【ネタバレ】おジャ魔女どれみ16が10年越しの伏線回収した件
おジャ魔女どれみ16です。
ほぼネタバレしかないのでご注意下さい。買って読んだ方が良いですよ。
おジャ魔女どれみ16 TURNING POINT (講談社ラノベ文庫)
- 作者: 栗山緑,馬越嘉彦,東堂いづみ
- 出版社/メーカー: 講談社
- 発売日: 2012/11/30
- メディア: 文庫
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はい。で、さっき3巻読んだんですけど。ちょっとここまでやるとは想像していませんでした。
いや、1,2巻も驚きましたよ。しょっぱなからいきなりどれみと小竹の仲が進展してたり、あいちゃんが陸上日本新記録叩き出したり、テレビ版最終回などまるでなかったかのように平然と魔女見習いに戻ったりね。しかし今巻はそれを遥かに上回る衝撃です。
まず、唯一メンバーの中で頑なに魔女見習いに戻るのを拒否していたおんぷちゃんが、ついに魔女服を着るわけですが、その直後、ハナちゃん(6歳)から語られた言葉。ハナちゃんには双子の妹がいる。いやお前、二期はおろか四期でもそんな素振り少しも見せてなかったよね!?
そうなってくると魔女界女王の後継者問題はどうなるのだろう、と思っていると、そこはやはり設定がある様子。そもそも、100年に1度ウィッチクイーンローズから生まれる赤ちゃんは必ず2人なのだそうで、例えば、現女王にも妹がいるとの事(あ、ちなみにマジョリカとマジョルカも双子だってよ!だから名前似てんのか……)。
で。どうしてこれまでその存在が隠されていたのか。以前、魔女界はウィッチクイーンローズから生まれた姉妹での女王後継者争いが絶えなかったそうで……争いを避けるため、姉を女王として育てる事を取り決め、妹は人間界でひっそりと暮らすよう仕向けるようにしたのだそうです。だから、ハナちゃんにもユメちゃんという名前の妹がいて、その子は人間界にいると、そういう事だと。うんあるある。
当然ね、我らがハナちゃんも黙ってませんよ。「そんなの大人の都合だもん!」さすがだぜ!それでこそ大谷育江! でも確かに、まぁ。つうかマジョリカとマジョルカはそんな対策立てても一期であんな熾烈な争い繰り広げてたわけだしね。ぶっちゃけ人間界に放られる妹かわいそうでしょ、普通に。
ハナちゃんらどれみ一行は人間界でユメちゃんを捜しますが、どうにも消息は雲を掴むようで、なかなかはっきり行方が見えてこない。しかし、どうやら、一人の魔女がユメちゃんを連れていったのだという事だけがわかります。
そして、今巻ラストで、ようやく手にした魔女の正体。
魔女名、マジョアヴェニエール。人間名、佐倉未来。現女王の妹。
ぱねえ。
魔女をやめた魔女は女王の妹だったらしいです。最終回寸前のあのタイミングで颯爽と現れ、どれみに人間として生きる道を提示し、音もなく去って行った未来さん。確かに、どれみ専用アイテムという以外の要素があって然るべきでした。それがこれ程のレベルとはもうね。後でファンディスクとして新シリーズが始まった時のためにずっと温めてきたのかな、この設定。凄すぎる。
さあ、しかしこれでまた、でっけえ選択の物語がみられるわけですね。
ハナちゃんはもはや最強の魔女として君臨してしまっています。「エッフェル塔ひっくり返す」とか言ってましたし、もうハナちゃんに敵う存在はいないでしょう。となれば、早い内に未来さんとユメちゃんを見つけられるはず。
『人間としての生き方』の象徴である未来さんVS『魔女としての生き方』ハナちゃん。この構図から、新シリーズであっけなく魔女見習いに返り咲きしてしまったどれみ一行は何を思うんでしょうね。そんで、ユメちゃんはどうするのか。うおおこれだけで論文書ける勢いじゃないですか。アニメ評論家の皆さん!チャンスですよ!どうかんやまきかくさん!
いやー、まぁそれは置いておいて。続きが楽しみだなあ!!
はい以上。
ではまた来週!