2013年度コンテンツベスト10 俺調べ
2012年度はこちら。
怒濤の年末を過ごしており、ようやく時間ができたので書きます。
去年も前口上を述べましたけども、僕はコンテンツ全般好きで好きでアニメも映画もゲームも漫画も小説も音楽も好きで好きでたまらんのですね。
しかしまぁ自分で伸ばせる手の範囲というのは限られており、かつ浅く広くという矛盾した理念の元に消費をしています。ゆえに、ジャンルごとにランキングを作るには消費量が足りず面倒なので、ざっくばらんにコンテンツ全部まとめてマイランキング作っとこうという話でした。
ただ今回、音楽とキャラクターはちょっくら別にしてみようと思いついたのでやる。
目的は、趣味の合う友人を探すこと。備忘録。僕の趣味を知っていただくことによって、好きそうなコンテンツをすすめてもらう。などです。
はい。ではまずコンテンツから。
【コンテンツ】
10位 艦隊これくしょん
艦隊これくしょん -艦これ- 鎮守府生活のすゝめ Vol.1 (エンターブレインムック)
- 作者: TECHGIAN
- 出版社/メーカー: KADOKAWA / エンターブレイン
- 発売日: 2013/10/18
- メディア: Kindle版
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仕方ないね。
艦隊これくしょんは淡々と続けられるのが良い。イベント頑張んなくても許される。ありがたい。僕は頑張んない勢です。ただ淡々としすぎていて、プレイを忘れてしまいがちになる。今スクフェス頑張ってるので提督休業中。
最初は好きなキャラクターあんまりいなかったのに二次創作やらなんやらで北上やら時雨やら天龍やら加賀さんやらへ多大なる興味を示すようになりました。や、北上は初めから好きだったけども。あの気怠げな声、最高だよね!
9位 THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 018 安部菜々
THE IDOLM@STER CINDERELLA MASTER 018 安部菜々
- アーティスト: 安部菜々(CV:三宅麻理恵)
- 出版社/メーカー: 日本コロムビア
- 発売日: 2013/05/22
- メディア: CD
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CD単体です。
もうね、本当に良かったよね。僕は音だけで物語を楽しむってのが苦手なので、ドラマCDにもあまり興味がなかったんですけど、これはそんな僕の苦手意識を完全に取り払ってくれました。
想像していた安部菜々像そのまんま。なんだこれー。ドラマだけでなく楽曲もすごくよく出来てる。完璧すぎる。「乗り過ごしちゃったぁ~っ! からのー! 1! 2! ななー!」え。マジかわ。
8位 不死身ラヴァーズ
今年一番衝撃を受けた漫画です。
ほぼ舞城王太郎。感想は以前ブログに書き連ねたのでこちらを参照ください。
7位 放浪息子
キャラクターの人生を追う漫画。志村貴子。最終巻。
もうね、泣くよね。これからどうなるかは知らんけども、全てのキャラクターが静かに変化していった。二鳥くんの髭剃りで泣かされて、マコちゃんのお母さんで泣かされて、最終話はもう泣きっぱなしだった。あかんわ。なんなん。こんだけ長い年月、読者としてキャラクターの人生に付き合ってきたんだから。そりゃあ泣くわ。
6位 かぐや姫の物語
ラストのかぐや姫と翁&媼の別れのシーンで 震えた。僕はどうしようもなく意思の強いキャラクターというのが無茶苦茶好きなんですけど、あのシーンのかぐや姫は尋常でなく強かった。罪と罰、そして自らの過ちを踏まえてのかぐや姫の決意がぶっささる。
あとはそう、地井さんの演技もやばかった。かぐや姫の出会いから別れまで、間違った愛情で溢れててもう。
女童は天使枠。
5位 ラブライブ
ラブライブ! (Love Live! School Idol Project) 7 (初回限定版) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: バンダイビジュアル
- 発売日: 2013/09/25
- メディア: Blu-ray
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まんまとはめられた。つっても切っ掛けはスクフェスで、かなり後期から入ったんですけど、やー、にこね。矢澤にこが天使でした。上にも書いたけども、意思のむっちゃ強いキャラクターが好きなんです。
アニメも単純に出来が良かったし、なにより楽曲。楽曲がすごい。いや、微妙な曲もたくさんありますよ。でも、こう、90年代のJ-POPを切り貼りして作ったかのような楽曲群は胸にきますよね。まめふぇす2とかたまらないです。あと乙女式れんあい塾。ラブライブの楽曲は①『キミのくせに!』②『Mermaid festa vol.2』③『乙女式れんあい塾』の順に好きです。
4位 リーガルハイ
リーガルハイ2期です。
去年の1位は文句なしにリーガルハイだったんですけど、今年のリーガルハイはそこまででもなかったです。
や、1,2,6,7話はすごく面白かった。特に1,2話の締めは格好良すぎ。SLYへの入り方ね。画面とエンディング曲の合わせがものすごく気持ち良い。終わり良ければすべて良し。そういう意味では最終話けっこう良かったです。1期は最終話だけ微妙だったので。2期のあのオチはひどいw 公式でやることかよ!
3位 甘々と稲妻
料理のできない高校教師と料理のできない女子高生が娘のために頑張ってご飯を作るお話です。
ブログで感想を書くのは三回目な気がする。万人向けというわけではないかと思いますが、むっちゃ面白いです。
ことりちゃんマジ……。
2位 最強のふたり
最強のふたりコレクターズエディション(初回限定仕様) [Blu-ray]
- 出版社/メーカー: アミューズソフトエンタテインメント
- 発売日: 2013/03/22
- メディア: Blu-ray
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公開は去年の冬だけど、Blu-ray発売が今年だし僕が観たのも今年なので、今年ってことで良いよね!
最強のふたりです。半身不随の白人富豪と前科持ちの黒人青年の話。物語の流れ自体は実話を元にしたということもありド直球なのですが、やー、本当に面白かったです。
コメディと感動が軽快なスピ―ドで交互に押し寄せてくるので、まったく飽きません。感動といっても、いわゆる泣かせる演出ではなく、しんみりと心にくる。ラストの二人の表情には圧倒されます。シナリオも全ての伏線を上手に回収していて、なんの不満もありません。
この映画のなによりの特徴は、コメディ部分で障害者であることをネタにするって点でしょう。腫れ物に触るどころか、もうどんどん踏み込んでいく。「健常者用のチョコだから障害者は食えねえw」みたいな。で、それで観客はどん引いたりはしない。バランスが絶妙なんだな。ぜひ。
1位 風立ちぬ
ここまで心に刺さると、さすがに1位になる。
以前書いた感想はここ。
風立ちぬというのは、自らに襲いかかる様々な天災や人災を全て放り投げて、ただひたすらに自らが生きたいように生きるというお話で、創作に関わる人間なんかが観るともう言葉にもならない感動が押し寄せるという。すごい映画でした。
で、好き放題やりたい放題に生きようがそれでも弱さってのが露呈することもあって、それを補うものが何かっていうとね、そこはラストの台詞に繋がってきますよね。
鑑賞後、がむしゃらに気力の湧く映画でした。やる気が出ない時や忙しくてたまらない時なんかに観ると泣くと思う。宮崎駿、こういう映画たくさん作ってほしいです。
【音楽】
1グループ1曲縛りでいきます。
アニソン多いな……。アニソンばかり聴いているわけではないよ!
10位 キミのくせに!/lily white
【ラブライブ!】lily white「微熱からMystery」試聴動画 - YouTube
コンテンツパートで書いた通り。ラブライブマイベストソングです。
9位 ダーティサイエンス/RHYMESTER
表題曲。やー、格好良かった。叩き付けるようなラップがたまらん。
8位 恋は渾沌の隷也/後ろから這いより隊G
一期のOPよりこちらの方が好き。サビとメロの流れがきれい。
7位 Be My Friend/隣人部
『僕は友達が少ないNEXT』OPテーマ「Be My Friend」 - YouTube
電波×センチメンタルというのがそもそも好きなんです。MOSAIC.WAVの『片道きゃっちぼーる』とか。
6位 でんでんぱっしょん/でんぱ組.inc
でんぱ組.inc「でんでんぱっしょん」MV【楽しいことがなきゃバカみたいじゃん!?】 - YouTube
聴き始めたのは2ndアルバムの発売から。これも『Be My Friend』と同じ理由で大好き。サビのかけあいがすげえ楽しい。偉人伝!?
5位 Get Lucky/Daft Punk
Daft Punkはディスカバリーがすげえ好きで、以降のアルバムは微妙だったんですけど、これは久しぶりのスルメ曲でした。ずっと聴いていられる。Digital Love思い出すね。
4位 孤独のあかつき/椎名林檎
ほぼ東京事変。心の琴線に触れます。
3位 カルテル/アスタラビスタ
カルテル(amigo edit)/アスタラビスタ - YouTube
僕の好きな日本のHIPHOPというのはこういうのを指します。ド真ん中。RIP SLYMEやKICK THE CAN CREW、SOFFet。あの頃のメンバーが集結してもっかい同じようなことをしています。最高です。
2位 気の置けない二人/RIP SLYME
俺の一番好きなアーティストったらRIP SLYME以外にありません。今年はシングル三枚にアルバム一枚とすげえ勢いで曲を発表してくれて嬉しかったです。
その中で一番を選べっつったらアルバム収録のこれですね!トラックもシンプルかつメロウで、ラップも格好良い。文句ない。宮原永海いるし。
他には『フラワーチルドレン』『ロングバケーション』『SLY』辺りが特に好きでした。来年のRIPも楽しみにしてます。
1位 デートTIME/ミネラル☆ミラクル☆ミューズ
Samurai Flamenco EP04 ED1 - Date TIME [English ...
もう何回リピートしてるかわかんないくらい聴きまくってます。やっぱ歌唱部分よりなによりトラックの出来が良い曲が好きだ。
イントロからメロからサビまで、トラックに乗せて綺麗に流れていく音楽が最高に気持ち良いです。
サムライフラメンコ2期もどうかミネラル☆ミラクル☆ミューズのEDでありますように!
【キャラクター】
10位 真野まり/サムライフラメンコ
やー、今年一番のキチガイキャラですね!登場時から若干の戸惑いは覚えていましたが、まさかここまでとは思いませんでした。アイドルで電波で自己中で制服フェチとか大丈夫なの?
9位 神月・フェラーリ/ガリレイドンナ
神月・フェラーリ (かづきふぇらーり)とは【ピクシブ百科事典】
次女最高やで……。気高く見えてむっちゃ弱いのが良い。たまりません。そんで自分の弱さと戦うってのが最高にもえます。
8位 末広安那/放浪息子
最終巻のあの天使っぷりはなんなんだろう。全てを受け入れてくれる。やばい。やばい。ぱね。うま。
7位 倉橋莉子/恋愛ラボ
リコかわ……。アニメよりも原作の方が好きです。宮原るりの絵が完全に命を狙いにきてる。カラー絵とか。
6位 コルニ/ポケットモンスターXY
命、爆発!!
ひだまりスケッチの宮子に責任感を持たせて大人にした感じです。無邪気さと真面目さのバランス大好き。
5位 安部菜々/アイドルマスターシンデレラガールズ
コンテンツパートで述べた通り。CD最高でした。
4位 北上/艦隊これくしょん
あの気怠げな声、最高だよね!もう、台詞の一つ一つがツボにはまる。女子高生くさくて良い。援助交際っぽくて良い。「まぁ……主砲は……そう……まぁ……そうねえ」なに言ってんだおまえ!かわいい!!!!
3位 大鳥岬/ひとりぼっちの地球侵略
ひとりぼっちの地球侵略 (ひとりぼっちのちきゅうしんりゃく)とは【ピクシブ百科事典】
読めばわかるかと思いますが、尋常でなく可愛いです。僕の趣味にクリーンヒットです。強かったり弱かったり頭良かったり悪かったり。これで先輩ってのがなによりきゅんきゅんくる。
2位 飯田小鳥/甘々と稲妻
甘々と稲妻は小鳥ちゃんのために存在している。もう何が良いってホントに表情多彩。ころころ表情が変わる。そして外見もころころ変える。眼鏡だったり三つ編みだったりジャージだったり制服だったり。読もう。
1位 矢澤にこ/ラブライブ
何度も書いてますが、意思の強いキャラクターが大好きなんです。誰よりもアイドルへの思いが強いのにあまり理解されなかったり、のくせして後輩思いだったり。目に見えづらい天使っぷりを発揮されると僕はころりとはまります。表情豊かだし可愛いし。あとカーディガンが好き。これからもにこと共に生きてゆく。
はい! つうわけで以上! 書くのにすげえ時間かかったね!
いやしかし、なにはともあれ。今年も良いコンテンツばかりで楽しい一年でした。
来年も楽しめますように。
ではみなさま。よいお年を。
『エロマンガ先生』読んでちょっと泣きそうになった話
※微ネタバレ注意
読んだので書く。
やー、良かった。むちゃくちゃ丁寧だった。
というか俺妹であんだけ真面目だった作者なので面白くないはずがないね!!
まぁ突然に俺妹の話し始めますけども。あれ何が良いって、広い目で見ると、ゲームのシナリオが本編の一部だったことだよね。最終的な構図がヒロイン勢による主人公取り合いというものなんだけど、それぞれのキャラクターの恋愛的強度を高めるためにゲームを使ってた。ライトノベルというのはゲームではないから、最終的に選択されるヒロインは一人しかいない。そこを賭けてヒロイン達は争うわけだけども、ゲームのおかげで、「どのヒロインが選択されてもそこまでおかしくはないでしょ?」という説得力がもてた。それぞれのエンディングとストーリーを見せつけておいて、どれが正史になるかな? ていう。ランスかよ! はい。で、同時に、ゲーム版というのは後から振り返ってみれば、主人公とのエンディングを迎えられないヒロイン達の救済でもあった。最終巻もゲームを踏まえていて、現れるヒロイン達を切って切って切りまくるという展開は熱くなりました。すごい小説でしたね!
俺妹の話終わり。エロマンガ先生の話する。
まず、一番大きなポイントは。俺妹がオタク賛美だとしたら、エロマンガ先生は創作賛美だということ。オタクがある程度一般化してしまった現在、かつてのオタクにあたるマイノリティは創作家。ジャンルは小説かもしれないし歌かもしれないしイラストかもしれない。とにかく創作は楽しいし素晴らしいというのを訴えてきます。ビバ! ぶっささり! ラストの締めとか最高だった。「わぁ! これぞ一巻!」という気持ちにさせてくれます。ぼくも趣味で小説を書いていたりするので余計にキます。さらに言えば、俺妹を読んで「じゃあ創作賛美すればうけるんじゃない?」なんて思って今年の初め辺りに小説を書きあげていたりしたので余計にキます。あれはそのうちどこかで供養しよう……。
二つ目。読者の共感得るのうますぎ。丁寧っていうのはそういうところ。もうホントすごい。勉強になります。創作賛美もそうだけど、叩きへの反発とか、ニコニコ文化の肯定とかね。オタク賛美≓創作賛美に関して、俺妹には桐乃っつう代弁者がいた。エロマンガ先生での代弁者は主人公。ヒロインである妹。そしてライバル作家。多い!! で、そいつらがみんな「創作楽しいー!」って話をしますからね。こっちは泣きそうです。今後はどこかでたくさんの敵が現れるんだろうか。楽しみです。
最後、三つ目。俺妹の前提を踏まえており、最初からクライマックスです。ざっくり俺妹で例えると、桐乃-京介-地味子の三角関係がすでに可視化されてる。矢印が見える! 早い! 読者も俺妹の結末を知っているので、じれったく恋愛に進展するのを待たせるつもりは毛頭ないらしい。ありがとうございます。ていうか、地味子のポジションにあたる(ちょっと違うけども)キャラクターが完全に加奈子なんだけどさ。作者は加奈子好きすぎじゃない? いや俺も加奈子大好きだよ!!!! なんで真エンド加奈子じゃないんだよ!! なんなんだよもう!!
というところでこの感想を終えたいと思います。
みんなエロマンガ先生を読もう。タイトルもうまい。このインパクトと語呂の良さなんだよ。
はい。ではまた!
【ネタバレ】『かぐや姫の物語』における罪と罰について解説
※ネタバレ注意
友人がわからないとのことだったのと、映画感想掲示板など眺めると理解されないまま批判されているのが嫌だったので。
間違ってたらごめんなさい。と、臆病なのであらかじめ保険をはっておく。
ご意見あればコメント欄にお願いします。
はい。
端的に表せば、
罪=汚れた地である地球に憧れたこと。
罰=汚れた地である地球で生活すること。
です。かぐや姫もさらっと言ってた気がする。
元々かぐや姫のいた月というのは天上界(仏いるし天女いるし)のことで、そこから見ると地球というのは汚れた地。下界なので。さらに言ってしまえば、生を謳歌すること=汚れた行為。天上界では、下界で、生を謳歌してはいけなかった。
なので、天上界の存在からしてみれば、地球で生きることは十分にかぐや姫の罪に対する罰となりえた。罪人を汚れの中へ放り込む。
けれど、かぐや姫にしてみれば、その罰は願ったり叶ったりだった。地球=汚れに憧れたかぐや姫にとっては罰なんでもないから。
で、そこで誤算があるとすれば、かぐや姫が自らの憧れを忘れてしまっていたことだった。地球に堕とされるにあたって、清浄な世界である月の記憶は取り払っておくのは道理。罰として汚してやろうというのに、清浄なものをかぐや姫の中に残しておく理由はない。
地球に堕とされた後。運良く、かぐや姫は翁に拾われ、生を謳歌することができた。翁と媼と捨丸たちの元での生活はかぐや姫にとって幸せだった。
けれど、翁は、現在の自分たちの生活がかぐや姫の幸せだとは思わなかった。まさか天上人=姫が自分たちの生活に憧れを持っているだなんて思わないでしょう。なので翁はかぐや姫を都での屋敷生活に引っ張っていった。この屋敷というのが、疑似的な天上界にあたる。つまりかぐや姫は生を謳歌できなくなった。汚れから離れた。
最終的にどうなったかというと、かぐや姫は屋敷生活に嫌気がさして月に助けを求めてしまった。月から見れば、汚れに耐えきれなくなってかぐや姫が自らの罪に対する許しを請うたかのように見える。実際は逆だけど。とにかく、かぐや姫の罰は終わりを告げた。
かぐや姫は、そこでようやく自らの罪と罰を思い出す。けれど時すでに遅し。罰は終わる。かぐや姫は最後の一瞬だけ捨丸と共に生を謳歌し、月への迎えを待った。
月から天上人がやって来る。翁や媼との最後の対話(再三だけど、これは月からすれば汚れと接する行為)。これを天上人に「汚れてしまいます」と窘められたかぐや姫は「生を謳歌することは汚れでもなんでもない」と啖呵を切る。つまり、自らの犯したとされる罪と罰は、罪と罰なんかじゃないというのを訴えた。しかし天上人からすれば「かぐや姫は汚れてしまったんだな」とうつるから、記憶を消すことで、かぐや姫の汚れを取り払った。地球へ堕とされた時と同じ。罰として清浄なものを払い、罰は終わったので汚れたものを払った。
そして。自らの本意とは別に、かぐや姫は月へと帰っておわり。
以上です。
かぐや姫の物語。超面白かったね!
※終わりにもいっかい。間違ってたらごめんなさい。
アニオタ的に考えて、映画ってすげえ気が楽。
ふと思った話。
アニメでも漫画でもそうなんだけど、オタクの関わるコンテンツってのはおおよそ縦にも横にも広がりが大きい。
縦という意味では、代表的なのはTVアニメ。一本のアニメを楽しむには、およそ12話、欠かさずに鑑賞しなければならない。1度も欠かせない。話に付いていけなくなるから。漫画にしても、完結までずっと追ってなきゃ駄目。ものによっては、外伝やスピンオフなんてのも含まれ、ひどい時にはそれがメインストーリーに必須な場合もある。
横という意味では、メディアミックス。例えばモバマスなんかだと、キャラクターCDがそれにあたる。元々ゲームであったものが漫画になったりアニメになったり。一部で事足りるのならそれでも良いけれど、割かしモバマスのキャラクターCDは必須になっている部分があると思う。
つまるところ何が言いたいのかというと、この『必須』っつうのが、コンテンツを楽しむ上でかなりの心理的抵抗になってるってこと。そもそも導入の段階で「本当にこのコンテンツに関わって良いのか? 俺に全部追う余裕ある?」っていう目算が始まる。新規層が参入しづらいんだな。
この、新規層が参入しづらいってのはコンテンツとしては厳しいマイナス要素だから、なんとか払拭すべきものである。ファンに餌を与えるのも大事だけれど、メディアミックスを行うなら、やはり、それはメインストーリーから切り離すべきだと思う。あくまでファンアイテムでないと。一般の消費者は辟易しちゃうよ。首が絞まっていく。
つうわけで前置きが長くなったけれど、そういう意味では映画最強っつう話だ。映画は基本的に一本で完結している。続編モノもあろうが、あれはやはりファン向けであるので置いておく。一本完結。およそ2時間の間に起承転結があるのが良い。しかも映画館という閉じられた空間で。私はこの作品を楽しみますよ、という心意気で、そこで初めて作品に触れ、2時間の間ただその作品に没入し、時間が過ぎ去れば作品から切り離される。コンテンツとしてすごく健全だと思う。
確かに、映画館に向かうのは面倒だという思いもあるけれど、劇場に足を運ぶ抵抗よりも、巨大なコンテンツと関わる抵抗の方がよっぽどか大きい。はまってしまって今後の生活に影響が出たらいやだなあ、だとか、そういう心配をする理由がないってのは良いよね。まぁ映画だけじゃなく一般小説も同じく。
とはいえ、別にメディアミックスや続編ものを否定するわけじゃない。好きな作品が広がっていくのは単純に楽しいし嬉しい。けれど、それでは疲れてしまうのも事実だと思う。欲を言えば、消費者には疲れを感じさせることなく、徐々に徐々に広がっていって欲しいわけだな。(ここでちょろっと愚痴をいうと、艦これどんどん広がりすぎでもう辛いよ!!)
そう、例えば今日は『サカサマのパテマ』を観た。面白かった。ストーリーは凡だけど、「逆さま」であることをネタに盛大に遊んでいる演出や設定は最高に楽しめた。入り口として、現状が(ほぼ)映画だけだというのは、すごく参入がしやすいと思う。一度だけ映画館に行けば、そのコンテンツを占めたことになるんだから。そうして、可能であれば、是非TVアニメや漫画へ広がっていって欲しいと思う。
以上。ぐだぐだしてるなあ。
でも、これぐらいがちょうど良いのかもな。こんな具合にブログ書いていきたい。
ではまた。
※折角なので、以下、簡単にサカサマのパテマ感想。
期待せずに行ったらすげえ面白かったんだよね。友人は酷評だったけど。『イブの時間』の監督だからね、ストーリーを楽しもうと思って観に行っちゃうんだな。けれど、サカサマのパテマはストーリーを楽しむものじゃなかった。演出と設定観るもんだったんだね。もっと言えば、カメラの上下180度回転が連続することによるアトラクション感。観てる側もふわふわ変な浮遊感に襲われるんだよね。それが面白かった。空に落ち、空から落ち、かと思えば降り立ち。飛び。観てる間、発想・アイディアのジャブパンチをずっと連打されてた(再三言うが、ストーリーはさほど面白いわけではない)。けれどまぁ、映画もストーリーだけで構成されてるわけじゃない。ストーリーなんて数ある要素の一つに過ぎない。みんなパシフィックリムで学んだはずだよ。映像を楽しむためにストーリーが存在している例もある。サカサマのパテマはまさにそれだった。満足した。堪能した。
雑感としては、敵サイドのNo2がピエール瀧にくりそつなのがずっと気になってた。なんで友情出演しているのか不思議だった。あとパテマかわいい。敵サイドのボスがロリコンなのも良い。同人誌がはかどるよ。サカサマであることを生かしたファンタスティックなエロ同人の執筆が待たれる。目覚めよ、夢と自由と一筋のひらめき。人類は新たな高みへ登る時が来た。
ちょっとおかしくなってしまったね。以上です。
劇場版まどマギ(叛逆の物語)観てきた。
※ネタバレ注意
正直TVシリーズが好みでなかったので何も期待せずに観に行ったらかなり面白かった。という話をする。ちなみに、TVシリーズのまとめらしい、前作劇場版は未鑑賞。
ひとまずTVシリーズの感想を詳しく。3話で爆笑して以降、怒濤の展開をワクワクしながら待機していたんだけれど、それから特に楽しめる展開のないまま話が終わってしまった感じだった。というか魔法少女と鬱展開のギャップをずっと狙っているのがどうも嫌だったんだな。キャッチーな展開だから面白いってわけでもなし。いや、つまらないってわけではなく、そこそこ面白かったんだけど、どうも好きになれなかった。受け付けなかった。さやかちゃんとマミさん大嫌いだったしね!ああいう偽善で他人殴りに行くキャラきついんですよ。あ、「こんなん魔法少女じゃねえだろ」と思い続けていたので、ラストでまどかが魔法少女らしく救済活動を始めたのはちょっと良かった。
ていう感じでした。
で、続きの映画観た。
総合的な感想としては、話そこそこ、映像&演出最高。
自分で忘れそうなので、ストーリーの簡単な流れだけ書いておく。たぶん合ってる。
①TVシリーズ1~2話のような茶番劇(5人+2匹ver)
②ほむら「あれ? まどかやさやかがいるとか、なんかおかしい。つうかここ魔女の結界の中だ。だとしたら犯人誰だろ。まぁパックンチョ(名前ベベだっけ)だな。魔女だし」
④マミ「ふざけんな」→乱闘
⑤ほむら「魔女わたしだったわ。まどか知ってるのわたしだけだし」Q「正解。ぼくがほむらのソウルジェムをまどかの干渉外に置いておいたのさ。さあまどかに助けを求めなよ」
⑥ほむら「まどかを捕捉させない。大人しく魔女になる」Q「mjd」
⑦ほむらのために、結界の中で各魔法少女が暴れる。ベベも味方だった。なんだかんだ結界は崩壊し外の世界へ。
⑧眠りほうけたほむらを救済しに現れたゴッドまどか。の腕をがっしり掴むほむら「かかったな! この時を待っていた!」
⑨ほむら「円環の理の一部を切り取って閉じ込める。つまりまどかのいる世界を私のものにする。ずっとまどかから離れないわ。ラブ。ついでにさやかとか杏子とかついてきたけどご愛敬。魔女を超えたわたしはさながら悪魔☆」
⑩まどか「ルールを破るのはよくないよ」
おわり。大体こんなだった。
話はシンプルだと思うけど、好きなタイプだ。
まどかのいない世界が辛すぎて、魔女化するほどほむらは苦しみ呪われ、そのまま突き進んだ結果、魔女を超えて願いを叶えたと。そんでみんな巻き込まれたと。でもそれは歪んでるよね。という話。
TVシリーズは、各キャラクターがうーんうーんと悩んだままぐだぐだ悪い方向へ物語が流れていくという、なんかすっきりしない感じだったのも好きじゃない一因なんだけど、今回は違う。ほむらはやる気勢。それがどういう方向であろうと、俺は意思のむっちゃ強いキャラクターとその物語が好きなんだな。だから今回の話の展開はすげえ楽しめた(後半から)。他人を巻き込むとか、けっこうじゃないですか。
序盤は完全に茶番で、それを含めた前半はミステリ風のぐだぐだ展開だったので少し辛かった。もう少しこまめに展開を入れてくれたら面白かったのに。その分映像的な面白さはあったんだけど。
一旦、中断して映像の話をするけど、いや映像というか演出、本当に良かった。特に各魔法少女の変身シーン。各々個別のモチーフを使って、セーラームーン×イヌカレーみたいな雰囲気の変身シーンが新規に作られていた。これ最高だった(杏子ちゃんかわいいね!)。映像的な良さを言葉で伝えるのって俺には難しいんだけど。いや、あれそのまま「かっけー」あるいは「かわいい」変身だってんじゃなくて、少し皮肉っぽい演出を効かせてるのが良かったね。まどかだったらメンヘラあるいはアイドル的な。
それともうひとつ。突如として挿入されるミュージカルとマジカルバナナには思わず吹き出してしまった。というかマジカルバナナはあれ、なんなんだ。わたしはりんご。いや、最初は噴き出したけれど、良かったんだよ。正直センスの塊だと思った。カメラ移動から台詞・音楽の流れまでガシガシ決まってた。あれだけでBlu-ray購入したくなった。
はい。あとはマミとほむらの銃撃戦なんかもまぁ良かったです。そしてさやかちゃんのおっぱいが可愛かったのでさやかちゃん嫌いじゃなくなった。ひどい話だ。
戻る。ストーリー。とはいえ、もう大体言いたいことは言ってしまったんだけど、ラストね。あれ友人と話してて、友人は「結局ほむらちゃん救われてないよね」という話だったんだけど、救われてないかな。物語の中では救済って言葉は使われないにせよ、願いを叶えはしてるんだから、歪んでても、まぁ、それはそれで救われてるんじゃないでしょうか。むしろ万々歳ですよ。
でもそれが気にくわない人間もいるわけで。それがさやかちゃんであり、杏子であり、なによりまどかだった。肝心のまどかに否定されちゃったらそれはほむらにとってはなにより辛い。だからこれからほむらはまどかの記憶を蘇らせないよう戦い続けるっていうこと。考えてみたらけっこうしんどいかも。まぁ今幸せならそれで良いとは思うけど。なにせラブだから。オーケー。
余談、ラストは良かったんだけど、締め方は嫌だったね。まどかにもうちょいキレのある台詞吐いて欲しかったというのもあるし、エンディング後のあのシーンも続きを予感させて勘弁してほしかったよ。続かないでよ。
以上、まどマギ劇場版感想でした。
いやホント面白くて良かった。
ではでは。
自分の気に入らないものを攻撃するはなし
※毒を吐いているので注意。無理そうならすぐにバックしていただければ。
はい。
毒は吐ける時に吐かないといつまでも自分の中にしこりが残ったまんまになるので書いておく。何に対する返答記事でもない。いろいろあって、ぼーっと感じていたことを書く。
前提として、自分のことは全て棚に上げる。つうか本題から外れるが「だったらお前できんのかよ」という返しはマジでクソだと思う。クソかつマジックワード。
さて、俺がブログを始めるにあたって理想にしていたのは「色んな考えをぶつけ合わせて物事を昇華させたい」ってことだった。このぶつけ合わせるってのは、他者を攻撃することとは別だ。つまり、なんだ、議論の輪に参加できる人間になりたかった。ブログは関係ないかもしれない。まぁともかく、まともな思考のできる人間になりたかった。
で、ブログを続けていて思った。大したことを書いてきたわけじゃないが、漫画の感想やら映画の感想やら日記やら日々ぼんやりと思ったことを書き連ねていただけだが、でも思った。どうも、他人のブログに干渉しようなんて思う人間の大部分は、俺の理想としてるような考え方をしてないらしい。自分と同じ感性と考え方を持った人間には同調して、自分と違う感性と考え方を持った人間は攻撃して、どうもそんだけらしい。ようは自分が気持ち良くなりたいわけだ。その気持ちはすげえよくわかる。特に前者はみんなやってることだろうし。でもさ、そもそも俺はそういうやり取りから抜け出したかったわけだよね。ていうか後者なんかは本当にくだらないじゃん。「自分と違う考え方をしているからといって攻撃してはいけません、議論をすることによって自分を高めるのです」みたいな話をさ、学校で習わなかったのかな。まさにそういう話をしたいんだけども。
いやまぁ、俺のような奴には、同調&攻撃タイプの人間しか干渉してこないだけなのかもしれないけど。俺unkだしな。まともな所にはまともな人間が集まってるのかなはい自虐ストップ。
ともかく、「同調&攻撃なんて反射的な行動はやめて、もうちょいものを考えて発言しようぜ」と思う。例えば、例えばさ、冷蔵庫に入った写真をうpしたりとかさ、ああいうのを叩くのはどうかと思うよね。関係ないんだから放っておけば良いじゃん。『冷蔵庫に入って写真うpする』を行った場合に下がる評価を100だとすると、『冷蔵庫に入って写真うpした奴を叩く』を行った場合に下がる評価は500だよ。
話ずれたな。そっちはどっちかっていうと偽善やら正義感の履き違えなのかな。もっとひどいか。「叩いて良いもん見つけたから気持ちよくなっとけー!」かな。気持ち悪い。ちょっと個人的嫌悪感が強いからひどい目線で見過ぎちゃってるのかもしれない。
みたいな話をね。したかったわけですよ。そしてそれに反論する人間がいて、どこをどう突くのかみたいなね、議論に発展するわけでしょ。話題はさほど選ばないから、くだらん議論がしたいんだな。攻撃し合いたいわけじゃないんだな。でも現実問題、そうはならないよね。俺の周りだけなのかな。どうなのかな。
でもさ、よくよく考えてみてもさ、twitterの有名人アカウントとか見てると、やたらと発言の穴突くような人間に攻撃されててさ(実際のところ穴でもなんでもないのにに)。随分と同調&攻撃タイプに行動を邪魔されてるなあと思う。やりたいことがあるのに、本当に関係ないところで邪魔されてる。いや、同調は味方にもなるけどね。
しかし、そういう人間に邪魔されて、「色んな考えをぶつけ合わせて物事を昇華させたい」みたいな目的が達成されないという現象が、そこら中で起こりまくってるんだとすれば、そりゃクソみたいな世の中だなあと思う。クソだよほんと。
や、とりあえず、もっと勉強しなきゃなあ。
俺の好きな漫画BEST100(コメント付き)・後編
〇前書き
前回から続いています。僕は元気です。
前編のラスト疲れていたのか算数できなくなっちゃってきっかり半分で終わってませんでした。残り49作品です。頑張ります。
〇注意事項
・あくまで僕の好みです。そして読んで覚えている範囲でしか判定できないので、あれ。他に僕の好きそうな漫画とかあったらむしろ教えてください。
・現在連載作品が優遇されている傾向があります。
・逆に、思いで補正がかかっているものもあります。
・細部覚えてないので紹介文がぐだぐだになる可能性があります。
では、以下から。
49位.幽霊塔
5巻~。嘆美な昭和エログロ世界。黒岩涙香の原作を乃木坂太郎が圧倒的画力で漫画化。内容は、江戸川乱歩をイメージいただけると、それで。ストーリーよりもなによりもこの、エログロ世界が物凄く魅力的で読んでいて面白い。wikipedia。こっちは原作。
48位.銀の匙
9巻~。みんな知ってるやつ。荒川弘の農業高校漫画。なに描いても面白い漫画家さんっているよね……。1月アニメ化の『のうりん』と絡めて読むと一層面白い。9巻の豚解体良かった。少年誌でちゃんとやってくれるんだな。wikipedia。
47位.七つの大罪
5巻~。なに描いても面白い漫画家さんっているよね……。鈴木央の大作ファンタジー。今のところ初期のマギを超えるレベル。安定感があって、つまらなくなる事はねえだろうと安心しながらわくわくできる。バンかっこいい!wikipedia。
46位.サイコメトラーEIJI
全25巻。物や人の記憶を読み取るサイコメトリーを使って猟奇殺人事件を解決するミステリ漫画とみせかけたサイコパス観察漫画。登場する犯人みんな頭がとち狂っている。絵的にも本当にえらいことになる。それが面白くて面白くてもうね!サブヒロインやら何やらが普通に殺されるのも良い。油断してるとすぐやられる。カンナビス大好き。話は、笑う死体、殺人鬼ジャスティス辺りが好き。wikipedia。
45位.いでじゅう!
全13巻。柔道漫画。といいつつも、実際は柔道ほとんど関係ない。前半はずっとコメディで後半はラブ。しかもこのラブというのが、ラブコメディでなくガチのラブで、さらに無茶苦茶心を締め付けてくる。前半のコメディどこに行ったんだよってくらいに細かくキャラクターの心情描写するしね。すごく良いんだけど。なんなの。wikipedia。
44位.ひとりぼっちの地球侵略
4巻~。たったひとりで地球侵略を試みる、孤独な先輩・大鳥希とのボーイミーツガール。地球侵略といいつつも、実際にやっているのは敵対宇宙人とのいざこざがメインだったりする。ケロロと大体同じ。が、こっちはギャグじゃなくてラブとヒューマンだ。先輩と主人公・広瀬くんの関係性に泣く。先輩がかわいすぎて生きるのが辛い。どっかの感想ブログでみた「先輩とセックスしたい」は読者共通の想いだと想う。今捜した。ここだった。wikipediaはこちら。
43位.ボーイズ・オン・ザ・ラン
全10巻。好き嫌いがすげー分かれる漫画だと思う。俺は超好き。というか単純に話が面白い。冴えないサラリーマンが理不尽な現実や絶望的な日常と闘う話。読んでいて辛いけど、ここまで熱くなる漫画はそうそうないですよ。モーモールルギャバンやらあの辺の音楽の世界に近い。wikipedia。
42位.まんがの作り方
7巻~。でた!平尾アウリ!この独特でシュールな世界を作れるのは平尾アウリだけですよ!なんなんだよ。百合漫画です。女性漫画家と女性漫画家が付き合っているけれども漫画も描くよ。ぐだぐだとしたラブコメ漫画。5巻まではシリアスパート強めだったけれども、最近段々とシュール分増してきてる。「温風の出てくるフタすごくかわいいー!」。wikipediaはなかったね!
41位.恋愛ラボ
9巻~。宮原るりは天才。そして倉橋莉子は天使。1巻から9巻までずっと可愛いところしかない。すごい。男子勢でてきてからのリコにはもう萌え死するかと思いましたね。萌え死するかと思いました。ヤンもかわいいよ。アニメ版は電波生徒会長とハーマイオニー先輩も良かったです。今Blu-rayマラソン中。wikipedia。
40位.GTO
全25巻。グレートティーチャー鬼塚。神崎が失踪する話と勅使河原が暴走する話が好き。基本的に終始お話が面白いので退屈しない。wikipedia。疲れてきた……。ちょっと後半戦、長文すぎやしないか。上位の方が愛が深いので仕方ない部分はあるんだけど。前半で残り30くらいまでいっとけば良かったね!
39位.学園黙示録 HIGHSCHOOL OF THE DEAD
7巻~。さん、はい、ゾンビ大好き-!!こんだけオーソドックスにハイスピードなゾンビ漫画やられて好きにならないわけがない。頼むからちゃんと終わらせて欲しいです。wikipedia。
38位.まほらば
全12巻。まほらばです。アパート管理人さんとの恋愛漫画。を軸に、疑似家族のトラウマ解決物語。序盤はガンガン風萌え漫画なゆるいノリから始まり、段々と各キャラクターの内面へ踏み込んでいく。終盤の展開はすごい。おそらく、くろすちゃんねるに近い。救いはある。wikipedia。
37位.羊の木
3巻~。出所した11人の凶悪犯罪者を秘密裏に受け入れる町長。町民は彼らが刑務所に入っていたことを知らず、得たいの知れない新住民と接していく。終始、絶対にわかり合えない犯罪者との感情のすれ違いが続いていて、読んでてたまらん。いがらしみきおの絵柄が本当に気持ち悪くて良い。何度も読み返してしまう。wikipediaはない。原作は山上たつひこ。
36位.ヴィンランド・サガ
13巻~。プラネテスはどうもはまらなかったんだけど、こっちは大好き。どんだけ緻密に描き込んでるんだ。キャラクターがどれもこれも魅力的でやりたい放題なのが良い。wikipedia。
35位.すみっこの空さん
4巻~。コミックブレイドに棲む天才、たなかのかです。主人公・空さん(幼女)とカメのプラトンが哲学する話。幼女流に哲学を装飾し、周りの人間へ伝え、そして内面を作り替えていく。空さんは救いです。近所に住んでてほしい。あんなに物事の核心をついて人々を自身の内面へ潜らせる幼女いないよ。wikipedia。
34位.ジョジョリオン
5巻~。ジョジョシリーズまとめてジョジョリオンってことで。つうかジョジョリオン1巻がギャグ的に面白すぎてなんなのあれ。僕が一番好きなのは4部。じゃんけん良いよね。そういえばスティールボールランだけ読んでないので早く読まなきゃ。たぶんこのランキングでジョジョだけ全巻持ってない。wikipedia。
33位.げんしけん
14巻~(途中タイトル変更)。2代目面白すぎるよね。なんなのあの、斑目無双。いきなりハーレムラノベの主人公になりましたけど。俺妹の終盤思い出す展開。続きが楽しみでたまらん。1代目の頃はもう馬鹿みたいに荻上が好きだったんですけど、目に生気が宿っちゃって駄目になりました。光失ってた方が万倍かわいい。wikipedia。
32位.竜のかわいい七つの子
全1巻。ファンタジー×生活な短編集。もう、本当に各話の出来が良い。すごい。『金なし白祿』が至高です。まさか漫画の短編一作で泣かされるとは思わなかった。1冊ですし、みなさん是非に。良ければ前作の竜の学校は山の上も。作者wikipedia。
31位.医龍
全25巻。医大内部の闘争と人命救助の物語。キャラクターがどいつもこいつも格好良い。荒瀬は萌えキャラ。人間の感情ってのは単純に出来てないし、覚悟と信念ってのは想像以上に深い。みたいな感じで、ラスト4冊辺りの興奮は言葉にできない。wikipedia。
30位.封神演義
全23巻。藤崎竜が長きに渉る歴史(架空)をががーっと描ききった名作枠。栄枯盛衰と浪漫。藤崎竜の世界観がもうね、最高だよね。wikipedia。
29位.あずまんが大王
全4巻。僕をオタク道へ引きずり込んだもの.その3です。ちなみに、その1はおジャ魔女でその2はサモンナイトです。たぶんあずまんが大王が決め手になった。良くなかった。好きです。大阪と智ちゃんが好きです。智ちゃんが好きなのは一番肌がきれいだからです。俺の頭の中ではそういうことになっている。wikipedia。
28位.うえきの法則
全16巻。能力バトル漫画。うえきの法則は本当にね、バトルが面白い。HUNTER×HUNTERに近い。全ての能力には必ず能力を行使するための条件があって、それをうまく使ってる。ちなみに主人公・うえきの能力は『ゴミを木に変える力』。これで敵を倒す。バトル漫画って自分、バトル部分がつまんなくて飽きちゃうんだけど、うえきの法則はそのバトルが面白いから、ずっと読んでられる。wikipedia。
27位.アイアムアヒーロー
12巻~。ゾンビ!!と今では広く認知されたので言っちゃいますけど、最初はどんな漫画かすら分からなかった。1巻では淡々と主人公の日常が描かれていて、ラスト1ページでついにゾンビと対峙する。ところが読み返してみると、実はゾンビに浸食される日常がコマの所々に伏線として描かれていて、これが本当に面白かった。もちろん1巻以降も面白いです。しかしこれ、どう終わるのかな。まともなハッピーエンドはないだろうけど。wikipedia。
26位.巨娘
2巻~。巨娘はでかい。巨女ではない。身長181cm。名をジョーという。焼き鳥チェーン店の店長。で、何がでかいって器と行動と考え方のスケールだ。常識人かつ型破りっつうね。判断能力に長け、そして無茶苦茶な方法で物事を解決する。マジやばい。クール。漫画表現がすげえ面白くて1コマ1コマ楽しませる工夫だらけなので、みんな読んだ方が良いです。wikipedia。
25位.それでも町は廻っている
11巻~。紺先輩が好きすぎるね。下町商店街の日常をミステリやらラブコメやらSFの視点から描く。紺先輩が好きすぎる。アニメ版エンディング最高でした。wikipedia。
24位.アシさん
1巻~。漫画家アシスタントのラブコメ話!たいようのいえのタアモです。ラブコメとはいえ、基本コメディです。ほぼコメディです。ごめんラブコメじゃなかった。コメディです。僕は平尾アウリを崇めてるんだけども、これ読んでタアモは第二の平尾アウリになるんじゃないかと思った。すげえ面白い。まだ1巻。2巻はいつ発売されるのか。wikipediaはない。
23位.平成生まれ
全2巻。だが平成生まれ2が連載開始したぞ!!ハトポポコという鬼才が送るシュールギャグ4コマ。平成生まれの女子高生たちの物語。基本的に主人公・佐藤の顔芸で毎回吹く。間の置き方と台詞回しに圧倒的センスを感じる。やばい。2の単行本はやこい。wikipedia。
22位.ヒナまつり
5巻~。サイキッカー女子中学生とヤクザの二人暮らしなコメディ漫画。あとはホームレス女子とかバーテンダーJCとか出てくる。これでもう大体内容はお察し。平成生まれと同じく、間のとりかたと台詞のキレが半端ない。1巻の中学校立て籠もりの話が一番好きだ。wikipedia。
21位.いばらの王
全6巻。治療法のない、いずれ石へと変わってしまう奇病・メデューサ。出口のない古城。謎の怪物達。三重苦の中でなんとか生き延びようともがく人々のB級アクション漫画。7人からスタートし、淡々と散っていく。ストーリーの疾走感がものすごく、終始ハイテンションで読める。読み終えてもしばらく興奮はさめない。wikipedia。
20位.みつどもえ
13巻~。数年前の自分ならベスト3に入れてた。すれ違いシチュエーションギャグと小学生への萌えを同時に楽しむ作品。最近は前者のクオリティが下がり、後者が上がってきた。ひとは可愛すぎる。結婚したい。アニメ版のキャラソンも全て異常に出来が良かった。ヒャダインの一番旨味があるとこが詰まってる。wikipedia。
19位.甘々と稲妻
1巻~。料理のできない女子高生と!料理のできない教師が!幼女のために仲良く頑張ってご飯作る話!女子高生・ことりちゃんが可愛すぎる。基本的に僕はかわいいものが大好きです。ことりちゃんの可愛さでこの漫画の魅力半分くらい説明できる。ていうかほんとことりちゃんさー。いや、何が良いって、性格部分は置いといて、服装やら髪型やらスタイルをがんがん変えるんですよね。制服着てたり雨合羽着てたりエプロン付けてたり私服だったり眼鏡かけたり髪縛ってみたり三つ編みにしてみたりはねさせてみたりもうたまらんよ。良いからみんな読もうよ。wikipedia。
18位.不死身ラヴァーズ
1巻~。今年一番衝撃を受けた漫画。なにこれ。詳しくは前回ブログに書いたのでこちらを参照のこと。wikipediaはない。
17位.よつばと!
12巻~。説明不要。みうら大好きです。三姉妹では風香が好きです。うが。台詞のセンスすごいよね。毎回こんだけ色んなシチュエーション出して、全て楽しませるっつうのも、すごい。wikipedia。
16位.G戦場ヘヴンズドア
全3巻。大人は誰も焦れなんて言っちゃくんねえぞ!!漫画家漫画。読んでてこれほど創作意欲が高まる漫画は他にない。焦燥感ってのは武器なんだなー、と、読んでいてアホほど伝わってくる。そしてトラウマは敵。wikipedia。
15位.嘘喰い
30巻~。え、いつの間にか30巻!?ギャンブル漫画の最高峰。カイジの限定ジャンケンがずっと続いている感じです。ババ抜きと迷宮の面白さは異常。「ギャンブルで勝ってもその後拳銃ぶっ放されて殺されちゃったら結果的には負けだよね」っつう事で、『暴力』がギャンブルに深く関わっているのがこの漫画の特徴。だから、ギャンブラー同士の争いを取り仕切る賭郎なる組織も現れる。この漫画、全てのギャンブルが主人公・嘘喰いの目的のために繋がっているのも良い。連続する展開には意外性だらけで、ホント飽きない。wikipedia。
14位.うしおととら
全33巻。藤田和日郎の真骨頂。ここまでの熱さを持った漫画はそうそうない。どの話を読んでいても格好良いし涙が零れる。ラストバトルのオールスター感も最高だよね。wikipedia。
13位.レベルE
全3巻。笑いしか起きない。こんなクオリティの高い短編並べられると富樫崇めるしかなくなる。最近でいうとリーガルハイが近いノリなのかな。リーガルハイ二期クソ面白いよね。それは良いや。とにかくレベルE好き。王子のキャラ追ってるだけで引き込まれる。wikipedia。
12位.ハチミツとクローバー
全10巻。僕とハチクロとの出会いはですね。ある日戯れにテレビをつけましたら、アニメ版ハチクロ(1期)が放送していまして、瞬間、真山の背中であゆちゃんが泣きじゃくってたんですよね。「好き」「好き」と泣きながら繰り返されまして、流れ始めるスネオヘアーのワルツ。こっちも泣くわそりゃ。はまらないわけないよ。自分捜し好き。俺も気付けば森田と同じ年になったな。wikipedia。
11位.タビと道づれ
全6巻。優しい絵柄で容赦なし。コミックブレイドに棲む天才たなかのかです。ハートブロークン漫画の最高峰。同じ一日が繰り返される町へ迷い込んだ主人公・タビと周りの人々がそれぞれのトラウマと向き合い、傷つけあい協力しあいながらそのトラウマを克服していく話。警官の話は、マジ、なんなんだよ。死にたくなるよ。wikipedia。
10位.ゆゆ式
5巻~。女子高生のコミュニティ&コミュニケーション観察漫画。俺たちはあくまで傍観者だ。頭に『ゆ』の付く三人の間でしか成立しないコミュニケーションとノリを描いているからゆゆ式。ゆゆ式のことはさんざっぱらこれまでに書いてきたのでそちらをご覧ください。wikipedia。
9位.僕らはみんな河合荘
4巻~。しゃおらー!宮原るり先生は律先輩という大天使を生み出した絶対神であります!ラブコメ×下ネタ。純情すぎる主人公と律先輩を下ネタでからかう周囲の人々という構図。これも前にブログで散々書いたので、こっち参照。wikipedia。
8位.ドロヘドロ
18巻~。ミステリなのか?バトルなのか?SFなのか?ファンタジーなのか?全てはまだ……混沌の中。次巻完結……それが、ドロヘドロ!!もうたまらんよね。このブラックジョークとどろどろしたエログロ世界にどっぷり漬かる。wikipedia。
7位.アゲイン!!
10巻~。これも以前書いた。こちら参照。灰色の高校時代を過ごした主人公が過去へ意識だけタイムスリップし!持ち前の逆ギレ芸で過去の日常を変えていく話!ずっとクライマックス。展開のメリハリがやばい。一コマ一コマの演出もすげえ面白い。最高です。wikipedia。
6位.放浪息子
全15巻。先日、俺の号泣と共に完結。キャラクター達の人生を追う漫画だった。志村貴子はいつもそう。そうやって俺を泣かす。あんなちゃんが二鳥くんにとっての一番の救い。堪能しました。言葉にならない。wikipedia。
5位.からくりサーカス
全43巻。うしとらと同じ。藤田和日郎の真骨頂。こっちのが上なのは、単純にこっちのが泣かされたからだ。過去編で俺の涙腺が崩壊した。そしてそこから現代へ戻った時の、衝撃ね!全てが一本に繋がり、そんじゃ闘おうぜ!!ていうノリが最高に熱い。終盤は賛否両論ありますけれども。僕は大好きです。ラスボスの最後、良いよな。wikipedia。
4位.鋼の錬金術師
全27巻。荒川弘の大作ファンタジー漫画。キャラクターをこれだけ数多く並べて、ころころ転がして群像劇させる。最後は全員終結して無茶苦茶にやり合う。最高ですよ。やっぱ群像劇のノリが好きなんだな、俺は。一人一人が各個で闘う戦いが好き。バトロワからの流れかな。ガンガン紙上で初めて目にした時は、単にクオリティの高い漫画だな、と思い1巻購入。そして2巻で心鷲づかみ。一生付いていくと心に決めた。そんな思い出。wikipedia。
32巻~。説明不要。みんな大好き。いや、やっぱ選挙編が面白すぎましたよ。ああいう事されると、どんだけ遅筆でも富樫に付いてくしかなくなる。続きが気になって仕方ない。頼むから早く描いて欲しい。wikipedia。
2位.3月のライオン
9巻~。すごいしか言えない。将棋漫画。だけど、将棋以外のことも一杯するよ。キャラクターそれぞれがドラマを抱えていて、しかも個性的で、別々のドラマ。同じ人間は描いていない。それを毎回一人ずつクローズアップし、深く掘り下げていく。これ書くの三回目くらいだな。同じようなこと書いてあったら同じような人がハマる漫画なんだな、と思って下さい。いや、もうね、3月のライオンはすごいですよ。いじめの話は、もうあれ何なんだよ。圧倒されたよ。wikipedia。
1位.GS美神極楽大作戦!!
全39巻。前回に引き続き1位だよ!もう一生これは揺るがない気がする。だって愛着があるもん。美神が愉快な仲間達と共に妖怪やらなんやらをぶちのめす漫画。しかし、裏テーマとして、主人公・横島の成長物語というものがある。これが本当に面白い。ただの童貞臭いオタクだった横島が終盤はガチな主人公面しちゃってもうね。さらにさらに、様々な萌え属性のオンパレードで読者は飽きる事がない。SFのパロディも忘れず、毎回シチュエーションを変えて楽しませてくれる。言うことない。こんな漫画また現れないかなほんと。wikipedia。
しゃー終わった!!!
以上、俺の好きな漫画BEST100でした!!また三時間くらいかかってる!馬鹿か!二度とやんない!
後で、amazonへのリンク(表紙を載せときたい)やらランキングまとめやら追加するやもしれませんが、とりあえずこれで。三時間かけて書いたデータが消えるのが怖いので、一刻も早くアップロードしたいです今。
はい、ではでは。
とにざぶろうでした!
追記:まとめ