ロバの耳☆

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『AURA 〜魔竜院光牙最後の闘い〜』観たので書く

  どうも。とにざぶろうです。

『AURA ~魔竜院光牙最後の闘い~』観てきたので書きます。原作信者です。

  原作未読ですと大分楽しめる仕様でしたので、今回は明確なネタバレはなしでいきます。多少はそりゃしますけど。作品を宣伝したい気持ちにさせてくれる良い舞台挨拶でした。あ、注意事項としてあれです。その舞台挨拶でたしか監督が仰ってたんですけど、この映画はギャグではないです(タイトルの影響か、勘違いする人が多いらしい)。青春映画なので、そこは了解しておいて頂けると。はい。

 

 えー、ではひとまず、原作未読者は観といた方が良いです。観て損はないんじゃないかと思います。そもそも原作の完成度が無茶苦茶高く面白いので、それの映画化が失敗するはずがありませんでした。面白かったです。

 ただまぁ、アニメ映画化に際して良かった点と悪かった点というのもあります。仕方のなかった面が強いですが、簡単にまとめると以下の通り。

 

○良かった点

花澤香菜演じる佐藤良子がべらぼうに可愛い。

・短い尺の中で、原作から必要な話だけ綺麗に取捨選択されていてすごい。

 ・乳首券が発行された

 

○悪かった点

・尺の都合上、主人公のモノローグが取り除かれたせいで性格が違って見える。

 (原作はモノローグにおける主人公の葛藤が抜群に面白く燃える)

・尺の都合上、端折られていた部分が多く、展開やキャラの心情が唐突に感じる。

・作画が並のTVアニメレベル

 

 まぁ基本的に尺の関係です。つうか84分(だっけ)て無茶だろ。舞台挨拶諸々込みで2時間経ってないんですよ。ぶったまげ。

 原作が一冊の小説の中に展開をこれでもかってくらいに詰め込んでるので、元から無駄なシーンはほとんどないんですよね。だから削るとしたら、もうざっくりシーンとか設定ごと削るしかない。原作のキャラクターが一人いなかったりしてましたし(もちろん、大筋に影響しないキャラクターですが)、諸処の裏話がなかったりしました。細かいところでも、びみょーに原作と展開を変えることによって(シンナーの入手法が異なる、とか)時間を短縮しようとしてるのが見えて、ほんわか温かい気持ちになれました。ありがとうございます。

 

 それとやはり再三言っておきたいのは、佐藤良子の可愛さでしょう。花澤香菜にみんなで敬礼しましょう。ここ最近の花澤香菜の中でも最高峰の可愛さでした。台詞の一つ一つが愛らしいので飽きません。やばい。特にラストはね、あれですね。ユメミルクスリ☆パンチ。ねこ子さまを彷彿とさせる天使度合いでした。乳首券発行されたしね。

 欲を言えば、やはり尺の都合で心情の揺れに緻密さがないので、もうちょい上にはいけると思う。今、天使長くらいですけど、実際は大天使狙えるレベルだと思います。原作の緻密な心理描写に花澤香菜が加われば神喰えましたね。

 

 尺以外ですと、惜しむらくは映像面ですね。悪いわけじゃないんですけど、劇場映画にしては動かなすぎです。TVアニメの平均くらいですもん。基本的に喋ってるキャラクター以外は静止状態です。激しいアクションのある話でもないので、余計に動いてないように見えてしまいました。

 あ、映像といえばあれですね。明らかに異常で「どういうことだよww」状態にはなりましたが、そんな感想がかき消えるくらい、最後の、例のアレは良かったです。観た瞬間度肝を抜かれます。ネギまかよ。

 

 ていう感じで、つまるところ、そこそこ面白かったです。原作既読組は、まぁ、原作の素晴らしさを知っているので、それなりに。未読組はもっと楽しめるかと思いますね。というか一緒に観た原作未読の後輩がすげえ面白かったっつってたんで、そこ情報です。

 Blu-rayはどうしよっかなぁ……やっぱ作画がな……乳首券が発行されなければ買わなかったんでしょうけど、んー……ロミオへのお布施に購入しようかな……あわよくば灼熱の方の映像化も期待しつつ。

 

 はい、以上です。やー、それにしても良子可愛かったなぁ!

 皆さま是非に。

 

 ではまた。