ロバの耳☆

たまに書きたいことをだらだらと書く。

私的2017年度コンテンツ10選

とにざぶろうです。

音楽の方でも書いた通り、今年から10選にします。

どうも今年は心を揺さぶられた経験が少なくて。自分が年を食って感性が鈍ってきているのか面白いコンテンツに出会えなかっただけなのか。前者だったら怖いなあ。

というわけでやります。

去年の音楽はこちら。コンテンツはこちら

 

1.月曜日の友達(漫画)

月曜日の友達 1 (ビッグコミックス)

月曜日の友達 1 (ビッグコミックス)

 

今年一番面白かった漫画っつったらこれかなあと思います。次点で「BEASTARS」か「かぐや様は告らせたい」。

大人になりきれない自分に思い悩み、そんな自分を唯一肯定してくれる彼は尊い尊い月曜日の友達。周囲から幼いと呼ばれる主人公こそが、その幼いと呼ばれる自分に思い悩む姿こそが誰よりも大人びているようにも見えて、けれどやっぱりその悩みは子供じみている。とても危ういバランスに立つ主人公に可愛らしくもはらはらとする。漫画演出はずば抜けていて、絵はイラストレベルで、まー、凄い。みんな読んでほしい。

 

2.ドキュメンタル(動画)

 10人の芸人が笑わせ合って最後に残った奴が1000万総取り。プロモーションむっちゃかかってるあれです。

文句なく無茶苦茶面白い。何度観ても何度でも笑う。新しいシーズンが始まると参加者は誰かとわくわく心躍る。始まってしまうと、笑ってはいけない緊張感に包まれた空気自体が面白く、必死で笑いを我慢する芸人とそれを見て心の底から爆笑できる我々はとても愉快だ。

 

3.先生とそのお布団(小説)

先生とそのお布団 (ガガガ文庫)
 

我々がどれだけ石川博品を愛しているのかという話です。

ほぼ石川博品私小説石川博品の作品を読んでいれば読んでいるほど泣く。作中では猫と女の子に救われる主人公だが、実際には猫も女の子もいないんだぞ。どういうことなのか。作家としての葛藤・苦悩がダイレクトに伝わり、外側から石川博品を観察してきた我々読者は、その実情を知って泣いてしまう。あと最後のファンタジー部分は狡い。無理じゃんそんなん。

 

4.ミックス。(映画)

([や]2-4)ミックス。 (ポプラ文庫)
 

 古沢良太脚本の良さが遺憾なく発揮されていて最初っから最後まで面白かった。ずばーっと走り抜ける、居場所を失った人達が何とかかんとか前へと進み出す物語。主人公コンビもさることながら、チームメイトも各々の事情を抱えておりいちいち心を掴まれる。優馬くんマジ……!

あとビール飲みながら唸り泣くガッキーが無茶苦茶可愛くてナナチかと思った。

 

5.スプラトゥーン2(ゲーム)

 ナワバリバトルはまぁ大体1と変わらないのですが、私は延々とサーモンランにハマっていました。ウェーブ形式の協力戦。現れるボスキャラはそれぞれ特徴付きでくせ者揃い。チャット付きでわいやわいや戦いを繰り広げる楽しさったらない。

 

6.フリースタイルダンジョン(TV番組)

MONSTER VISION

MONSTER VISION

 

 フリースタイルダンジョンです。やはり私は初代モンスターが好きだったなあとしきりに思う。チャレンジャー呂布カルマとか晋平太とか最高でしたね。後者の晋平太については、一番手サイプレス上野でまずは空気の違いを視聴者に見せつけ。二番手のド本命漢 a.k.a GAMI戦はもうひたすら漢さんが格好良く。三番手のT-PABLOWに度肝を抜かれ。四番手でR-指定がスポーツに戻す。つうかR-指定の「お待たせ、ラップオタクの出番だ」ってとこやばくないですか。サンプリングをした上で、T-PABOWの発言を受けてのDOTAMAや晋平太への気遣いが見てとれてホント最高。

 

7.ニューダンガンロンパV3 みんなのコロシアイ新学期(ゲーム)

 ダンガンロンパ最高傑作なのではないか。ストーリーも謎解きも一級品でずうっと面白い。「たぶん制作陣が用意できる一番意地の悪い回答はこれだろうなー」つって推理していくとマジで当たるのでホント。ラストだけは賛否両論でしょうけど、私は好きだし、批判を恐れずこれを放り込んでくる気概は凄まじいと思う。褒め称えられるべき。

あと今作は、これまで以上にキャラクターが好みだった。王馬くんホント好き。王馬くんの存在だけでこのゲームをプレイする価値があるほど。あと夢野さん。

 

8.哭声/コクソン(映画)

 韓国の山村で殺人事件が連続する。自らの家族を殺す犯人たちはみな奇妙な斑点が浮き上がっていて茫然自失の廃人状態、まるでゾンビのよう。山村に何が起こっているのか。狐憑きか悪魔の仕業か幻想キノコか単なる事件の連続か。

屍鬼』や『SIREN』や『ひぐらしの泣く頃に』からの流れを汲んだかのようなサスペンススリラー。これらが大好きな自分には当然の如くぶっ刺さる。どこに連れて行かれるのかわからぬまま混沌のなか物語が進み、終盤のどんでん返しどんでん返しどんでん返し。最高。闇の國村隼もいるよ!

 

9.ゼルダの伝説 ブレスオブザワイルド(ゲーム)

 

俺が今までプレイしてきたTVゲームの中で一番面白かったのではないか。

オープンワールドの一つの完成形。見える景色のどこへでも行ける。壁なんてない。全部登れる。苦労して登って見下ろせば次の目的地が見つかる。グライダーで下降してこれまで行けなかった場所へすいすいと到達する。移動するだけでこんなにも楽しいなんて信じられなかった。寝ずにぶっ続けでまるまる22時間くらいプレイしたりとか。一週間も経たずにクリアしてしまったりとか。学生時代に戻ったかのようなプレイ体験だった。あぁ楽しかった。なんだったんだこのゲームは。そんでゲーム性だけでなくシナリオまで良いのだから恐ろしくなる。ミファーが正ヒロインなのかと見せかけてからの怒濤のゼルダ推し。ラストの再会にはそりゃあ感動するさ。往年のSF系ギャルゲのトゥルーエンドかと思う。

 

10.ガールズ&パンツァー 最終章 第一話(映画)

Grand symphony

Grand symphony

 

 文句なく面白いしガルパン最終章についてはこの前ブログに書いたのでこちらをご確認ください。

 

はい。終わり。満足しました。

今年は去年に比べてTVゲームをプレイしている時間が圧倒的に長かったですね。Switchのせいだ。

 

また来年も良いコンテンツに巡り会えますように。

まだ2017年は一週間ほどありますが、とりあえずは。

みなさま、良いお年を。