二次創作の原動力
どうも。tonizaburouです。
今日は二次創作と一次創作が違いすぎてやばいって話をします。
僕、実は趣味で小説を書いたりなどしてるんですけども、二年前までは二次創作という物を一切した事がなかったんですよ。少なくとも覚えている限りでは。
だから二次創作と一次創作の区別などほとんど付いて無くて、「ようは設定が最初から用意されてるかどうかの違いでしょ?」とかクソみたいな事思ってました。当時の自分をぶち殴ってやりたいですねこの野郎。
で、僕が初めて二次創作小説というのを書いたのは……えーっと、2年前のアイマス5thライブでのアイマス2PV発表が切っ掛けなんですね。
真の髪が伸びてるのを見た瞬間、もう何か1の流れから髪を伸ばし始めた理由など脳裏にぶわっと浮かんできて会場でマジ泣きしまして(気持ち悪いです)、帰宅した瞬間にワード開いてタイピングしてました。
ちなみに、真がPに可愛いところ見せつけるために髪伸ばしたっていう事だったらあまりの萌えパワーに心臓発作起こして死んでいたので開発者は僕の命の恩人ですね。まぁそれは良いや。
実際書いた小説ってのは上記の出来事は何だったのかと思うような内容だったのですが、しかし「二次創作ってこんななのかー」と一次創作してた時との感覚の違いに驚いた記憶があります。
そして二作目。これを書いたのはその二ヶ月後、東京ゲームショーでのジュピターお披露目PVを見た日の事です。
今でこそジュピター大好きちゅっちゅなのですが、当時は男性アイドルの登場に愕然としてしまいまして、それから逃避するように書いたのが天ヶ瀬冬馬のキャラねつ造小説となります。
二次創作のルールがん無視して一次創作の手法で書いてますね!
キャラ付けも行われておらず、情報は公式サイトのプロフィールとPV映像と若干の台詞くらいしかありませんでした。その僅かな設定を膨らまして書くなら二次創作と言えなくもないですが、ぶっちゃけ設定を歪曲して書いてたので二次創作の基本からはかなり外れた位置にいます。
しかしこの頃、僕は如何せん二次創作というものを理解していなかったので、「二次創作はこんな感じで良いんだよね」とか思ってました。違います。
それからしばらく、pixivでアイマス二次創作小説を漁るようになり、ようやく気付きました。
二次創作はキャラクター理解に努めなきゃ駄目だ。
一次創作と二次創作とでは、そもそもの目指す場所が違うのです。
一次創作は設定を練り練り、ストーリーを乗せていく作業。お話が面白ければそれで良い、といった部分があるのですが。二次創作は、お話が面白いかどうかよりも、キャラクター理解が出来ているかどうかの方が重要なのです。
『二次創作には愛が必要』というのはホントその通りで、お話を考えるよりもキャラクター構造を理解する事に専念する必要があります。後者はぶっちゃけ自分のため(能力的な意味で)になるかというと全くそんな事は無く、そのキャラクターの二次創作をするがための行為です。完全に趣味の範疇です。
で、実際に二次創作をするにあたっては、キャラクターをそのまま書けば良い場合とそうでない場合があって、例えば、シリアスな青春劇であれば前者になるでしょう。キャラの本質からストーリーを創作できればそれでおっけーです。
しかし例えば(コメディではなく)ギャグであればそうはいきません。作品として成立させるには過剰かギャップを用いる必要が出てきます。キャラクターを崩さなくてはなりません。じゃあどうすっぺ、て話ですよ。
思うに、キャラクターにはそれぞれ崩してはならない要素が存在しています。ただそれはそのキャラクターの本質とはずれた位置にある場合が多く、むしろ外郭とも言える部分である事もしばしば。ただこれは適用するジャンルによっても変わります。例えばギャグ作品における四条貴音であればそれは、『らーめん』『喋り口調』『ミステリアス』辺りになるでしょう。
性格付けは改良しても構いません。キャラクターを構成する幾つかの要素を守れてさえいれば。
この辺なんかはかなり大胆に変えてますけど、二次創作として成立してるのはマジで凄いと思います。この真の扱いには僕も精神が擦り切れそうになり三日間くらい寝る前に頭抱えてました。俺はもう一生この真のイメージと共に生きていかねばならんのか、というもうホントに深刻なレベルで悩んでいました。死にたくなります。
閑話休題。
ともかく、『キャラクターを考える』っていう行為はガチで大変で、しかもアイマスはキャラクターが二次創作を巻き込んで変容していきますからもう頭がどんどんこんがらがっていきます。そんな中でアイマスの二次創作小説をコンスタントに発表してる人達は本当に凄いと思う(媚)。
いや、理解と創造では圧倒的に後者の方が楽ですよ。絶対。人の作ったパズル解くよりも自分でパズル作る方が簡単でしょう。出来はどうあれ。一次創作より二次創作の方が難しいのです。
けれども。けれども、やっぱりそんな面倒な二次創作をやるってのには理由があるわけで。愛が、あるわけです。
ほぼルール無用な一次創作の方が好き勝手やれるので好みではありますが、しかしアイマス☆ラブである以上やっぱり二次創作は続けたいと、そう思います。
綺麗な締め方にしようとしててうざいので汚い事言います。ちんこ。
ではまた来週!