな! この時を待っていた!」
⑨ほむら「円環の理の一部を切り取って閉じ込める。つまりまどかのいる世界を私のものにする。ずっとまどかから離れないわ。ラブ。ついでにさやかとか杏子とかついてきたけどご愛敬。魔女を超えたわたしはさながら悪魔☆」
⑩まどか「ルールを破るのはよくないよ」
おわり。大体こんなだった。
話はシンプルだと思うけど、好きなタイプだ。
まどかのいない世界が辛すぎて、魔女化するほどほむらは苦しみ呪われ、そのまま突き進んだ結果、魔女を超えて願いを叶えたと。そんでみんな巻き込まれたと。でもそれは歪んでるよね。という話。
TVシリーズは、各キャラクターがうーんうーんと悩んだままぐだぐだ悪い方向へ物語が流れていくという、なんかすっきりしない感じだったのも好きじゃない一因なんだけど、今回は違う。ほむらはやる気勢。それがどういう方向であろうと、俺は意思のむっちゃ強いキャラクターとその物語が好きなんだな。だから今回の話の展開はすげえ楽しめた(後半から)。他人を巻き込むとか、けっこうじゃないですか。
序盤は完全に茶番で、それを含めた前半はミステリ風のぐだぐだ展開だったので少し辛かった。もう少しこまめに展開を入れてくれたら面白かったのに。その分映像的な面白さはあったんだけど。
一旦、中断して映像の話をするけど、いや映像というか演出、本当に良かった。特に各魔法少女の変身シーン。各々個別のモチーフを使って、セーラームーン×イヌカレーみたいな雰囲気の変身シーンが新規に作られていた。これ最高だった(杏子ちゃんかわいいね!)。映像的な良さを言葉で伝えるのって俺には難しいんだけど。いや、あれそのまま「かっけー」あるいは「かわいい」変身だってんじゃなくて、少し皮肉っぽい演出を効かせてるのが良かったね。まどかだったらメンヘラあるいはアイドル的な。
それともうひとつ。突如として挿入されるミュージカルとマジカルバナナには思わず吹き出してしまった。というかマジカルバナナはあれ、なんなんだ。わたしはりんご。いや、最初は噴き出したけれど、良かったんだよ。正直センスの塊だと思った。カメラ移動から台詞・音楽の流れまでガシガシ決まってた。あれだけでBlu-ray購入したくなった。
はい。あとはマミとほむらの銃撃戦なんかもまぁ良かったです。そしてさやかちゃんのおっぱいが可愛かったのでさやかちゃん嫌いじゃなくなった。ひどい話だ。
戻る。ストーリー。とはいえ、もう大体言いたいことは言ってしまったんだけど、ラストね。あれ友人と話してて、友人は「結局ほむらちゃん救われてないよね」という話だったんだけど、救われてないかな。物語の中では救済って言葉は使われないにせよ、願いを叶えはしてるんだから、歪んでても、まぁ、それはそれで救われてるんじゃないでしょうか。むしろ万々歳ですよ。
でもそれが気にくわない人間もいるわけで。それがさやかちゃんであり、杏子であり、なによりまどかだった。肝心のまどかに否定されちゃったらそれはほむらにとってはなにより辛い。だからこれからほむらはまどかの記憶を蘇らせないよう戦い続けるっていうこと。考えてみたらけっこうしんどいかも。まぁ今幸せならそれで良いとは思うけど。なにせラブだから。オーケー。
余談、ラストは良かったんだけど、締め方は嫌だったね。まどかにもうちょいキレのある台詞吐いて欲しかったというのもあるし、エンディング後のあのシーンも続きを予感させて勘弁してほしかったよ。続かないでよ。
以上、まどマギ劇場版感想でした。
いやホント面白くて良かった。
ではでは。
自分の気に入らないものを攻撃するはなし
※毒を吐いているので注意。無理そうならすぐにバックしていただければ。
はい。
毒は吐ける時に吐かないといつまでも自分の中にしこりが残ったまんまになるので書いておく。何に対する返答記事でもない。いろいろあって、ぼーっと感じていたことを書く。
前提として、自分のことは全て棚に上げる。つうか本題から外れるが「だったらお前できんのかよ」という返しはマジでクソだと思う。クソかつマジックワード。
さて、俺がブログを始めるにあたって理想にしていたのは「色んな考えをぶつけ合わせて物事を昇華させたい」ってことだった。このぶつけ合わせるってのは、他者を攻撃することとは別だ。つまり、なんだ、議論の輪に参加できる人間になりたかった。ブログは関係ないかもしれない。まぁともかく、まともな思考のできる人間になりたかった。
で、ブログを続けていて思った。大したことを書いてきたわけじゃないが、漫画の感想やら映画の感想やら日記やら日々ぼんやりと思ったことを書き連ねていただけだが、でも思った。どうも、他人のブログに干渉しようなんて思う人間の大部分は、俺の理想としてるような考え方をしてないらしい。自分と同じ感性と考え方を持った人間には同調して、自分と違う感性と考え方を持った人間は攻撃して、どうもそんだけらしい。ようは自分が気持ち良くなりたいわけだ。その気持ちはすげえよくわかる。特に前者はみんなやってることだろうし。でもさ、そもそも俺はそういうやり取りから抜け出したかったわけだよね。ていうか後者なんかは本当にくだらないじゃん。「自分と違う考え方をしているからといって攻撃してはいけません、議論をすることによって自分を高めるのです」みたいな話をさ、学校で習わなかったのかな。まさにそういう話をしたいんだけども。
いやまぁ、俺のような奴には、同調&攻撃タイプの人間しか干渉してこないだけなのかもしれないけど。俺unkだしな。まともな所にはまともな人間が集まってるのかなはい自虐ストップ。
ともかく、「同調&攻撃なんて反射的な行動はやめて、もうちょいものを考えて発言しようぜ」と思う。例えば、例えばさ、冷蔵庫に入った写真をうpしたりとかさ、ああいうのを叩くのはどうかと思うよね。関係ないんだから放っておけば良いじゃん。『冷蔵庫に入って写真うpする』を行った場合に下がる評価を100だとすると、『冷蔵庫に入って写真うpした奴を叩く』を行った場合に下がる評価は500だよ。
話ずれたな。そっちはどっちかっていうと偽善やら正義感の履き違えなのかな。もっとひどいか。「叩いて良いもん見つけたから気持ちよくなっとけー!」かな。気持ち悪い。ちょっと個人的嫌悪感が強いからひどい目線で見過ぎちゃってるのかもしれない。
みたいな話をね。したかったわけですよ。そしてそれに反論する人間がいて、どこをどう突くのかみたいなね、議論に発展するわけでしょ。話題はさほど選ばないから、くだらん議論がしたいんだな。攻撃し合いたいわけじゃないんだな。でも現実問題、そうはならないよね。俺の周りだけなのかな。どうなのかな。
でもさ、よくよく考えてみてもさ、twitterの有名人アカウントとか見てると、やたらと発言の穴突くような人間に攻撃されててさ(実際のところ穴でもなんでもないのにに)。随分と同調&攻撃タイプに行動を邪魔されてるなあと思う。やりたいことがあるのに、本当に関係ないところで邪魔されてる。いや、同調は味方にもなるけどね。
しかし、そういう人間に邪魔されて、「色んな考えをぶつけ合わせて物事を昇華させたい」みたいな目的が達成されないという現象が、そこら中で起こりまくってるんだとすれば、そりゃクソみたいな世の中だなあと思う。クソだよほんと。
や、とりあえず、もっと勉強しなきゃなあ。
俺の好きな漫画BEST100(コメント付き)・後編
〇前書き
前回から続いています。僕は元気です。
前編のラスト疲れていたのか算数できなくなっちゃってきっかり半分で終わってませんでした。残り49作品です。頑張ります。
〇注意事項
・あくまで僕の好みです。そして読んで覚えている範囲でしか判定できないので、あれ。他に僕の好きそうな漫画とかあったらむしろ教えてください。
・現在連載作品が優遇されている傾向があります。
・逆に、思いで補正がかかっているものもあります。
・細部覚えてないので紹介文がぐだぐだになる可能性があります。
では、以下から。
49位.幽霊塔
5巻~。嘆美な昭和エログロ世界。黒岩涙香の原作を乃木坂太郎が圧倒的画力で漫画化。内容は、江戸川乱歩をイメージいただけると、それで。ストーリーよりもなによりもこの、エログロ世界が物凄く魅力的で読んでいて面白い。wikipedia。こっちは原作。
48位.銀の匙
9巻~。みんな知ってるやつ。荒川弘の農業高校漫画。なに描いても面白い漫画家さんっているよね……。1月アニメ化の『のうりん』と絡めて読むと一層面白い。9巻の豚解体良かった。少年誌でちゃんとやってくれるんだな。wikipedia。
47位.七つの大罪
5巻~。なに描いても面白い漫画家さんっているよね……。鈴木央の大作ファンタジー。今のところ初期のマギを超えるレベル。安定感があって、つまらなくなる事はねえだろうと安心しながらわくわくできる。バンかっこいい!wikipedia。
46位.サイコメトラーEIJI
全25巻。物や人の記憶を読み取るサイコメトリーを使って猟奇殺人事件を解決するミステリ漫画とみせかけたサイコパス観察漫画。登場する犯人みんな頭がとち狂っている。絵的にも本当にえらいことになる。それが面白くて面白くてもうね!サブヒロインやら何やらが普通に殺されるのも良い。油断してるとすぐやられる。カンナビス大好き。話は、笑う死体、殺人鬼ジャスティス辺りが好き。wikipedia。
45位.いでじゅう!
全13巻。柔道漫画。といいつつも、実際は柔道ほとんど関係ない。前半はずっとコメディで後半はラブ。しかもこのラブというのが、ラブコメディでなくガチのラブで、さらに無茶苦茶心を締め付けてくる。前半のコメディどこに行ったんだよってくらいに細かくキャラクターの心情描写するしね。すごく良いんだけど。なんなの。wikipedia。
44位.ひとりぼっちの地球侵略
4巻~。たったひとりで地球侵略を試みる、孤独な先輩・大鳥希とのボーイミーツガール。地球侵略といいつつも、実際にやっているのは敵対宇宙人とのいざこざがメインだったりする。ケロロと大体同じ。が、こっちはギャグじゃなくてラブとヒューマンだ。先輩と主人公・広瀬くんの関係性に泣く。先輩がかわいすぎて生きるのが辛い。どっかの感想ブログでみた「先輩とセックスしたい」は読者共通の想いだと想う。今捜した。ここだった。wikipediaはこちら。
43位.ボーイズ・オン・ザ・ラン
全10巻。好き嫌いがすげー分かれる漫画だと思う。俺は超好き。というか単純に話が面白い。冴えないサラリーマンが理不尽な現実や絶望的な日常と闘う話。読んでいて辛いけど、ここまで熱くなる漫画はそうそうないですよ。モーモールルギャバンやらあの辺の音楽の世界に近い。wikipedia。
42位.まんがの作り方
7巻~。でた!平尾アウリ!この独特でシュールな世界を作れるのは平尾アウリだけですよ!なんなんだよ。百合漫画です。女性漫画家と女性漫画家が付き合っているけれども漫画も描くよ。ぐだぐだとしたラブコメ漫画。5巻まではシリアスパート強めだったけれども、最近段々とシュール分増してきてる。「温風の出てくるフタすごくかわいいー!」。wikipediaはなかったね!
41位.恋愛ラボ
9巻~。宮原るりは天才。そして倉橋莉子は天使。1巻から9巻までずっと可愛いところしかない。すごい。男子勢でてきてからのリコにはもう萌え死するかと思いましたね。萌え死するかと思いました。ヤンもかわいいよ。アニメ版は電波生徒会長とハーマイオニー先輩も良かったです。今Blu-rayマラソン中。wikipedia。
40位.GTO
全25巻。グレートティーチャー鬼塚。神崎が失踪する話と勅使河原が暴走する話が好き。基本的に終始お話が面白いので退屈しない。wikipedia。疲れてきた……。ちょっと後半戦、長文すぎやしないか。上位の方が愛が深いので仕方ない部分はあるんだけど。前半で残り30くらいまでいっとけば良かったね!
39位.学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
7巻~。さん、はい、ゾンビ大好き-!!こんだけオーソドックスにハイスピードなゾンビ漫画やられて好きにならないわけがない。頼むからちゃんと終わらせて欲しいです。wikipedia。
38位.まほらば
全12巻。まほらばです。アパート管理人さんとの恋愛漫画。を軸に、疑似家族のトラウマ解決物語。序盤はガンガン風萌え漫画なゆるいノリから始まり、段々と各キャラクターの内面へ踏み込んでいく。終盤の展開はすごい。おそらく、くろすちゃんねるに近い。救いはある。wikipedia。
37位.羊の木
3巻~。出所した11人の凶悪犯罪者を秘密裏に受け入れる町長。町民は彼らが刑務所に入っていたことを知らず、得たいの知れない新住民と接していく。終始、絶対にわかり合えない犯罪者との感情のすれ違いが続いていて、読んでてたまらん。いがらしみきおの絵柄が本当に気持ち悪くて良い。何度も読み返してしまう。wikipediaはない。原作は山上たつひこ。
36位.ヴィンランド・サガ
13巻~。プラネテスはどうもはまらなかったんだけど、こっちは大好き。どんだけ緻密に描き込んでるんだ。キャラクターがどれもこれも魅力的でやりたい放題なのが良い。wikipedia。
35位.すみっこの空さん
4巻~。コミックブレイドに棲む天才、たなかのかです。主人公・空さん(幼女)とカメのプラトンが哲学する話。幼女流に哲学を装飾し、周りの人間へ伝え、そして内面を作り替えていく。空さんは救いです。近所に住んでてほしい。あんなに物事の核心をついて人々を自身の内面へ潜らせる幼女いないよ。wikipedia。
34位.ジョジョリオン
5巻~。ジョジョシリーズまとめてジョジョリオンってことで。つうかジョジョリオン1巻がギャグ的に面白すぎてなんなのあれ。僕が一番好きなのは4部。じゃんけん良いよね。そういえばスティールボールランだけ読んでないので早く読まなきゃ。たぶんこのランキングでジョジョだけ全巻持ってない。wikipedia。
33位.げんしけん
14巻~(途中タイトル変更)。2代目面白すぎるよね。なんなのあの、斑目無双。いきなりハーレムラノベの主人公になりましたけど。俺妹の終盤思い出す展開。続きが楽しみでたまらん。1代目の頃はもう馬鹿みたいに荻上が好きだったんですけど、目に生気が宿っちゃって駄目になりました。光失ってた方が万倍かわいい。wikipedia。
32位.竜のかわいい七つの子
全1巻。ファンタジー×生活な短編集。もう、本当に各話の出来が良い。すごい。『金なし白祿』が至高です。まさか漫画の短編一作で泣かされるとは思わなかった。1冊ですし、みなさん是非に。良ければ前作の竜の学校は山の上も。作者wikipedia。
31位.医龍
全25巻。医大内部の闘争と人命救助の物語。キャラクターがどいつもこいつも格好良い。荒瀬は萌えキャラ。人間の感情ってのは単純に出来てないし、覚悟と信念ってのは想像以上に深い。みたいな感じで、ラスト4冊辺りの興奮は言葉にできない。wikipedia。
30位.封神演義
全23巻。藤崎竜が長きに渉る歴史(架空)をががーっと描ききった名作枠。栄枯盛衰と浪漫。藤崎竜の世界観がもうね、最高だよね。wikipedia。
29位.あずまんが大王
全4巻。僕をオタク道へ引きずり込んだもの.その3です。ちなみに、その1はおジャ魔女でその2はサモンナイトです。たぶんあずまんが大王が決め手になった。良くなかった。好きです。大阪と智ちゃんが好きです。智ちゃんが好きなのは一番肌がきれいだからです。俺の頭の中ではそういうことになっている。wikipedia。
28位.うえきの法則
全16巻。能力バトル漫画。うえきの法則は本当にね、バトルが面白い。HUNTER×HUNTERに近い。全ての能力には必ず能力を行使するための条件があって、それをうまく使ってる。ちなみに主人公・うえきの能力は『ゴミを木に変える力』。これで敵を倒す。バトル漫画って自分、バトル部分がつまんなくて飽きちゃうんだけど、うえきの法則はそのバトルが面白いから、ずっと読んでられる。wikipedia。
27位.アイアムアヒーロー
12巻~。ゾンビ!!と今では広く認知されたので言っちゃいますけど、最初はどんな漫画かすら分からなかった。1巻では淡々と主人公の日常が描かれていて、ラスト1ページでついにゾンビと対峙する。ところが読み返してみると、実はゾンビに浸食される日常がコマの所々に伏線として描かれていて、これが本当に面白かった。もちろん1巻以降も面白いです。しかしこれ、どう終わるのかな。まともなハッピーエンドはないだろうけど。wikipedia。
26位.巨娘
2巻~。巨娘はでかい。巨女ではない。身長181cm。名をジョーという。焼き鳥チェーン店の店長。で、何がでかいって器と行動と考え方のスケールだ。常識人かつ型破りっつうね。判断能力に長け、そして無茶苦茶な方法で物事を解決する。マジやばい。クール。漫画表現がすげえ面白くて1コマ1コマ楽しませる工夫だらけなので、みんな読んだ方が良いです。wikipedia。
25位.それでも町は廻っている
11巻~。紺先輩が好きすぎるね。下町商店街の日常をミステリやらラブコメやらSFの視点から描く。紺先輩が好きすぎる。アニメ版エンディング最高でした。wikipedia。
24位.アシさん
1巻~。漫画家アシスタントのラブコメ話!たいようのいえのタアモです。ラブコメとはいえ、基本コメディです。ほぼコメディです。ごめんラブコメじゃなかった。コメディです。僕は平尾アウリを崇めてるんだけども、これ読んでタアモは第二の平尾アウリになるんじゃないかと思った。すげえ面白い。まだ1巻。2巻はいつ発売されるのか。wikipediaはない。
23位.平成生まれ
全2巻。だが平成生まれ2が連載開始したぞ!!ハトポポコという鬼才が送るシュールギャグ4コマ。平成生まれの女子高生たちの物語。基本的に主人公・佐藤の顔芸で毎回吹く。間の置き方と台詞回しに圧倒的センスを感じる。やばい。2の単行本はやこい。wikipedia。
22位.ヒナまつり
5巻~。サイキッカー女子中学生とヤクザの二人暮らしなコメディ漫画。あとはホームレス女子とかバーテンダーJCとか出てくる。これでもう大体内容はお察し。平成生まれと同じく、間のとりかたと台詞のキレが半端ない。1巻の中学校立て籠もりの話が一番好きだ。wikipedia。
21位.いばらの王
全6巻。治療法のない、いずれ石へと変わってしまう奇病・メデューサ。出口のない古城。謎の怪物達。三重苦の中でなんとか生き延びようともがく人々のB級アクション漫画。7人からスタートし、淡々と散っていく。ストーリーの疾走感がものすごく、終始ハイテンションで読める。読み終えてもしばらく興奮はさめない。wikipedia。
20位.みつどもえ
13巻~。数年前の自分ならベスト3に入れてた。すれ違いシチュエーションギャグと小学生への萌えを同時に楽しむ作品。最近は前者のクオリティが下がり、後者が上がってきた。ひとは可愛すぎる。結婚したい。アニメ版のキャラソンも全て異常に出来が良かった。ヒャダインの一番旨味があるとこが詰まってる。wikipedia。
19位.甘々と稲妻
1巻~。料理のできない女子高生と!料理のできない教師が!幼女のために仲良く頑張ってご飯作る話!女子高生・ことりちゃんが可愛すぎる。基本的に僕はかわいいものが大好きです。ことりちゃんの可愛さでこの漫画の魅力半分くらい説明できる。ていうかほんとことりちゃんさー。いや、何が良いって、性格部分は置いといて、服装やら髪型やらスタイルをがんがん変えるんですよね。制服着てたり雨合羽着てたりエプロン付けてたり私服だったり眼鏡かけたり髪縛ってみたり三つ編みにしてみたりはねさせてみたりもうたまらんよ。良いからみんな読もうよ。wikipedia。
18位.不死身ラヴァーズ
1巻~。今年一番衝撃を受けた漫画。なにこれ。詳しくは前回ブログに書いたのでこちらを参照のこと。wikipediaはない。
17位.よつばと!
12巻~。説明不要。みうら大好きです。三姉妹では風香が好きです。うが。台詞のセンスすごいよね。毎回こんだけ色んなシチュエーション出して、全て楽しませるっつうのも、すごい。wikipedia。
16位.G戦場ヘヴンズドア
全3巻。大人は誰も焦れなんて言っちゃくんねえぞ!!漫画家漫画。読んでてこれほど創作意欲が高まる漫画は他にない。焦燥感ってのは武器なんだなー、と、読んでいてアホほど伝わってくる。そしてトラウマは敵。wikipedia。
15位.嘘喰い
30巻~。え、いつの間にか30巻!?ギャンブル漫画の最高峰。カイジの限定ジャンケンがずっと続いている感じです。ババ抜きと迷宮の面白さは異常。「ギャンブルで勝ってもその後拳銃ぶっ放されて殺されちゃったら結果的には負けだよね」っつう事で、『暴力』がギャンブルに深く関わっているのがこの漫画の特徴。だから、ギャンブラー同士の争いを取り仕切る賭郎なる組織も現れる。この漫画、全てのギャンブルが主人公・嘘喰いの目的のために繋がっているのも良い。連続する展開には意外性だらけで、ホント飽きない。wikipedia。
14位.うしおととら
全33巻。藤田和日郎の真骨頂。ここまでの熱さを持った漫画はそうそうない。どの話を読んでいても格好良いし涙が零れる。ラストバトルのオールスター感も最高だよね。wikipedia。
13位.レベルE
全3巻。笑いしか起きない。こんなクオリティの高い短編並べられると富樫崇めるしかなくなる。最近でいうとリーガルハイが近いノリなのかな。リーガルハイ二期クソ面白いよね。それは良いや。とにかくレベルE好き。王子のキャラ追ってるだけで引き込まれる。wikipedia。
12位.ハチミツとクローバー
全10巻。僕とハチクロとの出会いはですね。ある日戯れにテレビをつけましたら、アニメ版ハチクロ(1期)が放送していまして、瞬間、真山の背中であゆちゃんが泣きじゃくってたんですよね。「好き」「好き」と泣きながら繰り返されまして、流れ始めるスネオヘアーのワルツ。こっちも泣くわそりゃ。はまらないわけないよ。自分捜し好き。俺も気付けば森田と同じ年になったな。wikipedia。
11位.タビと道づれ
全6巻。優しい絵柄で容赦なし。コミックブレイドに棲む天才たなかのかです。ハートブロークン漫画の最高峰。同じ一日が繰り返される町へ迷い込んだ主人公・タビと周りの人々がそれぞれのトラウマと向き合い、傷つけあい協力しあいながらそのトラウマを克服していく話。警官の話は、マジ、なんなんだよ。死にたくなるよ。wikipedia。
10位.ゆゆ式
5巻~。女子高生のコミュニティ&コミュニケーション観察漫画。俺たちはあくまで傍観者だ。頭に『ゆ』の付く三人の間でしか成立しないコミュニケーションとノリを描いているからゆゆ式。ゆゆ式のことはさんざっぱらこれまでに書いてきたのでそちらをご覧ください。wikipedia。
9位.僕らはみんな河合荘
4巻~。しゃおらー!宮原るり先生は律先輩という大天使を生み出した絶対神であります!ラブコメ×下ネタ。純情すぎる主人公と律先輩を下ネタでからかう周囲の人々という構図。これも前にブログで散々書いたので、こっち参照。wikipedia。
8位.ドロヘドロ
18巻~。ミステリなのか?バトルなのか?SFなのか?ファンタジーなのか?全てはまだ……混沌の中。次巻完結……それが、ドロヘドロ!!もうたまらんよね。このブラックジョークとどろどろしたエログロ世界にどっぷり漬かる。wikipedia。
7位.アゲイン!!
10巻~。これも以前書いた。こちら参照。灰色の高校時代を過ごした主人公が過去へ意識だけタイムスリップし!持ち前の逆ギレ芸で過去の日常を変えていく話!ずっとクライマックス。展開のメリハリがやばい。一コマ一コマの演出もすげえ面白い。最高です。wikipedia。
6位.放浪息子
全15巻。先日、俺の号泣と共に完結。キャラクター達の人生を追う漫画だった。志村貴子はいつもそう。そうやって俺を泣かす。あんなちゃんが二鳥くんにとっての一番の救い。堪能しました。言葉にならない。wikipedia。
5位.からくりサーカス
全43巻。うしとらと同じ。藤田和日郎の真骨頂。こっちのが上なのは、単純にこっちのが泣かされたからだ。過去編で俺の涙腺が崩壊した。そしてそこから現代へ戻った時の、衝撃ね!全てが一本に繋がり、そんじゃ闘おうぜ!!ていうノリが最高に熱い。終盤は賛否両論ありますけれども。僕は大好きです。ラスボスの最後、良いよな。wikipedia。
4位.鋼の錬金術師
全27巻。荒川弘の大作ファンタジー漫画。キャラクターをこれだけ数多く並べて、ころころ転がして群像劇させる。最後は全員終結して無茶苦茶にやり合う。最高ですよ。やっぱ群像劇のノリが好きなんだな、俺は。一人一人が各個で闘う戦いが好き。バトロワからの流れかな。ガンガン紙上で初めて目にした時は、単にクオリティの高い漫画だな、と思い1巻購入。そして2巻で心鷲づかみ。一生付いていくと心に決めた。そんな思い出。wikipedia。
32巻~。説明不要。みんな大好き。いや、やっぱ選挙編が面白すぎましたよ。ああいう事されると、どんだけ遅筆でも富樫に付いてくしかなくなる。続きが気になって仕方ない。頼むから早く描いて欲しい。wikipedia。
2位.3月のライオン
9巻~。すごいしか言えない。将棋漫画。だけど、将棋以外のことも一杯するよ。キャラクターそれぞれがドラマを抱えていて、しかも個性的で、別々のドラマ。同じ人間は描いていない。それを毎回一人ずつクローズアップし、深く掘り下げていく。これ書くの三回目くらいだな。同じようなこと書いてあったら同じような人がハマる漫画なんだな、と思って下さい。いや、もうね、3月のライオンはすごいですよ。いじめの話は、もうあれ何なんだよ。圧倒されたよ。wikipedia。
1位.GS美神極楽大作戦!!
全39巻。前回に引き続き1位だよ!もう一生これは揺るがない気がする。だって愛着があるもん。美神が愉快な仲間達と共に妖怪やらなんやらをぶちのめす漫画。しかし、裏テーマとして、主人公・横島の成長物語というものがある。これが本当に面白い。ただの童貞臭いオタクだった横島が終盤はガチな主人公面しちゃってもうね。さらにさらに、様々な萌え属性のオンパレードで読者は飽きる事がない。SFのパロディも忘れず、毎回シチュエーションを変えて楽しませてくれる。言うことない。こんな漫画また現れないかなほんと。wikipedia。
しゃー終わった!!!
以上、俺の好きな漫画BEST100でした!!また三時間くらいかかってる!馬鹿か!二度とやんない!
後で、amazonへのリンク(表紙を載せときたい)やらランキングまとめやら追加するやもしれませんが、とりあえずこれで。三時間かけて書いたデータが消えるのが怖いので、一刻も早くアップロードしたいです今。
はい、ではでは。
とにざぶろうでした!
追記:まとめ
俺の好きな漫画BEST100(コメント付き)・前編
○前置き
急にやりたくなったのでやります。
以前、ベスト10ってのはやった(ネタバレ注意だよ!)んですが、そんなもんで僕の好きな漫画はカバーしきれないというのと、その頃から多少好みが変わっているというのもあり、もっかい書こうと思った次第。前に見た秋山さんのミステリBEST100に感化されたってのもあります。
○注意事項
・あくまで僕の好みです。そして読んで覚えている範囲でしか判定できないので、あれ。他に僕の好きそうな漫画とかあったらむしろ教えてください。
・現在連載作品が優遇されている傾向があります。
・逆に、思い出補正がかかっているものもあります。
・細部覚えてないので紹介文がぐだぐだになる可能性があります。
○目的
・俺の好きな漫画を宣伝する
・自らの好みの傾向を知る
・あわよくば趣味の合う漫画を誰かに紹介してほしい
・備忘録
・目的は全部いま考えた
では、以下から開始!
100位.花子と寓話のテラー
全4巻。えすのサカエは未来日記よりこっちのが好き。B級ホラー感が俺の心を揺さぶる。こちらwikipedia。
99位.トラウマイスタ
全5巻。とにかくハイセンス。トラウマを武器に闘う。ねじまきカギューに至る道がここにあります。そしてやはりねじまきカギューよりこっちのが好きという。デビュー作が一番作家さんの地で出てる気がして、読んでて新鮮な感じ。wikipedia。
98位.ロボとうさ吉
全5巻。青エクへと至る道が(以下略)。宇宙でロボとうさぎが頑張る話。ワクワク感がすごい。何故終わってしまったのか。wikipedia。
97位.ああ探偵事務所
全15巻。主人公・妻木のキャラクターだけで15冊読める。犬捜しやら浮気調査やら、探偵モノに珍しく現実の探偵に近い妻木。なさけなくも、やる事はやる。wikipedia。
96位.となりの801ちゃん
6巻~。言葉選びが好き。定番。801ちゃんとチベくんのオタネタかけあい4コマ。wikipedia。
95位.はじめての甲子園
全7巻。3人しかいない野球部(うち一人女、一人素人)が甲子園を目指す漫画。といいつつ、目指せるはずがないので、たいがい犬と遊んでるギャグ漫画。ただし、部員はやる気満々。たまにシリアスモードになったりする。wikipedia。
94位.壮太君のアキハバラ奮闘記
全6巻。呂不子ちゃん始めないで壮太君続けて欲しかったよ!ノリの良さは天下一品だと思う。主人公がホームレス生活する話で1冊ずるずるやってんのホント楽しかった。wikipedia。
93位.鬼灯さん家のアネキ
全4巻。姉萌えきた!血の繋がらない姉に日々いじめてもらう漫画。姉の主人公に対するデレ描写がたまりませんね!はいwikipedia。
92位.20世紀少年
全24巻(途中タイトル変更)。浦沢先生ホントに風呂敷広げるのうまいよね。読んでてすっげえ興奮する。そしてちゃんとまとめて欲しいよね。wikipedia。
91位.あまんちゅ!
6巻~。エロい!超エロい!姉ちゃん先輩最高!いつぞやのブレイド付属ポスターの先生の尻も良かったよ!ちゃんと天野こずえのポエムも好きです。1巻に1回の頻度で胸にくる。wikipedia。
90位.空想科学X
4巻~。そろそろ疲れてきたんだけど、まだ残り90もあるの?マジで?ハカセの発明でなんか脳みそがポーンとなったりする4コマです。うさだ可愛い。うさだ漫画に関係なかったごめん。wikipedia。
89位.余の名はズシオ
全4巻。終わってないのに!全4巻!主人公の脳みそがこぼれたりする漫画です。合ってる?合ってるよね?あとカニバリズム。瀬戸の花嫁の1巻を十倍ひどくした感じ。wikipedia。
88位.ばらかもん
8巻~。よつばとにガンガン成分と村社会ネタと美和ちゃんの可愛さを足すとこれが出来る。wikipedia。
87位.空が灰色だから
全5巻。読者の心を殺しにくる。短編オムニバス。1巻が至高でどんどん落ちていってしまった。5巻で終わったのは良かったと思う。最終話は久々にきた。wikipedia。
86位.デッドマン・ワンダーランド
全13巻。エウレカコンビが描くハイスピード殺し合いバトル漫画。一切遠慮せずキャラクターを殺す。西尾維新レベル。展開につぐ展開で楽しかった。wikipedia。
85位.明稜帝悟桐勢十郎
全10巻。わあ懐かしい!傍若無人な帝王が下々を治める話。合ってるかな。合ってると思う。悟桐はかっこいい。wikipedia。
84位.NHKにようこそ!
全8巻。岬ちゃん岬ちゃん岬ちゃんうわあああああああwikipedia。
83位.初恋限定。
全4巻。群像劇って最高だよね。胸がきゅんきゅんする。wikipedia。
82位.サムライうさぎ
全8巻。粛々と武士として妻(ロリ)との平和な生活を営むことを夢見る漫画。かと思いきや後半バトル漫画になっちゃってどうしたよ。ジャンプじゃなければ続いたのかなー……。wikipedia。
81位.バイオーグ・トリニティ
2巻~。舞城×大暮という奇天烈コンビのお漫画様。2巻でついに舞城が祈り始めたのでもう期待しかしていない。今のところは、たぶん能力バトル漫画。wikipedia。
80位.ひだまりスケッチ
7巻~。説明は不要だと思うので一言だけいっておくと、俺は吉野屋先生が一番好きだ。wikipedia。
79位.ONE PIECE
71巻~。やっぱ面白いよね。いや、つまらない話もあるんだけどさ。刑務所脱獄からエース救出辺りまでとか異常に面白かったしさ。wikipedia。
78位.青の祓魔師
11巻~。闘ってない時が面白い。マギと同じ。麻呂眉はいつ表紙になってくれるのか。順番飛ばされてね?wikipedia。
77位.とめはねっ!
11巻~。書道と恋。ゆるやかなテンポが読んでいて気持ち良い。これは言葉では説明しづらい。wikipedia。
76位.道士郎でござる
全8巻。西森博之で一番好き。道士郎の取る行動一つ一つが笑える。強烈すぎる。wikipedia。
75位.進撃の巨人
11巻~。きた!進撃の巨人!初めは漫画大賞を取ったこともあってかサブカル層に大受けしていて、最近は腐女子方面に流れていった。つうのも、話の内容が変わってるからだと思う。初期2巻の巨人は災害的怖さと絶望感が詰め込まれててすげえ良かったんだけど、最近はなー、別の漫画になってしまった。面白いけどさ。wikipedia。
74位.デビルマン
全5巻。名作枠。読んでいて頭抱えたくなる。なんなんだこの展開。エログロの極地。なんで死んでしもたん。wikipedia。
73位.邪眼は月輪に飛ぶ
全1巻。マタギVSフクロウ。ただしそのフクロウに見られた者は死ぬ。怒濤の展開と藤田絵の迫力は凄いとしか言えねえ。みんな読むべき。wikipedia。
72位.モテキ
全4巻。わずか4冊にこれでもかと展開が詰め込まれている。俺は展開がアホみたいに連続した話が好きなので、まー、最高ですよね!ラスト1ページは泣きそうになる。映画版も別ものだけど良かった。サブカル殺しの剣。wikipedia。
71位.苺ましまろ
7巻~。4巻辺りからアホみたいに面白くなった。笑いが止まりません。萌えもありますがほとんど笑いです。美羽は舐めたいです。wikipedia。
70位.ぼくらの
全11巻。負けたら世界が消滅する戦いが、一定周期でやってくる。操縦者はロボットとの契約をかわした子供達。ただし、ロボットの原動力は操縦者の命。負けたら世界消滅。勝っても操縦者死亡。なにこのひどい設定。馬鹿じゃないの。淡々と進行する物語が胸にくる。wikipedia。
69位.光の大社員
4巻~。社員の中で、最も光り輝く大社員となってみせるぞ!というギャグ漫画。シュールとあるあるネタの狭間。伊達好き。wikipedia。
68位.ノノノノ
全13巻。スキージャンプ漫画。男装女子が女であることを隠してオリンピックを目指す。岡本倫がまともなスポーツ漫画を描くわけがなかった。奇想天外な展開の連続で驚く。そういえば極黒のブリュンヒルデ読んでないんだけど、あれ面白い?誰か教えて下さい。wikipedia。
67位.たいようのいえ
9巻~。会社員・プログラマーな主人公が!自分に惚れている女子高生と!恋人ではなく家族として同棲する話!ふざけるなよクソが!ようするに疑似家族ものです。マジな。ヒロインはむっちゃ可愛い。wikipedia。
66位.高杉さん家のおべんとう
7巻~。地理学オーバードクターが!自分に惚れている女子中学生と!恋人ではなく家族として同棲する話!ふざけるなよクソが!まぁたいようのいえとは全然違うんですけれども、ヒロインむっちゃ可愛い。飯を作りたくなる。wikipedia。
65位.男爵校長
全6巻(途中タイトル変更)。女子高生が光の大社員みたいなことをするかと思いきや、意外と真面目に青春と進路について頭を悩ませる4コマ漫画。この、秋の夕暮れみたいな雰囲気がたまらん。wikipedia。
64位.ヨイコノミライ
全4巻。ははっ。心を抉る版げんしけん。創作要素がふんだんに盛り込まれてるせいで、創作経験のある読者の大半が死ぬ。果たして救いはあったのか。wikipedia。
63位.海月姫
12巻~。オタク女子の恋愛とファッションと戦い。と、ガチっぽい印象を受けるが基本的にコメディ。時代に合わせたパロネタが笑える。さすが東村アキコ。wikipedia。
62位.総合タワーリシチ
全3巻。なんで3冊で終わってしまったの?百合成分3割!今は亡きつぼみで連載されていたハイテンションコメディ。もうね、3冊ぶっ続けで、なんなのこの勢い。変顔とコマ割りと演出。全てにパトスが込められている。とにかく速い。なんでつぼみ消えてしまったの?wikipediaの専用ページもないよ!新田さんに教えてもらった枠。
61位.魔人探偵脳噛ネウロ
全23巻。独特の世界を堪能する漫画。つまりドーピングコンソメスープってこと。終盤の展開は本当に素晴らしい。ネウロが格好良い。wikipedia。
全5巻。忍者同士の殺し合い漫画。最高だよね。俺の好きな要素しかない。バトロワ愛好家なので、殺し合ってくれる話は、大体好きです。そういえば山田風太郎読まなきゃなあ。wikipedia。
59位.賭博黙示録カイジ
全13巻。カイジは第一シリーズが一番。というか限定ジャンケンこそ至高。なんだあの面白さは。やっぱね、前提としたルールがあって、どうルールの穴と突いて場を掌握するかってのは、ギャンブル漫画の醍醐味だよね。限定ジャンケンは一発ネタで解決するんじゃなくて、思考を積み重ねてどんどん新たな作戦を打ち出していくのが良い。wikipedia。
58位.Sakura Cluster
1巻~。完結していない!完結していないはずだよ!2巻をずっと待ってるよ!リヨ先生ラブな私なので。そりゃあもちろん楽しめないはずないです。リヨ先生の動画こちら。2巻はやく!内容は女の子ロボとの交流を主としたコメディです。wikipediaもないよ!
57位.ブラック・ジャック
全25巻。名作枠。言うことないです。wikipedia。
56位.よんでますよ、アザゼルさん
9巻~。ブラック・ジャックのあとでこれだよ!とにかくもうね、下ネタのオンパレードです。ブラックジョークのアホみたいに飛ばす。漫画家の話はたぶんアニメ化したら批判の嵐だったかと思うよ。イソギンチャクはやってほしかった。wikipedia。
55位.金田一少年の事件簿
56巻~。シリーズ分かれすぎててもう把握できないいいい。最近のは買ってないけど。好きなのは、「異人館村」「墓場島」「天草財宝伝説」あたりかな。あと黒死蝶のロリも良かった。金田一は推理というより、雰囲気と状況が好きなんだよね。おどろおどろしさというか。最近のはそれがなくて、何か。あー、おどろおどろしさといえば、堂本剛版のドラマは本当に良かった。もっかい観たい。そして、小説版の電脳山荘殺人事件は最高級に面白いミステリ。クローズドサークル最高。あれは必読。……なんか語りたいこと一杯出てくるな。もっと上位でも良かったかも。wikipedia。
54位.ぽてまよ
全5巻。絵柄からは想像も出来ない、異常性愛者しか出て来ないコメディ漫画。ぐちゅ子に癒やされる。あらためてひどい名前だ。アニメも面白かった。香菜ちゃん。終わったのが惜しい漫画だ。つうかアニメ二期やんねえかな。やんねえだろうな。wikipedia。
53位.OとKのあいだ
全1巻。OとKのあいだ。それはA。秋葉原です。秋葉原を舞台にした短編恋愛オムニバス。恋愛といいつつギャグがメイン。しかし、締めるところはしっかり締めて心をきゅんとさせる。平尾アウリ大好き。wikipediaはない!
52位.ラッキー・ブレイク
2巻~。アイラブ平つくね(真のエロ同人最高です)によるデザイナー漫画。当初はあまり期待していなかったのに、すげえ面白い。なんだこれは。4コマでここまでストーリーがしっかりしている漫画はかなり稀。さすが。wikipedia。
51位.ニセコイ
8巻~。ニセコイisCOOL。ニセコイは萌えと変顔により構成されている。表情一つでここまでの萌えを発揮できるのは凄い。ニセコイisCOOL。wikipedia。
50位.マギ
18巻~。すももももももから一転。大作ファンタジー漫画。ワクワクドキドキの塊。読者を童心にかえらせてくれる。モルさんかわいいよ!青エク同様、闘ってない方が面白い。wikipedia。
よっしゃ!ようやく50位まで終わった!
というところで僕はもう疲れて死にそうです。ここまでもう3時間とかかかってっからね!開始してしまったことを後悔している僕です。
つうわけで、残りは後編で。
よろしくお願いします。
ではまた来週。書けるといいな!
とにざぶろうでした。
『不死身ラヴァーズ』今年一番の当たりかもしれない話
※ちょっとだけネタバレ注意
前評判なんも仕入れずに、とらのあなで購入金額1000円へ届かせるため(池袋店で1000円以上金払うと100円引きクーポン使える)に購入した『不死身ラヴァーズ』。が、無茶苦茶面白かった。
タイトルでちょっと損してる気がしなくもない(ゾンビものっぽいよね)し、みんな読んで俺へ感想を語りかけてくる人になって欲しいので宣伝のため書く。
これ。
- 作者: 高木ユーナ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2013/09/09
- メディア: コミック
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まず設定が凄い。
主人公「甲野じゅん」は「長谷部りの」のことが大好き。だから告白する。すると長谷部りのも甲野くんのことが好きになる。その瞬間、長谷部が世界から消える。そして長谷部が再びリセットされて世界に出現する。また甲野くんは長谷部に告白する。以下ループ。
意味わかんない。ぱねえな。けどこれで物語続けてる。
システムは明白で、甲野じゅんと長谷部りのが両思いになった瞬間、長谷部りのは世界から消える。甲野くん以外全ての人間の記憶が抹消され、存在もなかったことになる。新たに現れる長谷部りのは名前と容姿だけ同じで、年齢や性格はばらばら。別の人間とも考えられそうなくらいだ。例えば、最初の長谷部りの(甲野くん小学生)はクラスメイトで優しげな花屋の娘。二番目の長谷部りの(甲野くん中学生)は後輩ギャル。全然違う。
でも、何度リセットされても、それは長谷部りの以外の何者でもない。だから甲野くんは新たな長谷部りののことを無条件で好きになるし、繰り返し告白して両思いになる。好きだから。甲野くんのラブは(そして長谷部りののラブは)長谷部りのが何度消えても死ぬことはない。だから、不死身ラヴァーズ。だと考えられる。
以上、大まかな概要。
まず考えるのは、リセットされて再び現れる長谷部りのをすべて同一の存在と見るかどうか。つまり、彼女たちはみんな長谷部りのなのだとしても、一代目、二代目、三代目といった具合に、システム上「長谷部りの」という形をとっただけの、別々の存在なんじゃないかってこと。前述したけど、同じなのは名前と容姿くらいだもんよ。例えば、アマガミ辺りで、全ヒロインの立ち絵と名前欄に全て絢辻さんのものを当てたとして、それで全員絢辻さんってことになるのかって話。なるのかな。どうなのかな。
で、甲野くんの場合は、それで全員絢辻さんってことにした。絢辻さんの面被った美也ちゃんってことにはしなかった。長谷部りのは長谷部りの以外の何者でもない。それを読者に伝える演出が素晴らしいよね。甲野くんの実直な感情ががしがし作品内を動き回る。
しかし、やっぱりギャルゲ的な側面はある。ようは、甲野くんは長谷部りの攻略を延々と繰り返すわけだ。「神のみぞ知るセカイ」では複数の女の子を何度も攻略するわけだけど、こっちは同じ女の子を何度も攻略する。あちらは成功報酬があるのに、こちらは、ない。自らの欲求に基づき、甲野くんは長谷部りのが好きだから告白する。消えちゃうのに。少しエゴイスティックではあるけど、永遠に告白を繰り返すのを全く躊躇しないのは、やはり甲野くんのラブゆえだ。すごく舞城王太郎です。
いやー、今後の展開はまったく読めないな。どうすんだろ。いや、告白と消失を繰り返すんだろうけど。それでも作品全体としてのストーリーってのは進むわけで。3話なんか、マクロとミクロの設定を対比させたりして(ネタバレ防止のため曖昧な表現)最高でしたね。2巻は甲野くん大学生、長谷部りの中学生らしいけど……。あ、ちょっとだけ展開予想できそう。楽しみだなー。11月早くこい。
はい! というわけで、不死身ラヴァーズ、超おすすめ! みんな読もう!
以上、とにざぶろうでした。
はがない9巻凄い。
※ネタバレ注意
- 作者: 平坂読,ブリキ
- 出版社/メーカー: メディアファクトリー
- 発売日: 2013/08/27
- メディア: 文庫
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タイトル通り、凄かったので、どう凄いのか書く。
ネタバレしなくちゃ言いたいことは何一つ言えないのでがんがん飛ばしていきます。できれば既読の方だけお読み頂ければと思う。
ひとまず、前巻までの簡単な流れ。
1~6巻: 夜空が隣人部を設立し、友人のいない人間を集めて楽しく遊ぶ。
その過程で、夜空・星奈・理科・幸村の4名が小鷹に好意を抱く。
それぞれがそれとなくアプローチをかけるが小鷹はそれに気付かない。
7巻:理科が『実は気付かない振りをしていただけ』の小鷹を鋭く見抜く。
8巻: 星奈が隣人部全員の前で小鷹に告白する。
小鷹、気付かない振りを続けようとするが、さすがに誤魔化せず逃走。
理科、逃走した小鷹と大喧嘩。後、『本当の友達』に。
Connect:小鷹と理科が『本当の友達』になったのを目撃した夜空、逃走。
ざっくばらんに言えば、6巻までの日常をネタに、7巻から闘争を繰り広げるという構造になっている。本当に、これまでの馬鹿なノリが嘘のようにキャラクター同士がやりあってる。作品内で自作のアンチをやっているようにも思える。
しかし、この変化も、当然といえば当然だった。というのも、「友達が欲しい」という共通した想いでまとまっているように見えて、その実、各キャラクターの願いがそれぞれ相容れないものだからだ。これが物凄く面白い。
まず、小鷹。はがないの物語は、基本的に小鷹という男版サークルクラッシャーを中心に回っている。女だらけの隣人部でただ一人の男、小鷹。全員が小鷹に惚れている状況で、小鷹が特定の相手と付き合い始めたら、当然、隣人部というサークルはクラッシュする。そして、その決定打となりうるのが、星奈の告白だった。
星奈は小鷹のことが好きで、まぁ、小鷹も星奈が好きだろう。けれど、両者の決定的な違いは、隣人部の馬鹿騒ぎを存続させるという目標を据えているかどうかだった。だから小鷹は「え?なんだって?」とアプローチを誤魔化し続けた。自分がサークルクラッシャーである事を理解しているから。だから、星奈の告白を受けるわけにはいかなかった。結果、逃走である。で、外部コミュニティの女の子といちゃつくわけでお前ホント(以下略)。だから理科もキレたという。
次、理科。理科は友達が欲しかった。小鷹に好意を抱きはしたけれど、どうやら小鷹との交際よりも、友情を形作る方が理科には重要なようだ。だから小鷹を正し、そして、小鷹と本当の友達になることを誓い合った。
星奈。前述した通り、星奈は隣人部の存続よりも小鷹との交際を優先している。というか、した。もしかしたら、星奈は自身の力量があれば、小鷹の交際と隣人部の存続を両立できると考えているのかもしれない。
夜空。小鷹への独占欲が非常に強い。友情と愛情を同時に欲しているが、どうやら対象は小鷹のみ。愛情を星奈に奪われ、友情を理科に奪われたので、逃走。
幸村。後述。
ロリ組はおそらく明確な望みはないだろうが、アイラブマリア(マリアが一番かわいいよ!)に関しては、隣人部を奪われた場合、彼女の行く先はない。今後メインの話を作って欲しいです。
という状態で9巻に突入したわけですよ。期待するに決まってる。そして期待以上だった。逃げ続けた小鷹がようやく動き出した。
まず小鷹がどうしたか。小鷹の目標は隣人部存続である。だけど、星奈のことも好きだし付き合いたい。だから、土下座して星奈に頼み込んだ。「お前のことは好きだけど隣人部のために付き合うのは我慢する。お前も我慢してくれ」。そしてそれを受け入れる星奈。凄まじい清々しさだ。
けれど、了承した星奈にとって、それは本意ではない。きっといつかは崩壊する。とりあえずの、一時しのぎのはずだ。しかし、他に方法がないのだから、小鷹はそうするしかなかった。
で、夜空逃走問題に立ち向かうわけだが、これはすぐに解決した。夜空の逃走先が小鷹家だったので。しかし、夜空は以前の自信を全て無くし、卑屈化。以前の夜空を取り戻すこともできぬまま、物語は新展開を迎える。
小鷹が逃走先に選んでいた生徒会メンバーと共に、隣人部が温泉旅行へ行くことになったのだ。二つのコミュニティが共に旅行へ行くにあたって、浮き彫りになったのが個々の人間関係の複雑さだ。小鳩は夜空と小鷹を慕い星奈を嫌う。星奈は小鳩と小鷹を愛し、マリアを疎う(かわいそう!)。理科は小鷹以外に友情を築けない。
そして幸村は、小鷹を慕い、なんと生徒会メンバーと友情を築き上げた。隣人部の外へ、自らの意思で進出を始めたのだ。しかも、すでに隣人部よりも生徒会メンバーとの情の方が強い様子。明確に夜空を切り捨ててもいる。
さらにもう一つ。生徒会の頂点、生徒会長と夜空が腹違いの姉妹関係にあることが明らかになった。おそらくは、これが夜空復活の鍵となるのだろうが、夜空はさらに沈み込んでいく。というところで、9巻が終わった。
や、マジで面白い。
これ何が凄いってお前、日常系ラノベにおける典型的なコミュニティを、キャラクターが自分たちでそれが尊く脆いものだと認識してるってところだよ。6巻までで散々馬鹿らしい、ともすればくだらない日常劇を繰り広げておいたというのがまた良い。取り戻すべき日常が小鷹と読者とで共有されてる。
しかし、なんでもないように見えたコミュニティのどろどろした裏側を、8巻と9巻で嫌というほど見せつけられた。真実を明確に認識してしまった今、小鷹と理科は、以前と変わらぬコミュニティを果たして維持できるのだろうか。維持できたとして、現在のメンバーを全て繋ぎ止めることはできるのだろうか。つうか最近なんか理科がメインヒロインみたいになってきたよね。すげえ。
いやはや、10巻が楽しみで仕方ない。
みんな、はがない読もう!そして語り合おう!
以上。ではまた。なんかの作品で心動かされたら書きます。
とりあえず来週はパシフィックリム観る。