私的音楽10選 - 2020 -
とにざぶろうです。
毎年、年末になると、一年間に聴いた中から特に好みだった音楽を10個選んで記事にする、というのをやっています。今年もやります。
音楽でなく、コンテンツもやりますが、この記事は音楽の方です。
はじめます。
1.Forever Young/スチャダラパーからのライムスター
スチャダラパーからのライムスター - Forever Young (Music Video Version)
レジェンド2組の初共演。最高。
音的にはブレンドされてるのを感じるけど、バイブスやリリックはスチャダラパーに寄ってる。というか普段のスチャダラパーの中でも群を抜いてふざけている。感じてんだろ? 奥さん。
MVも最高なので、まだな方がいたら是非に。Dがスーパーの商品食い漁るシーンやばい。
2.Like My Father/RYKEY
かっこいい……。強すぎる……。
自分とは全然違う人間なのに、それでもRYKEYのラップは全部胸の深いところまで届く。声もフローも内容も全部気持ち良い。
3.悪霊退治 PART.17 - 緊急事態コロナ編 -/Meteor, CHIN-HURTZ, Kentakku, LIBRANKIN
ジャケット手抜きすぎでは?
MeteorとCHIN-HURTZの悪霊退治シリーズのPART.17(ただし、記事を書いている時点で、PART11~16は欠番)。
PART.1~10は悪霊退治にまつわる曲なのだけど(よくわからんと思いますが私もよくわかってないです)、PART.17は夏祭りの曲。緊急事態コロナ編だけど、夏祭りの曲。それでもコロナ禍は踏まえているし、その上でここまで明るい曲を出されるとちょっと泣いちゃいそうになる。さし……み~~?↑
※悪霊退治について詳しくは以下を参照。PART.10ではみんな大好き鎮座ドープネスも伝説の霊媒師役で登場!
4.釣りの世界へ/海野高校ていぼう部
今年のアニソン枠です。ジャズ調の『放課後ていぼう日誌』ED曲。ずっと聴いていられるし、趣味の世界を幸せに歌っていてぐっとくる。泣いちゃいそうになる。
spotifyで音楽を聴いているとアニソンに疎くなるので、誰か私に今年良かったアニソンリストを放り投げてほしい。
5.OK!/lyrical school
lyrical school /OK! (Full Length Music Video)
tengal6の頃にちょっと触れたきり、この曲を聴くまでlyrical schoolをほとんど聴いてこなかったのですが、いつの間にか無茶苦茶ラップが上手くなっていてびっくりしました。若手ラッパーと比較すれば、平均よりは全然上では。
まずトラックが良いし、ラップも聴きやすく気持ち良くて、内容も私の好みド直球。
たぶん今年一番聴いた曲。
6.Love, Peace & Happiness/SOUL SCREAM
SOUL SCREAM / Love, Peace & Happiness [Official Video]
復活! SOUL SCREAM!
その事実だけでも嬉しくて涙が零れそうなのに、こんな、スキルの衰えを感じさせず心に刺さるクラシックを引っ提げてこられたら、もう堪らんわ。
感謝しかねえ。
今年はKREVAが他のラッパーとコラボすることが多かったのですが、その一発目がこれだった気がする。違ったらごめんなさい。
PUNPEEももちろん良いのだけど、KREVAのラップを聴くと、本当に華があって格好良いなあと思う。雑魚とは雲泥の差!ははっ!
KREVA 「タンポポ feat. ZORN」MUSIC VIDEO
で、これですよ。最高。KREVAもZORNも物凄いラップをするし、やっぱり「年少の独房」と「慶応を卒業」の対比が抜群にキマってる。掛け合い部分なんか感動して言葉にならねえ。ZORNはあまりにも聴き心地が良くて、KREVAはいつにも増してメッセージ性が強い。
言いたいことは一杯あるけど、KREVA自身がかなり丁寧な解説動画をYoutubeで公開しているから、私が書く必要はないかと思います。
いやホント、三浦大地との『Fall in Love Again』とか、tofubeatsとの『RUN REMIX』とか、今年のKREVAのコラボ曲、全部良かったです。
9.かつて天才だった俺たちへ/Creepy Nuts
Creepy Nuts / かつて天才だった俺たちへ【MV】
今年、ここまでCreepy Nutsが売れるとは思わなかった。Rも松永もバラエティ番組やドラマなんかにばんばん出ている様子は、全く予想していなかった。
それでもCreepy Nutsはヘッズに刺さる曲を作り続けてくれるから感謝の気持ち。とはいえ、この曲はポップス寄りなのだけど。
Commonの『Be』っぽさを感じさせるトラックも好みなのだけど、なにより詩が最高に良かった。頭から尻までパンチラインだらけ。自分を卑下しつつ、それでも自己肯定を強めていき、ついに他者にまで手を伸ばした。頭が悪いとか思わなけりゃ、きっとフェルマーの定理すら解けた。俺だってそうだろうと思う。
10.バラッドを俺達に/THA BLUE HERB
THA BLUE HERB "バラッドを俺等に"【OFFICIAL MV】
R-指定の解説と、この曲のおかげで、THA BLUE HERBを好きになることができた。
曲についてどれだけここで言葉を尽くそうとも野暮な話で、全部、曲の中に詰まっている。BOSSは本当に詩人だなあと思う。
曲を聴いて、そしてついでにこのMVを観ると、BOSSの感情や心情が痛いほど理解できる。ここまで伝えられるというのは、やっぱりBOSSが物凄いんだなあ。シンプルな言葉が多いけど、その時その感情を伝えるのに、一番の言葉を選んでいるんだろう。
以上です。
毎年こんなまとめをやっているのは、自分の好きな音楽を聴いて欲しいというのももちろんありますが、あわよくば、同好の士に自分の知らない音楽を紹介してほしい、という魂胆もあります。皆様、是非に。
来年も良い音楽に出会えますように。
それでは、とにざぶろうでした。
※その他にも、個人的に良かった曲リストを記載しておきます。
・それじゃ無理/テークエム, R-指定, NORIKIYO, AKLO
・Life Story feat. ILL-BOSSTINO/ZORN
・Mountain View/SKRYU
・幽体離脱/ピーナッツくん, チャンチョ, ぽんぽこ
・Cutie girl/Mega Shinnosuke
・Hey Mr.Japan/Blumio, Kyte
・Ryukyu Style/CHICO CARLITO
・Be feat. Bose/BIM
・May the COVID_19 be with you/Amateras