ロバの耳☆

たまに書きたいことをだらだらと書く。

2014年度コンテンツベスト10 俺調べ

 お疲れ様です。とにざぶろうです。

 無事に祝日を休暇にすることができました。世間一般から見ると当然なのかもしれませんが僕にとっては奇跡です。頑張りました。

 先日に音楽ベスト10をやったばかりですが、コンテンツベスト10をやります。あくまで私の手の届く範囲、主観的なものなので、その点、目を瞑っていただきたく。

 なお、昨年度はこちら。今年の音楽ベスト10はこちらです。今年はキャラクターベスト10やりません。あんまりキャラクター性の強いオタコンテンツに触れられなかった気がするので自粛。

 

 始めます☆

 

10.知らない映画のサントラを聴く(小説)

知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫)

知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫)

 

  竹宮ゆゆこ新作。二十代半ばの無職女子が過去と向き合う話。これまでの作品で一番好き。初の女性主人公で、物語も文体も輝いている。どうしてこれまで男性主人公だったのか。ゆゆこドンピシャ。終盤の疾走感溢れる盛り上がりは心の底から叫びたくなる。

 

9.つめたいオゾン(小説)

つめたいオゾン (富士見L文庫)

つめたいオゾン (富士見L文庫)

 

 唐辺葉介新作。徐々に心が混じり合って一つになってしまう奇病に冒された男女の話。文体でいえば唐辺葉介は電気サーカスがベストだったが、物語はこれ。二人の主人公、それぞれの視点から描かれる世界は遠くかけ離れている。あまり多くを語るとネタバレになるが、設定と物語がうまく噛み合っていて、終盤は泣きそうだった。

 

8.スペース☆ダンディ(アニメ)

  ギャラクシーエンジェル方式の一話完結もの。次週には死んだ連中みんな復活してる。一期は花澤香菜が可愛かった以外にはさほど何も感じなかったんだけど、二期はすばらしかった。一話完結で毎週おもしろいというのは凄い。スクールカーストもののミュージカルが絶頂。最終話ではメタネタで伏線を上手く回収して視聴者を喜ばせてくれるし、最高だった。

 

7.アオイホノオ(ドラマ)

アオイホノオ Blu-ray BOX(5枚組)
 

  漫画家を目指す痛い大学生が主人公。とにかく大学を中退してデビューしなければともがき苦しむ話。原作よりも断然ドラマが好き。原作もかなりギャグに仕立ててあるんだけど、こちらはさらに笑わせてくれる。デビューを目指す痛い大学生というキャラクターは、ともすれば自分の黒歴史を思い出して辛くなってしまう。でもこれだけギャグに傾けてくれれば大丈夫。辛くなった次の瞬間には笑っている。

 

6.渇き。(映画)

 失踪した娘を探すクズ親父の話。まさにジェットコースター映画。映画館についたらあとはテンションに身を任せるだけ。物語の流れを気にする必要はない。過剰な暴力表現と押し寄せる展開の連続を楽しめば良い。惜しむらくは、最後の最後までテンションを維持できなかったこと。ラスト5分までがんばってほしかった。

 

5.SHIROBAKO(アニメ)

SHIROBAKO 第1巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]

SHIROBAKO 第1巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]

 

 かつて夢を誓い合った女の子五人組がそれぞれのフィールドでアニメ業界を生きる話。バクマンみたいなもん。仕事の辛さとアニメ制作の楽しさが詰め込まれている。物語もキャラクターも描写も、かなり現実に近い。現実との違いがあるとすれば、可愛い女の子が妙に多いってことだけ。現実味のあるおっさんと二次元っぽい女の子が一緒に仕事してる図柄を眺めているだけで幸せになれる。

 

4.かわいい闇(バンドデシネ

かわいい闇

かわいい闇

 

 BD。バンドデシネ。海外の、カラー漫画のようなもの。確かにかわいいけれど、しかし確かに闇。騙されてはいけない。絵本でなくバンドデシネ。大人のための闇の物語。男女のお茶会シーンから始まり、徐々に不穏な空気に包まれていき、そして衝撃的な展開が連続する。数多くのキャラクターたちにそれぞれ物語があるのが良い。世界に引き込まれる。終盤のオロールの格好よさは異常。

 

3.青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(小説)

 日本国民の誰もが知る有名人であるところのバニーガール先輩は、次第に誰からも認識されなくなってしまう奇病を抱えていた。奇病好きだな。昔懐かしきセカイ系の雰囲気が胸に刺さる。世界に二人きり。今年ラノベベスト。設定は普通なのに、切り込み方が新鮮で読んでいて楽しい。文体も気持ち良い。 古き良き名作エロゲ群が好きな方なら必ず気に入ると思うので、読むべき。余談だけど、キャラクター的には先輩よりも二巻のプチデビル後輩が好き。超好き。

 

2.ランス9 ヘルマン革命(ゲーム)

 18禁注意。アリスソフトのランスシリーズ最新作。正直俺はアリスソフトが好きすぎるので仕方ない。ゲームとしては普通に良作。物語は一級品だった。今回は男気溢れるヘルマン革命。ランス一人の力ではどうにもならない組織戦なので、普段は見られないランスの知略が冴え渡る。スピーディーな展開で物語が突っ走り、最後にどかーんと弾ける。初のヒロインごとのマルチエンディング制を採用してはいるが、やはり良かったのはメインルート。戦国ランス→ランスクエスト→ランス9というコンボは堪らなかった。心が洗われます。全然関係ないけどミラクルかわいい。次でランスシリーズも完結らしい。期待。

 

1.ピンポン(アニメ)

 ベスト1。昔懐かしきピンポンです。ここまで物語構成が完璧なアニメはそうそうない。素晴らしい。無駄なシーンも無駄なキャラクターも一切なし。各キャラクターのドラマが次々と語られていき、あっという間に時間が過ぎ去っていく。全ては最終話の決勝戦へと繋がっている。毎週毎週興奮して観ていました。さすが湯浅。何も言うことはない。ラスト二戦の演出なんか無茶苦茶テンションあがった。なんだこれー。

 

 蛇足かもしれませんが、次点は下記の通り。

 ・人類は衰退しました(小説)

 ・終物語(小説)

 ・まちあわせ(漫画)

 ・聲の形(漫画)

 ・アナーキーインザJK(漫画)

 ・ちーちゃんはちょっと足りない(漫画)

 ・ボクガール(漫画)

 ・ジャージーボーイズ(映画)

 

 以上!

 やー、今年は驚くほど面白い作品があまりない分、そこそこ面白いくらいの作品が無茶苦茶多かった気がします。特に漫画。だから次点が増えるのだ。個人的には、驚くほど面白い作品というのを常に求めてるんですけど。

 ともかくこれで2014年を終えられます。コンテンツまとめないと一年を終えられるない病気にかかってしまったのだ。

 ではまた来年も、楽しいコンテンツに触れられますように。

 まだ一週間ほどありますが、みなさま、よいお年を。