ロバの耳☆

たまに書きたいことをだらだらと書く。

モバマスは東方を越える!

 モバマス知ってますか。知ってますよね。

 モゲマスでもシンデマスでもCGでも良いんですけど。

 知らない人はちょっと公式サイトで確認してきて下さい。

 おっけっすかね。はい。じゃあ書いていきます。どん引きするくらい長文ですが我慢してください。

 

 ……とはいえ、念のため、前提として簡単にモバマスを説明しておきますと。

 モバマスとは、『アイドルマスターシンデレラガールズ』っていうモバゲータウンに彗星の如く現れたソーシャルゲームの愛称です。

 システム自体は従来のモバゲーから逸脱したものではありません。

 お仕事をする事でアイドルカード取得・レベル上げをし。弱アイドルを餌にして強アイドルを育て上げ、他のユーザーにバトルを仕掛けて衣装とお金をむしり取ります。衣装をコンプすれば新たなアイドルが手に入りますし、お金はアイドルを育成するのに必須となるのですね。

 

 さて、ごくごく簡単に言ってしまえば上記のような物なので、システムだけ眺めていると「ふーん」の一言で終わるのですが、しかし、このソーシャルゲームやべえのです。

 何がやべえのかっていうと、一番はそりゃもちろん。杏仁豆腐先生の存在です。

 杏仁豆腐っていうのはこのモバマスの全アイドルのイラストを担当するイラストレーターの名前です。いや、アイマスオタからはお馴染みの名前なんですが、というのもこの人アイマスCDのジャケをひたすら担当し版権書籍の表紙を務めるというもうキャラデザ窪岡先生どこ行っちゃったの状態の無双っぷりを誇っていた人なんですよ。ご存じですか。そりゃそうですね、はい。

 で、まー、モバマスはソーシャルゲームですから。アイドルを集めなきゃいけません。そのためには当のアイドルが数いなきゃいけません。というわけで用意しました。100人くらい。

 つって、用意できるのが凄いよ!杏仁豆腐先生仕事しすぎでしょう!しかもデザインからイラスト×2までっていうのはもうちょっとこれ、どうしちゃったんですか。さらに毎月イベントごとに新規アイドルが6人ずつくらいどかどかと追加されていきますし。すでにアイドル数150人とかです。やべえ。やべえよ。

 そもそも、アイマスってのは一人のキャラを生み出す重さってのはマジで凄まじかったと思うんですよ。今でこそ876含め16人ものアイドル(他にもサイネリア先輩とかいますけどまぁそれはさておき)が存在してますが、しかし、始めは亜美・真美をセットと考えると9人しかいなかったわけです。そこから、四年という月日をかけて、7人のアイドルを作り上げる。血が滲みますよ!だからこそ平等に愛されるキャラクターが作られてるわけですけど。

 話とんだ。はい。で、モバマス。そんなアイマス世界の中の一作品という位置づけでありながら、これまでの事情なんか知ったことかというスタンスの無法者。これはひどい。

 ですが、これがアイマスオタからは新鮮に映るわけですよ。なにそれアイドル150人とかすごい! 当たり前の話ですね。え、杏仁豆腐オブザゴッドが150人もアイドル作っちゃったの? 買う! 買います! 売って下さい! てなもんです。そりゃ金払いますよ。杏仁豆腐の画集買ってるのと同じですからね!(キリッ

 

 はい。そんなわけで。半分くらい杏仁豆腐のイラスト収集目的のP達をまんまと取り込んだモバマス先輩(マジこええ)が幻想的なまでに拡張されたアイドル世界を見せてくれるのはここからです。

 イラストが可愛いとかそんな理由で釣られてやってきた雑魚共を捕らえて放さない仕掛けがモバマスにはありました。

 そう、キャラ設定が神がかっていたのです。

 アイドルのくせに働く気がゼロの腐れニート。身長182cmの電波女。「ぽ……ちゃり……?」という言葉が漏れ出る小デブアイドル。最近ではもう探偵からオカルトからキャバ嬢からヒーローから、もう何でもありですわ!(まいんちゃんを見かけた時は大丈夫かと少し心配にもなりました)

 

 はい。で、これがどういう事かっていうと、ようやく本題に入るんですけど、つまりこれ東方ですよね。ごく少量ではあるけれど、魅力的な設定を開示するっていう。

 いや、むしろ東方より洗練されてすらいますよ。これが東方を越え得るとした理由です。モバマスで提示されているのは、一つのアイドルにつき、二枚のイラスト・スリーサイズや趣味などの簡単なプロフィール・お仕事などする際の20種程度の一言コメント。これだけです。ですが、これが素晴らしい。

 東方の弱点は(あまり知識がないので間違っていたら申し訳ありませんが)提示方法が明確でない事にあります。キャラクターの情報はほとんどイラストとキャラ会話によるもののみ。会話を通してしか設定は伝わりません。もちろん分かり易く新鮮な物ではありますが、それはそれとして。

 しかしモバマスの場合は、目に見えて設定がわかるのです。だって書いてますもん。趣味:オカルトって。身長182cmって書いてありますもん。万人がキャラ設定を理解できます。やー、アイドルっていう要素が最大限に生かされてますよね。おれ、アイマスやってて良かったよ!!

 というわけではいはい、キャラ設定が提示されました。あとはわかりますね。そう、二次創作です。

 モバマスの長所パート2はストーリーがない所です。東方にはお飾り程度ではありますがストーリーがありました。二次創作もそれに沿ったものが生み出されがちです。

 しかし、モバマスは違う。何をやっても良い! すごい! Pと恋愛させても良いし百合百合しても良いし真面目にアイドル目指しても良いし事務所の仲間とわいのわいのコメディしたって良い。やりたい放題です。

 事実、pixivで『シンデレラガールズ』と検索するとその異常さがよくわかります。ちょっと、ホントに異常です。アイマス作品とはいえ、単なるモバゲーの一ソーシャルゲームですよ? それがなんだよこの量は。

 上記の理由もですが、やはりバイタリティ溢れるアイマスオタを取り込んだ事が大きいのでしょうね。二次創作? するする。するよー。きらりん☆

 

 てなわけで、さらなる発展が期待されるモバマスですが、もちろん弱点もあります。

 一つに、音楽要素のない事です。

 ソーシャルゲームなのだから当たり前といえば当たり前なのですが、ここまで来てしまえばテーマソングくらい設けてもおかしくはありません。

 音楽というアプローチがないと二次創作の活動は限られてしまいますから。MADの量産によってニコニコ動画を戦場に置けないのは大きな痛手です。今はpixivが主戦場。もったいないよ!モバマスキャラソンアルバム制作しろよ!

 もう一つ、アイドル同士の繋がりが薄い事です。

 双葉杏と諸星きらりは互いの設定によってその関係を連想させるという離れ業を使ってきましたが、しかし、基本的に、横の繋がりは一切ありません。コミュニケーションといったらアイドルとPとの対話である一言コメントのみです。

 アイマス本編も無印時代は横の繋がりがほとんどありませんでした。今でも団結をテーマに描いてはいますが本質はPとアイドルとの対話です。横の繋がりが表現されるのは、ドラマCDやアニメといったメディアミックス作品群なんですよ。

 とくれば、コミックやドラマCDといったモバマスのメディアミックスを期待してしまうのは当然でしょう。同人でなく公式で横の繋がりを描く事が重要なのです! 材料は多い方が良いもんね!

 まぁ、手っ取り早く、そのうち『[静と動の凸凹妖精s]杏&きらり』みたいなカードでも出てくるんじゃないですかね。で、組ませるキャラクターは人気投票で決める感じですか。

 ……ていうかですね、AKB戦略取るべきでしょう、ここは!具材は揃っていますよ!俺の諸星きらりをセンターに!

 

 はい。というわけで絶賛モバマスに大はまり中のクズ野郎の妄言祭だったわけですが、しかし、これが現実になると良いですね。割かし本気で信じていますからお願いします。

 ※余談ですが、MYベストユニットは『諸星きらり・双葉杏・喜多日菜子・喜多見柚・安斎都』です。重ねてよろしくお願いします。

 

 以上、ブログ一発目はこんな感じで。正直な話、長文すぎた。もっと気楽に書こう。絶対に失速する。

 

 ではまた来週!