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ロバの耳☆

たまに書きたいことをだらだらと書く。

『エロマンガ先生』読んでちょっと泣きそうになった話

※微ネタバレ注意

 

 

 読んだので書く。

 やー、良かった。むちゃくちゃ丁寧だった。

 というか俺妹であんだけ真面目だった作者なので面白くないはずがないね!!

 まぁ突然に俺妹の話し始めますけども。あれ何が良いって、広い目で見ると、ゲームのシナリオが本編の一部だったことだよね。最終的な構図がヒロイン勢による主人公取り合いというものなんだけど、それぞれのキャラクターの恋愛的強度を高めるためにゲームを使ってた。ライトノベルというのはゲームではないから、最終的に選択されるヒロインは一人しかいない。そこを賭けてヒロイン達は争うわけだけども、ゲームのおかげで、「どのヒロインが選択されてもそこまでおかしくはないでしょ?」という説得力がもてた。それぞれのエンディングとストーリーを見せつけておいて、どれが正史になるかな? ていう。ランスかよ! はい。で、同時に、ゲーム版というのは後から振り返ってみれば、主人公とのエンディングを迎えられないヒロイン達の救済でもあった。最終巻もゲームを踏まえていて、現れるヒロイン達を切って切って切りまくるという展開は熱くなりました。すごい小説でしたね!

 俺妹の話終わり。エロマンガ先生の話する。

 まず、一番大きなポイントは。俺妹がオタク賛美だとしたら、エロマンガ先生は創作賛美だということ。オタクがある程度一般化してしまった現在、かつてのオタクにあたるマイノリティは創作家。ジャンルは小説かもしれないし歌かもしれないしイラストかもしれない。とにかく創作は楽しいし素晴らしいというのを訴えてきます。ビバ! ぶっささり! ラストの締めとか最高だった。「わぁ! これぞ一巻!」という気持ちにさせてくれます。ぼくも趣味で小説を書いていたりするので余計にキます。さらに言えば、俺妹を読んで「じゃあ創作賛美すればうけるんじゃない?」なんて思って今年の初め辺りに小説を書きあげていたりしたので余計にキます。あれはそのうちどこかで供養しよう……。

 二つ目。読者の共感得るのうますぎ。丁寧っていうのはそういうところ。もうホントすごい。勉強になります。創作賛美もそうだけど、叩きへの反発とか、ニコニコ文化の肯定とかね。オタク賛美≓創作賛美に関して、俺妹には桐乃っつう代弁者がいた。エロマンガ先生での代弁者は主人公。ヒロインである妹。そしてライバル作家。多い!! で、そいつらがみんな「創作楽しいー!」って話をしますからね。こっちは泣きそうです。今後はどこかでたくさんの敵が現れるんだろうか。楽しみです。

 最後、三つ目。俺妹の前提を踏まえており、最初からクライマックスです。ざっくり俺妹で例えると、桐乃-京介-地味子の三角関係がすでに可視化されてる。矢印が見える! 早い! 読者も俺妹の結末を知っているので、じれったく恋愛に進展するのを待たせるつもりは毛頭ないらしい。ありがとうございます。ていうか、地味子のポジションにあたる(ちょっと違うけども)キャラクターが完全に加奈子なんだけどさ。作者は加奈子好きすぎじゃない? いや俺も加奈子大好きだよ!!!! なんで真エンド加奈子じゃないんだよ!! なんなんだよもう!!

 というところでこの感想を終えたいと思います。

 みんなエロマンガ先生を読もう。タイトルもうまい。このインパクトと語呂の良さなんだよ。

 

 はい。ではまた!