ロバの耳☆

たまに書きたいことをだらだらと書く。

ガルパンと私。あと最終章第1話の感想。

 

劇場版の人気にあてられて初めて触れたのが確か2015年の12月で、その頃からずっとガルパンにハマり続けている。おそらく自分の人生でここまで長期間どっぷりと沼に浸かっているのは箱○版のアイマス以来のことだ。しかし語りたいことは腐るほどあるのにブログを書くまでに至らなかったのは、どれだけ言葉を尽くしても文章がまとまる気がしなかったからだろうと思う。それであれから2年が経ってようやく「ブログ書こっかな」という気持ちになれたのは単純に語りたくて語りたくて仕方なくてぽろんと閾値を飛び越えたからである。まとまらなくたっていいじゃない。書きたいから書く。内容はノープランでも。というわけで書きます。

 

まとまらないまとまらないと言いつつも出来る限りまとめたいという気持ちはあるので努力はする。2年も経てばそれなりに自分の中では整理もできている。

冒頭で初めて触れたのは2015年の12月と書いたが、実は、TV放送当時、一話だけは観賞していたのを思い出す。初観賞の感想は「キャラクター多すぎ」「CGしょぼい」。一話のラストで学園艦が登場し驚かされたが、最終話までは付いていく自信がなく、そこで終わってしまった。劇場版の公開によってガルパンへ引き戻されたのは本当に僥倖という他ない。TV放送から劇場版まで引っ張ってくれた初期からのおじさんおねえさん達にはいくら感謝を尽くしても尽くしきれない。思えば私は劇場版公開直前にSHIROBAKOにハマっていて、同じ水島努繋がりということもあってガルパンへ入れたのだった。

ガルパンについて語る言葉がまとまらないのは、ひとえに魅力となる要素が多すぎるからだ。キャラクター、戦車、音響、戦闘描写、ストーリー。物語に関しては観る人間や見方によって形も変わるだろう。自分なんて観賞を繰り返すと未だに新発見があるし、ガルパンの全てを理解できているだなんて到底言えやしない。しかし、今でこそ多少なりとも整理できてきて新発見の喜びを見出せているが、一回目の視聴時などはそこまで到達できず、「あぁ面白いなあ」という程度の感想に収まっていた。それが繰り返し視聴しているうちに、段々と面白さが増してきた。自分の人生の中でも数少ない経験だったと思う。何かしらのコンテンツにハマる場合、大抵はその流れだ。

さて、ガルパンにハマる理由として、まずリピート率の高さがあった。では何故に観賞を繰り返すのかといえば、それは「ご褒美しかないから」だと思う。画面のなかにつまらない瞬間がない。「女の子」「戦車」の二大要素は単純にご褒美だし、後者はともすればストレスになってしまう可能性を孕んでいるが、徹底的な安全性の強調(カーボン製!)により純粋に戦車戦そのものを楽しめる。あと十年前は「日常系? はん、せやな」とか言っていた自分ではあるが、おっさん眺めるより女の子眺めてる方がそりゃ嬉しいに決まってる。馬鹿か。

女の子。そんな女の子ではあるが、しかし初めは彼女らの名前すら覚えられなかった。というか一度観ただけでうさぎさんチーム全員の名前を諳んじられるわけがない。無理です。何度も繰り返し観て、ドラマCDにも触れて、発見に発見を重ねて彼女らのパーソナルを把握していくのだ。そして次に気付く。悪いやつが一人もいない。全員、愛せる。みんな大好き。MD。そりゃあ特に好きなキャラクターというのはいるけれども、基本的にどいつも好き。全員、報われてほしい。そうなってしまうともうずぶずぶハマっていく。公式からどれだけの供給があろうとも、同人誌でどれだけ補完しようとも足りやしない。彼女はどういう人生を過ごしてきたのか。隣の彼女とはどういう会話を交わすのか。この時、彼女は何を考えていたのか。これから彼女はどういう道程を歩むのか。ドラマCDのダージリンとミカは本当に頭がおかしい。プラウダ戦で一人雪の中へ残されたおりょうを想うだけで泣く。ちなみに特に好きなキャラクターというのはアンチョビだったり麻子だったりミカだったりエルヴィンだったりするのだが、とりあえず今回はさておく。

戦車。正直、ガルパンに触れるまでは戦車に対する興味は一切なかったのだが、今ではWoTのプレイすらする始末だ。とはいえガルパンにおいては戦車そのものよりも、戦車戦の魅力の方が強い。一つの戦車が一つのチームであり、それらチームがまとまって軍になる。一人一人のメンバーが与えられた役割をこなすことで全体へ貢献し、勝利へとがむしゃらに進んでいく。弱くとも強くとも関係なく、強靱な意志を行動で示す。自分はどうもそんなのに弱いらしく、涙腺が緩む。黒森峰戦で澤ちゃんが「西住隊長のところに向かわせちゃいけない」って言えるとことか、大学選抜戦でダージリンが橋の下に潜るとことか凄くないですか? ちなみに単純に絵面の格好良さという意味ならカール落としのシーンが至高だと思う。

ストーリーで特に惹かれるのは、やはり脚本の吉田玲子氏もインタビューで度々口にしている、「道」についてだ。戦車道の中にも含まれている「道」という言葉は、例えば「生き様」と言い換えることもできるだろう。転落した仲間を助けた西住みほは黒森峰を抜けたが、それは西住みほの「道」が黒森峰の「道」とは違っただけの話。ガルパンに登場する各校には各校の戦車道がある。アンツィオや継続なんかはわかりやすく、黒森峰やプラウダはわかりづらいかもしれない。けれど、偶然にも「道」を同じくできた仲間と共に戦場を戦い抜く幸せは計り知れない。

「道」というからには、それは先の先まで延々と続いていく。黒森峰の戦車道は代々受け継がれてきたものであるし、西住しほの存在が分かりやすくそれを示している。反対に、大洗の場合は、一度途切れたものを角谷杏や西住みほが再び紡ぎ始めた。大洗の戦車道はここから始まる。TVシリーズを通して、我々は大洗の戦車道の始まりを観ることができた。劇場版・最終章と歩んできてはいるが、まだまだ次世代への移り変わりすら行われていない。きっと最終章でそれはなされるのだろうけど、視聴者としては、願わくばその先の世界を観てみたいものだ。マジで。いや本当に、観れないのだろうけど。きっと次代のエースは澤ちゃんで、そこからさらに次代へ受け継がれていく。せめてそこまでは、見守らせてほしいのだが。物語としては綺麗に終わっているのだとしても、蛇足でも良いから。

 

ひとまずガルパンに対する想いのメインどころをつらつらと書いた。正直これ以上書いてもぐだぐだと長くなるだけ(すでに長いし)なので一旦今回はここまでにして、あとは最終章の感想です。

冒頭の記載やここまでの流れを思い起こしていただけると助かるのだが、やはりガルパンの感想というのはどうにもまとめられるようなものではなく、歪ながらも書けてきたのは劇場版公開から二年が経っており、それなりに自分の中で整理ができていたからだ。最終章はまだ公開から日が浅く、私もまだ四度しか劇場へ足を運べていない体たらく。そんな私の力では感想をまとめるなんてのは夢のまた夢なので、苦渋の想いで、最終章第1話の感想は順不同のぶつ切り形式にいたします。

 

OPやばい。神か。みんないる。みんないるだけで感動する。そど子むっちゃかわいい/序盤の桃ちゃんいじりひどい。うさぎさんチームだけでなく西住殿含め校内全体でいじる怒濤の攻め/柚ちゃんの「杏」呼びやばい/まこそどの尊さ。そど子卒業の瞬間に麻子はどんな表情を浮かべるのか/フリントあざとい。挿入歌すげえ好き(作曲:水島努)/ラム大好き。「うほっ」むっちゃかわいい/フリントに戦車をひしもちだとか呼ばれ「ふへっ!?」と叫んだ後の秋山の「なんやこいつ」みたいな表情好き/生しらす丼無表情キャラみたいなナリして指相撲とかムラカミアタックくらった直後とかむっちゃ表情変わる/ハバネロクラブ舐めた麻子かわいい/飲み比べの演出格好良い。こういう中だるみが発生しそうなシーンを魅せて画面に惹き付ける凄み/マークⅣかっけえ/「がんばりや~す」かわいい/トーナメント表の反対端、アンツィオVSポンプル。二回線で聖グロとあたるので大洗はアンツィオと戦うことはなさそうで悲しい。決勝は聖グロ有力か?/無限軌道杯、大洗が途中で負ける可能性すらある。今回は負けても道は絶たれないのだし。というか最後まで桃ちゃんでいくのか/反対に最終章第2話はすっとアバンから「大洗女子、勝利!」で始まる可能性もある。BC自由学園かわいそう/押田と安藤がすれ違うとこかっけえ/試合前に味方同士撃ち合うとこ分かっていても笑う/「あちらが白旗をあげるのと、私がケーキを食べ終わるのとどちらが先かしらどーん」かっけえ。あと「撤退!」かっけえ/敵戦車に気付くそど子かっけえ/終盤、サメさんチームの活躍に涙が出そうになる。各々が各々の役割を果たす展開が俺はむっちゃ好きなんだ/ラストで歌い出すBC自由学園にも泣きそうになる。大洗の前には、やっぱり好敵手たりえる相手が現れてほしい。最後に本来の姿を取り戻し、強固な一つのチームを見せつけてくれると嬉しくてたまらなくなる。

 

終わり。満足しました。

みなさん、私とガルパンの話しましょう。