私的2017年度音楽10選
とにざぶろうです。
今年から10選にしました。誰に咎められたわけでもないのですが、段々とランキング形式にするのめんどくせえなという想いが生まれたためです。あとそもそもランキング付けられるほど音楽にもコンテンツにも触れなくなってきた。基本的には、数年後に自分が郷愁に浸るためのまとめです。
始めます。コメントも短めで。
1.ミクロボーイとマクロガール/スチャダラパー & EGO-WRAPPIN'
スチャダラパーとEGO-WRAPPIN' "ミクロボーイとマクロガール"(Official Music Video)
まずトラックで胸を鷲掴みにされてもう無理。スチャダラパー外さないなあ。最高。PVはのんだぞ!
これ聴いたせいで夏の新刊は杏本になりました。
歌詞ホント。双葉杏の理想とする生き方が描かれていて、笑い話に捉えられがちだったそれは茶化されるべきものでも何でもなくて、彼女には彼女の世界がある。そんな世界は、この曲によって伝播して、我々は次第に溶かされていくのです。
Creepy Nuts(R-指定&DJ松永) / 助演男優賞【MV】
超ドクソPOP。初期のRIP SLYMEを思い出すノリの良さ。何度でも聴ける。言ってる内容自体は「たりないふたり」の方が重さがあったけど、幾分か軽くなったからそれだけ気楽に聴ける。楽しい。
4.失楽園/女王蜂
こちらも超POP。サビなんて一度聴いただけで口ずさめるほど力強いし、思わず歌い出したくなる。
5.SummerSpot/KICK THE CAN CREW
KICK THE CAN CREW「千%」MUSIC VIDEO
SummerSpotのMVはなかったので千%の方貼っておきます。
帰ってきたKICK THE CAN CREW。雰囲気は休止前のまま、中身は休止前より進化。アルバムの中では、やっぱりSummerSpotが最高でした。ワンフレーズごとのマイクリレーは新鮮で楽しい。おセンチなトラックとリリックは「イツナロウバ」や「magic number」を思い出させる。
6.Future Is Born/RHYMESTER Feat. mabanua
RHYMESTER - Future Is Born feat. mabanua
こんなん泣く。この一つ前でガラパゴス作ってることを考えるとより一層。あちらで「あと少しでまた次の時代」と言っていて、今回は「あの日の『未来』を越す時代が来たっていうんだから驚くぜ」。宇田丸師匠もさることながら、今回はMummy-Dが全部パンチラインだ。「オマエらのRootsは あくまでオレだとは言っておきたいぜ」もとてもHIPHOPらしくて最高。
7.始まりはQ(9)CUE/SPECIAL OTHERS & RIP SLYME
「始まりはQ(9)CUE」 SPECIAL OTHERS & RIP SLYME+特典CDダイジェスト
RIPとKICKとRHYMESTERの新曲が聴ける2017年。
今回はアイラブRYO-Zのフロウがぎらんぎらんに輝いていて思わず声が漏れるほど。格好良すぎる……。SUさんも「ん~」とか毎度毎度面白味がある上に固い。
全然関係ないけど、改めて見るとやっぱりムートンはILMARIに似てるなあ。
8.後悔/柴田聡子
後悔というにはあまりにも明るく輝いている。だからこそ増す後悔が想起されて最高。
ド個性。昭和。聖子ちゃん。何度でも聴けるし口ずさめる。
9.WHAT YOU GOT/tofubeats
tofubeats - WHAT YOU GOT (視聴動画)
MVが無茶苦茶良い。こんな十数秒の素材を幾つか繋ぎ合わせただけで、こんな単純な歌詞で、ここまでの物語を作れるのはどういう創造性なのか。ループする映像はループする音楽にマッチしているし、曲の盛り上がりと共に映像がループを脱出する4:00辺りから5:05までの演出にはもう昂ぶりを抑えられない。ひゃっほーと叫びたくなる。シュタゲかと思う。
10.Funny Logic/高槻やよい (仁後真耶子) & 双海亜美・真美 (下田麻美)
【楽曲試聴】「Funny Logic」(歌:高槻やよい、双海亜美/真美)
神。歌詞のテーマとしてはRIP SLYME『気の置けない二人』だったり、lily white『キミのくせに!』と同じなのですが、まー、それを双海とやよいが歌っているというだけで感謝の気持ちしかない。試聴では辿り着けないのですが、終盤の「あーあーあーあーどうしましょ」からの「言えるはずなんてないわ」の破壊力といったらもうお前。声を震わせてでも自分を捨てきれなくて冗談めいた口調で歌い上げる様、一撃で曲のテーマと感情が伝わる。そんでそれに加えてこのサビや伴奏のキャッチーさ。何百回でも聴ける。
はい。満足しました。
次点は下記の通りです。
・月曜日戦争/吉澤嘉代子
・言葉の強度がラッパーの貨幣/LIBRO
・恋?で愛?で暴君です!/Wake Up, Girls!
・memory trigger/CHICO CARLITO Feat. 唾奇
・Yes! Party Time!!/島村卯月 (大橋彩香), 渋谷凛 (福原綾香), 本田未央 (原紗友里), 赤城みりあ (黒沢ともよ), 安部菜々 (三宅麻理恵)
来年も良い音楽に巡り会えますように。
今年よりも積極的に音楽に触れる努力をしよう。
ガルパンと私。あと最終章第1話の感想。
劇場版の人気にあてられて初めて触れたのが確か2015年の12月で、その頃からずっとガルパンにハマり続けている。おそらく自分の人生でここまで長期間どっぷりと沼に浸かっているのは箱○版のアイマス以来のことだ。しかし語りたいことは腐るほどあるのにブログを書くまでに至らなかったのは、どれだけ言葉を尽くしても文章がまとまる気がしなかったからだろうと思う。それであれから2年が経ってようやく「ブログ書こっかな」という気持ちになれたのは単純に語りたくて語りたくて仕方なくてぽろんと閾値を飛び越えたからである。まとまらなくたっていいじゃない。書きたいから書く。内容はノープランでも。というわけで書きます。
まとまらないまとまらないと言いつつも出来る限りまとめたいという気持ちはあるので努力はする。2年も経てばそれなりに自分の中では整理もできている。
冒頭で初めて触れたのは2015年の12月と書いたが、実は、TV放送当時、一話だけは観賞していたのを思い出す。初観賞の感想は「キャラクター多すぎ」「CGしょぼい」。一話のラストで学園艦が登場し驚かされたが、最終話までは付いていく自信がなく、そこで終わってしまった。劇場版の公開によってガルパンへ引き戻されたのは本当に僥倖という他ない。TV放送から劇場版まで引っ張ってくれた初期からのおじさんおねえさん達にはいくら感謝を尽くしても尽くしきれない。思えば私は劇場版公開直前にSHIROBAKOにハマっていて、同じ水島努繋がりということもあってガルパンへ入れたのだった。
ガルパンについて語る言葉がまとまらないのは、ひとえに魅力となる要素が多すぎるからだ。キャラクター、戦車、音響、戦闘描写、ストーリー。物語に関しては観る人間や見方によって形も変わるだろう。自分なんて観賞を繰り返すと未だに新発見があるし、ガルパンの全てを理解できているだなんて到底言えやしない。しかし、今でこそ多少なりとも整理できてきて新発見の喜びを見出せているが、一回目の視聴時などはそこまで到達できず、「あぁ面白いなあ」という程度の感想に収まっていた。それが繰り返し視聴しているうちに、段々と面白さが増してきた。自分の人生の中でも数少ない経験だったと思う。何かしらのコンテンツにハマる場合、大抵はその流れだ。
さて、ガルパンにハマる理由として、まずリピート率の高さがあった。では何故に観賞を繰り返すのかといえば、それは「ご褒美しかないから」だと思う。画面のなかにつまらない瞬間がない。「女の子」「戦車」の二大要素は単純にご褒美だし、後者はともすればストレスになってしまう可能性を孕んでいるが、徹底的な安全性の強調(カーボン製!)により純粋に戦車戦そのものを楽しめる。あと十年前は「日常系? はん、せやな」とか言っていた自分ではあるが、おっさん眺めるより女の子眺めてる方がそりゃ嬉しいに決まってる。馬鹿か。
女の子。そんな女の子ではあるが、しかし初めは彼女らの名前すら覚えられなかった。というか一度観ただけでうさぎさんチーム全員の名前を諳んじられるわけがない。無理です。何度も繰り返し観て、ドラマCDにも触れて、発見に発見を重ねて彼女らのパーソナルを把握していくのだ。そして次に気付く。悪いやつが一人もいない。全員、愛せる。みんな大好き。MD。そりゃあ特に好きなキャラクターというのはいるけれども、基本的にどいつも好き。全員、報われてほしい。そうなってしまうともうずぶずぶハマっていく。公式からどれだけの供給があろうとも、同人誌でどれだけ補完しようとも足りやしない。彼女はどういう人生を過ごしてきたのか。隣の彼女とはどういう会話を交わすのか。この時、彼女は何を考えていたのか。これから彼女はどういう道程を歩むのか。ドラマCDのダージリンとミカは本当に頭がおかしい。プラウダ戦で一人雪の中へ残されたおりょうを想うだけで泣く。ちなみに特に好きなキャラクターというのはアンチョビだったり麻子だったりミカだったりエルヴィンだったりするのだが、とりあえず今回はさておく。
戦車。正直、ガルパンに触れるまでは戦車に対する興味は一切なかったのだが、今ではWoTのプレイすらする始末だ。とはいえガルパンにおいては戦車そのものよりも、戦車戦の魅力の方が強い。一つの戦車が一つのチームであり、それらチームがまとまって軍になる。一人一人のメンバーが与えられた役割をこなすことで全体へ貢献し、勝利へとがむしゃらに進んでいく。弱くとも強くとも関係なく、強靱な意志を行動で示す。自分はどうもそんなのに弱いらしく、涙腺が緩む。黒森峰戦で澤ちゃんが「西住隊長のところに向かわせちゃいけない」って言えるとことか、大学選抜戦でダージリンが橋の下に潜るとことか凄くないですか? ちなみに単純に絵面の格好良さという意味ならカール落としのシーンが至高だと思う。
ストーリーで特に惹かれるのは、やはり脚本の吉田玲子氏もインタビューで度々口にしている、「道」についてだ。戦車道の中にも含まれている「道」という言葉は、例えば「生き様」と言い換えることもできるだろう。転落した仲間を助けた西住みほは黒森峰を抜けたが、それは西住みほの「道」が黒森峰の「道」とは違っただけの話。ガルパンに登場する各校には各校の戦車道がある。アンツィオや継続なんかはわかりやすく、黒森峰やプラウダはわかりづらいかもしれない。けれど、偶然にも「道」を同じくできた仲間と共に戦場を戦い抜く幸せは計り知れない。
「道」というからには、それは先の先まで延々と続いていく。黒森峰の戦車道は代々受け継がれてきたものであるし、西住しほの存在が分かりやすくそれを示している。反対に、大洗の場合は、一度途切れたものを角谷杏や西住みほが再び紡ぎ始めた。大洗の戦車道はここから始まる。TVシリーズを通して、我々は大洗の戦車道の始まりを観ることができた。劇場版・最終章と歩んできてはいるが、まだまだ次世代への移り変わりすら行われていない。きっと最終章でそれはなされるのだろうけど、視聴者としては、願わくばその先の世界を観てみたいものだ。マジで。いや本当に、観れないのだろうけど。きっと次代のエースは澤ちゃんで、そこからさらに次代へ受け継がれていく。せめてそこまでは、見守らせてほしいのだが。物語としては綺麗に終わっているのだとしても、蛇足でも良いから。
ひとまずガルパンに対する想いのメインどころをつらつらと書いた。正直これ以上書いてもぐだぐだと長くなるだけ(すでに長いし)なので一旦今回はここまでにして、あとは最終章の感想です。
冒頭の記載やここまでの流れを思い起こしていただけると助かるのだが、やはりガルパンの感想というのはどうにもまとめられるようなものではなく、歪ながらも書けてきたのは劇場版公開から二年が経っており、それなりに自分の中で整理ができていたからだ。最終章はまだ公開から日が浅く、私もまだ四度しか劇場へ足を運べていない体たらく。そんな私の力では感想をまとめるなんてのは夢のまた夢なので、苦渋の想いで、最終章第1話の感想は順不同のぶつ切り形式にいたします。
OPやばい。神か。みんないる。みんないるだけで感動する。そど子むっちゃかわいい/序盤の桃ちゃんいじりひどい。うさぎさんチームだけでなく西住殿含め校内全体でいじる怒濤の攻め/柚ちゃんの「杏」呼びやばい/まこそどの尊さ。そど子卒業の瞬間に麻子はどんな表情を浮かべるのか/フリントあざとい。挿入歌すげえ好き(作曲:水島努)/ラム大好き。「うほっ」むっちゃかわいい/フリントに戦車をひしもちだとか呼ばれ「ふへっ!?」と叫んだ後の秋山の「なんやこいつ」みたいな表情好き/生しらす丼、無表情キャラみたいなナリして指相撲とかムラカミアタックくらった直後とかむっちゃ表情変わる/ハバネロクラブ舐めた麻子かわいい/飲み比べの演出格好良い。こういう中だるみが発生しそうなシーンを魅せて画面に惹き付ける凄み/マークⅣかっけえ/「がんばりや~す」かわいい/トーナメント表の反対端、アンツィオVSポンプル。二回線で聖グロとあたるので大洗はアンツィオと戦うことはなさそうで悲しい。決勝は聖グロ有力か?/無限軌道杯、大洗が途中で負ける可能性すらある。今回は負けても道は絶たれないのだし。というか最後まで桃ちゃんでいくのか/反対に最終章第2話はすっとアバンから「大洗女子、勝利!」で始まる可能性もある。BC自由学園かわいそう/押田と安藤がすれ違うとこかっけえ/試合前に味方同士撃ち合うとこ分かっていても笑う/「あちらが白旗をあげるのと、私がケーキを食べ終わるのとどちらが先かしらどーん」かっけえ。あと「撤退!」かっけえ/敵戦車に気付くそど子かっけえ/終盤、サメさんチームの活躍に涙が出そうになる。各々が各々の役割を果たす展開が俺はむっちゃ好きなんだ/ラストで歌い出すBC自由学園にも泣きそうになる。大洗の前には、やっぱり好敵手たりえる相手が現れてほしい。最後に本来の姿を取り戻し、強固な一つのチームを見せつけてくれると嬉しくてたまらなくなる。
終わり。満足しました。
みなさん、私とガルパンの話しましょう。
2016年度コンテンツベスト10 俺調べ
とにざぶろうです。
三連休が終わりそうなので、コンテンツの方のベスト10やります。
※解説を入れておくと、小説・映画・漫画・アニメなんかを全部ごっちゃにした呼称として『コンテンツ』という言葉を使ってます。
今年の音楽ベスト10はこちら。
去年のコンテンツベスト10はこちらです。
いつも通り前置き。
このランキングは私の主観によるもので、かつ、広範囲をカバーできているとは到底言えません。
客観性はゼロですので、その旨、ご了承ください。
ではいきます。
10.トラフィック・キングダム(小説)
みんな大好き、石川博品です。
『先生とそのおフトン』『トラフィック・キングダム』の2編を収録した短編集。
同人誌版ではこれに加えてFallout4の二次創作『がんばれドッグミート』が収録されています。私はこちらを読みました。
車に支配された世界を舞台に、苦しむ少女の青春を描くSF『トラフィック・キングダム』も良かったんですけど、自分は『先生とそのお布団』にやられました。
売れないラノベ作家が喋る猫に励まされながらもなんとか小説を書いてゆく話。
売れないながらも書きたいもののある中年男子は、売れ線を狙うことと自分の書きたいものを書くことに悩んだり、若き秀才との差に劣等感を覚えたり、果たして自分に文章を書く意味があるのかと悩みます。
一度でも本気で創作と向き合った経験のある読者なら、間違いなく刺さるはず。傑作です。
9.ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない(アニメ)
ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドは砕けない Vol.1<初回仕様版>Blu-ray(イベントチケット(昼の部)優先購入抽選申込券付)
- 出版社/メーカー: ワーナー・ブラザース・ホームエンターテイメント
- 発売日: 2016/06/22
- メディア: Blu-ray
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やっぱ4部だわ(宗教戦争の合図)。
ジョジョは4部が一番好きなんです。やりたい放題やっていて、一話一話のアイデアに富んでいるから。ハーベストとかジャンケン小僧とか最高だよね……。
で、それがそっくりそのままのクオリティでアニメ化されたらそりゃあ喜んで観る。毎週毎週、酒を飲みながらぎゃはぎゃは観ていました。どんだけ続けられても飽きないなあ。終わってしまうのが名残惜しい。
8.推しが武道館行ってくれたら死ぬ(漫画)
売れない地下アイドルのそのまた最底辺アイドル・舞菜と、彼女唯一のファン・えりぴよによる百合漫画、らしい。らしいというのは、あの、百合漫画というにはあまりにもギャグに寄りすぎているからです。二人の接点は握手をする五秒間だけです。
主人公はえりぴよさんの方。彼女を中心にして、推しに人生を捧げた狂人達の姿が描かれます。ドルオタの凄みを感じます。えりぴよさんは推しに貢ぐために万年赤ジャージですし、さらに臓器を売ろうとします。「人間の体の中でどの臓器が一番必要ないと思う? わたし的には肺とか2つあるから……」
舞菜→えりぴよは割と恋愛寄りな好意なのですが、えりぴよ→舞菜はファンとしてのそれ。ガチ恋ではない。そこに百合らしい一欠片の切なさがあります。
二巻では別のカップリングも登場したので、シリアス度が若干上がりました。
去年(ダンジョン飯)と比較して飛び抜けた漫画のない2016年ですが、今年の漫画をどれか一つ勧めろと言われたら、自分はこれを推します。
7.シン・ゴジラ(映画)
説明の必要はない気もしますが、シン・ゴジラです。
ぶっちゃけるとゴジラをきちんと観たことがなかったのですが、庵野監督に釣られて観てきました。むっちゃ面白かった。
本作の見所は、研ぎ澄まされたリアリティと、それに基づいて生まれる、日本という組織の熱意でしょうか。『巨神兵東京に現わる』にも似た、中盤の絶望的な壊滅からの、終盤の怒濤の攻撃には、どうしても胸が熱くなります。ずるい。
6.フリースタイルダンジョン(TV番組)
フリースタイルダンジョン ORIGINAL SOUND TRACK
- アーティスト: VA
- 出版社/メーカー: GRAND MASTER
- 発売日: 2016/05/18
- メディア: CD
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HIPHOPをよく知らない方に向けて解説します。
まず、フリースタイルについて。この番組において、フリースタイルとは一種のスポーツと呼んで差し支えないでしょう。ビート――音楽に乗せて、即興でラップをして、両者が罵り合うのです。
評価の観点としては、どれだけ韻が踏めているか、ビートに乗れているか、そしてどれだけ相手の言葉へのアンサーを返せているか。これらの観点を元に判定し、より勝っていると思われる方を勝者とします。
で、フリースタイルダンジョンというのは、モンスターと呼ばれる凄腕のラッパーを八人集めて、これらを全て勝ち抜けば賞金100万円が得られる、という番組。モンスターは般若やらR指定やら漢やらDOTAMAやら。オーガナイザーはZEEBRAです。
字幕が出るので、目で見てわかりやすいフリースタイル。毎回出演者の背景を語ることによって、バトルで扱われる言葉の裏も理解しやすくなっています。
今年は本当に、フリースタイルダンジョンのおかげでHIPHOPが流行しています。以前の流行とは違い、HIPHOPが正しい捉えられ方をしています。そりゃあPUNPEEやSTUTSも『夜を使いはたして』作ります。嬉しいです。
まぁ、流行はHIPHOPの中でもフリースタイルによっていて、音源ももっと聴かれて欲しいと思いはしますが、それはまあ。
で、そんなわけでHIPHOPに興味のない人にも大流行のフリースタイルダンジョン。元々好きだった私には激ヒットです。当たり前。
今年は毎週、これとジョジョを楽しみに生きていた感があります。本当にありがとうございます。
5.この世界の片隅に(映画)
第二次世界大戦下の日本を生きる、すずさんの生活を描いた物語。
ものすごく面白いし、感動するのですが、皆さん言われている通り、この凄みはどうにも言葉にしづらい。
俗に言う、反戦映画ではないのです。あくまですずさんの生活を描いているだけ。ただし、観客が没入できるほどのとてつもないリアリティをもって。
しかしそれによって、我々の世界と彼女の生きた世界、が同じ日本であり、地続きになっていることを肌で感じます。
すずさんは強い生命力で、生き生きと日々を送っているのですが、段々と戦争が日常を侵食し始めます。
貧乏は機転で切り抜けられますが、人の生き死にだけは、どうにもできません。強い力に抵抗はできません。我々の生きる世界との違いがそこにあります。
彼女の生活に入り込んでいた我々は、その違いに気付いて、けれどなお懸命に生活を送る彼女らの姿に感動するのです。
4.スピリットサークル(漫画)
今年の漫画かと言われると微妙な部分はありますが、今年完結したので入れておきます。とはいえ、ちょっと自重気味の順位に。
ド傑作です。生涯通して、私の好きな漫画ベスト5に間違いなく入ります。
輪廻転生の話です。前世からの因縁があるという女の子が因縁をつけてきます。
普通はそこでヤンデレ女子との学園ラブコメへと突入するかと思うのですが、本作は違います。スピリットサークルというアイテムによって、主人公は自らの前世を辿ってゆくのです。
辿る前世の数は一つではありません。どの世界でも、主人公は自らの人生を生きています。どれも愉快な人生ではありません。師に死なれ、友人に死なれ、家族に死なれ、最後は自分が死んでゆきます。
別れは積み重なってゆきますが、同時に他者との関係も積み重なってゆきます。前世の記憶はないので、本人達はそのことに気付きません。けれど、その全てを追う主人公の視点では積み重なってゆくのです。そして、事実、積み重なっています。
しかしそれでも前世は前世に過ぎず、別の人間であることに変わりはなく。
はい。ネタバレが過ぎるので、ちょっとこの辺で止めておきますが、とにかくクソ面白いですし、ぼろぼろ泣きます。読みましょう。
3.りゅうおうのおしごと(小説)
去年の漫画界でいうところのダンジョン飯です。ラノベ界では正当に評価されないだろうなあ、と思っていたらきちんとこのラノ一位取っていて安心しました。Reゼロかと思っていた。
りゅうおうというのは、将棋の方の竜王です。将棋ラノベ。しかも超真っ当な。現代の武士が槍を駒に持ち替えて、盤上で殺し合います。容赦をすればこちらが殺される。どうしても勝たねばならない。次はない。熱いです。
1,2巻はそこそこの面白さ。3巻、そして4巻と、うなぎ登りでどんどん面白くなってゆきます。そもそも一冊の密度が濃すぎる。4巻とか、一般的なラノベなら三分冊にしててもおかしくない密度です。それでいてリズムを失わず、抜きを入れて、熱さも十分すぎる程ぶち込んで。
やばいです。尋常でない面白さ。普段はラノベを読まないという方も、これは読んで損ないと思います。
2.ガールズ&パンツァー オリジナルドラマCD5 新しい友達ができました!(ドラマCD)
今年のガルパン公式配給源どれだっけと考えた結果、これが見つかりました。
自分が今年何にハマっていたかと言えば、徹頭徹尾ガルパンにハマってました。劇場版初回視聴時はまさかこんなことになるなんて夢にも思ってなかったのに……。どういうことだよ、去年の劇場版の順位10位とかになってますけど。
1月に「劇場版面白かったしもう一回観ておこうかなー」と観に行ってから、「お、まだまだいけるぞ?」と止まらなくなり、気付いたら、関連商品を買い漁っていました。手始めにテレビシリーズのBD、ドラマCD、スピンオフ漫画、などなど(リトルアーミー傑作です)。大洗あんこう祭り楽しかったなー!!
戦車にもある程度好きではあるのですが、私はどちらかといえばキャラクターにハマりました。だからスマホアプリにも手を出します。手に負えないのは、誰か一人好きなわけではなく、みんな大好きってところ。強いて言えば今は、アンツィオ組かミカか麻子……? いや、みんな個性があって、意思が強くて、それぞれにドラマがあるんですよね。やー、楽しい。あーガルパン観たくなってきた。
ドラマCDの話をします。ドラマCDはですね、本編で「ん? こいつちょっと頭おかしいんじゃないか?」と思っていたキャラクターが、ガチで狂っていたことを確認する物語です。特にダージリンとミカとノンナ。ドラマCDのダージリンとペコの関係はホントに良いですよね。ペコ切れてるし。ペコが割とマジでダージリンの性格を疎ましく思っているのが伝わってきて良いです。
ドラマCDはこの5枚目が一番クオリティが高かったです。ダージリンがローズヒップで遊ぶ話、ノンナとクラーラが手を結ぶ話、アキとミッコがミカのクズっぷりに切れる話、知波単が旧日本軍の如き生活を送る話、みほがボコになってボコボコにされる話、大学選抜が酔いつぶれる話の6本です。あー何回でも聴ける。
なんかまとまる気がしないのでこの辺りで締めます。
1.聲の形(映画)
一度観て衝撃を受けて、すぐさま再び予約を入れて、翌日にもう一度観ました。
ヒロインは障害持ちで、他人の声が曖昧にしか聞こえず、それゆえ喋ることも難しい。
しかし、この話のテーマは障害ではありません。二人の恋愛でもありません。
障害はディスコミュニケーションの道具に過ぎません。そしてそこから、いじめが起こり、発展し、さらに罪悪感や憎しみへと繋がるのです。
主人公が覚えるのは、罪の意識。聲の形は、その罪の意識と向き合うための物語です。
明確な善人はいない。けれども、明確な悪人もいない。キャラクターそれぞれがそれぞれの立場で悩み苦しみ争うのです。その様子がやりきれず、私は中盤からずっとぼろぼろ泣いていました。鑑賞中、あちこちからすすり泣きが聞こえてくる、この異様さ。
漫画も面白かったのですが、映画はその数倍以上、原作の面白さを研ぎ澄ませています。
原作のエピソードを削りに削ってコアを残し、削りすぎた部分は新たにシーンや会話を足すことによって、感情描写を補填する。ひたすらに原作と向き合いシナリオを練り続けたのがよくわかります。
早くBDが発売されてほしいものです。一月辺り、公開中にもう一度観ておこうか……。
次点は下記の通りです。
・砕け散るところを見せてあげる(小説)
・ズートピア(映画)
・ドルメンX(漫画)
・メイドインアビス(漫画)
・アイアムアヒーロー(映画)
・左門くんはサモナー(漫画)
・ななしのアステリズム(漫画)
・星野、目をつぶって。(漫画)
・シャーロック・ノートⅡ(小説)
はい、というわけで以上です。
今年も楽しませていただきました。
来年も良いコンテンツに巡り会えますよう。
※私の好きそうなものをみなさん勧めていただけますと幸いです。
では、また。来年。良いお年を。
2016年度音楽ベスト10 俺調べ
とにざぶろうです。
年の瀬が近付きつつあるので、今年のベスト10やります。まずは音楽から。
毎年毎年やってるのは、自分でまとめるのが好きだからというのが一番なのですが、他人のランキングを見るのも好きです。皆さんのを拝見したい。
なお、去年の音楽ベスト10はこちら。
コンテンツのベスト10はこちらです。
前置き。
このランキングは私の主観によるもので、広範囲までカバーしきれているとは到底言えません。
客観性はゼロですので、その辺り、暖かく見守っていただけると。
では、1アーティスト1曲縛りで。いきます。
10.ファンファーレは僕らのために/でんぱ組.inc
でんぱ組.inc「STAR☆ットしちゃうぜ春だしね」MV Full
MV、後半が『ファンファーレは僕らのために』です。
とびきりの応援歌って感じで、まさしくアイドルの歌。
胸にきます。泣きそうになる。
こういうアイドルソングが好きなんです。
9.Dr. PANTY/モーモールルギャバン
モーモールルギャバン"Dr.PANTY " (MINI ALBUM「PIRATES of Dr.PANTY」収録)
俺たちのモーモールルギャバンが帰ってきたぞ!
前作はあんまり刺さらなかったんですけど、今回はずしりときました。
イラストレーター・すしおとのコラボ、ド派手な衣装。
初っぱなから飛ばすベースとキーボード。詩のワードセンス。たまりませんね!
8.恋する図形(cubic futurismo)/上坂すみれ
上坂すみれを聴くのは1stシングル以来な気がします。ドはまりしました。
このシングルに収録された曲、三つとも良くて、一時期ずっとループしてました。
作詞作曲はTECHNOBOYS PULCRAFT GREEN-FUND OFFICIAL。
おそ松さんやウィッチ☆アクティビティが思い出されます。
余談ですが、上坂すみれといえば、厄介なオタクものまねクソ面白かったですよね……。
7.神話具現 feat. 原昌和/□□□ feat. the band apart
【MV】□□□ feat. the band apart / 神話具現 feat. 原昌和
イントロでもう、「三浦~~~!」って感じ。
美しい旋律のテクノ音楽。
で、そこに乗せたワードがもう、もうね。
「首都高は渋滞」「隣人は更年期」「浮かぶ月にうさぎ」「浮かぶ食パンにカビ」「浮かぶ海に死体」「流れる胎児達」そんな事象を並べて並べて、毎回「It's alright」で締める。
パンチラインの連打からの切り返し。説得力。
6.Flip Flop/日野 茜 (赤崎千夏), 高森藍子 (金子有希)
【デレステ MV】Flip Flop 1080p 60fps
ミトです。超良い。私は日野茜(というか赤崎千夏)に弱いんだと思います。
底抜けに元気で、でも転調による抜けもあって、心を鷲掴まれる。
唄うとクソ難しいので、赤崎千夏と金子有希は凄い。
本家の時もそうだったんだけど、ミトのガチ曲をBDの特典で付けるのマジやめてほしい。自分はどうせ買うから良いんですけど。良い曲は知られて欲しいという想いがあるじゃないですか(デレステでイベント組まれてほんと良かった)。
5.金星/女王蜂
女王蜂 『金星』MUSIC VIDEO(Short Ver.)
最近の女王蜂はホント凄いです。
元々メロディとか天才的だったんですけど、キャラクターや歌詞に人を選ぶところがあった。
最近はどんどん一般化されていって、普通に良い曲に。
ただ、それでもアヴちゃんはアヴちゃんだし、転調はするし、男声と女声を使い分けるし、女王蜂らしさは残している。去年もこんなこと書いたな。
きっと来年も高水準の曲を発表してくれると思う。期待しています。
相対性理論「天声ジングル」予告篇(2016.4.27 on sale)
復活の相対性理論。
ケルベロスは上記予告篇の2曲目、「地獄の番犬はわーん」っつってる奴です。
そもそも天声ジングルが今年の私的ベストアルバムだと思われます。
真部や西浦が抜けて、前作は案の定がっかりしてしまって、「これならソロでも良いんじゃないか」となってしまってました。もしくはなんちゃって真部。
本作は違う。真部の音楽からずらして、これまでの相対性理論を抜け出して、さらにバンドである意味を見出しているように思います。聴かせるのはまるえつの声だけじゃない。
3.たりないふたり/Creepy Nuts
今年はフリースタイルダンジョンの大流行により、HIPHOPが未だかつてない程に聴かれていたように思います。特に、般若とR指定とDOTAMAを目にする機会が増えました。
Creepy NutsはそんなR指定とDJ松永によるHIPHOPユニット。同名のラジオをリスペクトしていることもあり、まー、喪男に突き刺さるリリックです。当然のごとく踏みまくりのR指定によるラップも気持ちよくて、何度でも聴ける。
やー、良い。ミニアルバム全曲良かったので買いましょう。
こういう弾けたHIPHOPが好きなんです。いや、"も"、好きです。
2.NEW feat.ポチョムキン/LIBRO
今までLIBROの存在を知らなかったことを後悔しました。
『風光る』は『天声ジングル』に続く、今年ベスト2のアルバムです。
ポチョムキンの軽やかだけど重量感のあるライミングが堪らない。
そしてサビのLIBRO。メロディの爽快感と、思わずはっとさせられるリリック。
「引き返せないとこからが始まり 前置きや前提は当然繰り返さない」からの、サビ全文がパンチライン。応援歌です。前のめりで真摯に懸命に賢明に進め。
二人の組んだユニット鶴亀サウンドの『AWAKENING』も良かったです。曲単位だと、『THE BEST』とか。
1.夜を使いはたして feat.PUNPEE/STUTS
夜を使いはたして feat. PUNPEE -STUTS - Pushin' Release Party
徹夜で遊び倒して山手線の中で見る朝焼け。夜を使いはたして。
経験のある人間には間違いなく突き刺さるだろう。
イントロで掴まれて、トラックが流れ出すと思わず泣いてしまう。
さらに、リリックに乗せた意味はそれだけではなく。
動画の最後でPUNPEEが語っている。
長い夜=HIPHOP不遇の時代、今年の流行によるHIPHOPの夜明けを乗せた。
「いま少し行けそうだけど、このままで良いのかなとか、だから少し寂しいよって、そういう曲」
それを知ってしまうと、曲のラスト「今ここにいないダチ公のため 親父のために あの大きな朝焼けを見てるのかも」に込めた想いに震えてしまう。この文章書きながら泣いてるからね。
蛇足かもしれませんが、次点は下記の通り。
・STAY TUNE/Suchmos
・ぐーちょきパレード/とりぷる ふぃーりんぐ(和久井優, 金澤まい, 今村彩夏)
・愛してる.com/大森靖子
・カミイロアワセ/binaria
・ビートモクソモネェカラキキナ 2016 REMIX feat.般若,漢 a.k.a. GAMI,R指定/DJ RYOW
・純情Midnight伝説/向井拓海 (原優子), 藤本里奈 (金子真由美), 松永涼 (千菅春香), 大和亜季 (村中知), 木村夏樹 (安野希世乃)
以上!
今年は去年よりも聴いてた量が少なめというか、フリースタイルダンジョンにハマったせいで古めのHIPHOPばっか聴いていたような気がします。今年の曲をあまり聴いていない。来年はもう少し頑張りたいものです。
はい。ではでは。また来年。あるいは、次のコンテンツベスト10で。
※2016/12/25追記
ケルベロスのMVが今になって公開されたので貼っておきます。
※2017/01/01追記
夜を使いはたしてのMVが公開されたので貼っておきます。
大洗および第20回あんこう祭りに行ってきました。 (後)
前回の続きです。
あんこう祭り当日。大洗入りは朝の7時です。本気です。
朝焼けに光るマリンタワーが美しいですね。
twitterで「朝5時半にあんこう汁初売り開始」とか飛び交っているのを見かけて半信半疑だったんですけど、あれマジでしたね。会場に着いたらほとんどの屋台が開いてましたし、すでにうじゃうじゃ人がいましたし、普通に祭りやってました。朝の7時ですよ。開始は9時からって聞いていたのに……。
それでまたテンション上がっちゃって、すぐさま食べ歩きを開始。
クソ寒いのでとりあえずホルモン汁です。
干し芋パスタ。なんで作った?
ガソリン。
一時間くらいだらだら食って飲んでしてたんですけど、その辺りで自分はそういえば腹を壊しやすい体質だったと気付きました。遅い。必死の形相でお花を摘んで、いつの間にやら8時半。物販列に並び始めました。ムービックです。
列はクッソ長かったのですが、祭りのざわめきが心地良く、待ち時間はあまり苦ではありませんでした。例えば、列の至るところから聞こえてくる「やだもー」の嵐。遠く聞こえるエグゼイドショー、お姉さんのかけ声、野太い「エグゼイドがんばえー!」。空は快晴。楽しいですね。
並ぶこと2時間長。ようやく列の先頭までやってきました。
私が購入したのは、聖グロのセーター(と継続のジャージ)です。これで私も聖グロ女子!
全然関係ないけど、このダージリン、絶妙なダサさじゃないですか。
物販を出ると11時前です。ガルパントークショーは11時30分開始だったので「やべえやべえ」と広場に戻ります。
広場では……なんというか……ステージを取り囲む人混みが……あの、地獄のようになっていました。
dot.asahi.comこんなんですからね。
ステージ上が見える位置はすでに埋まっていて、私は屋台の後ろ辺りから声だけ聞いてました。
劇場版公開後、初のあんこう祭り(まだ上映してる)。
ステージでは、劇場版の思い出や最終章へ向けた想いがあんこうチーム各員から語られました。「TV版1話であんなに引っ込み思案だった秋山殿が副会長を務めることになるなんて」みたいな話ホント泣くのでやめてほしい。
そして、各所でもまとめられていますが、目玉となる最終章詳細の発表。
・劇場上映を前提とした全6章
・第1章は2017年12月予定
・舞台は冬
・女の子は既存キャラ全員登場(新キャラもいっぱい)
他にも水島監督の口からわんさか情報が飛び出しました。ここまで一気に情報が公開されるとは思わなかったので嬉しかったです。
それになにより、全章で1クールを超えるほどの長さになるということに感謝の念しかない。ありがとうありがとう。
ただそれでも、終わりが見えてしまったことへの寂しさは覚えてしまいます。これから何年かかるかはわかりませんが、やがて終焉を迎え、それで段々とガルパンは旧いものへと変わっていくかと思うと。
はい! そして聖グロセーターへと着替えた私は商店街へと繰り出しました!
前日の段階でもなかなか人通りが多いなあと思っていたのですが、あんこう祭り当日はその比ではありませんでした。
もはやコミケと相違ない。本気で。
痛車コンテストやってたおかげで至るところにこんなん停まってますし。
他にも、とある駐車場ではアニソンメインのDJイベントやってたりとか、戦車が設置されてコスプレイヤーの撮影会が開かれていたりとか。(レイヤー抜きの画像だけ載せておく)
超楽しい……。
しばらく商店街を練り歩き、満足したところで祭りも終了間際の14時半。
そろそろ帰るべーと車へ乗り込みました。
帰りはやっぱりドラマCDなど聴きながら。有料道路を使ってみたは良いものの人身事故の連続で結局行きよりも1時間長く、4時間半ほどかけて帰ってまいりました。
そして馴染みのうどん屋で日本酒を飲み、私のあんこう祭りは終了。お疲れ様でした。結局、馴染みのうどん屋でも聖グロセーター着てた。あれ胸元のワッペンが少し目立つだけで基本普通のセーターなのでおすすめです。割と着れます。着れてたはずです。お疲れ様でした。
行く前は「一回記念に」くらいの気持ちだったんですけど、行ってみると楽しいですね、大洗。評判通りです。
きっと来年のあんこう祭りも行くと思います。機会があれば、その前にもう一度、もう二度くらい。
今回は友人と二人旅だったので、次回はもっとガルパン繋がりの友人を増やして一緒に行きたいところです。きっと楽しい。今回も大勢でがやがやと騒ぎながら参加してた方達が本当に羨ましいぞ。唸れ!俺のコミュ力!
以上、終わりです。
というわけで参加した皆さん、改めてお疲れ様でした。
とにざぶろうでした。
ではまたー。
大洗および第20回あんこう祭りに行ってきました。 (前)
とにざぶろうです。
今年の初めからひたすらガルパンにハマっていたので、当然の流れとしてあんこう祭りに行ってきました。ので、その記録です。
半分くらいは思い出が風化しないよう自分用に保存する目的ですので、画像足んなかったり適当だったり色々ありますが、ご了承ください。
大洗には、あんこう祭り前日の11/12(土)、8時頃に友人の車で出かけました。友人が運転、私が助手席でナビ役(半分くらいグラブルしてた)の二人旅です。BGMはガルパンドラマCD1~5でした。ほんとダージリン頭おかしい。
時間あるしええやんええやんと下道で行ったんですけど、まー、道中は山しかありませんでした。あと畑と田んぼ。ほとんど首都圏から出ない引きこもりなので新鮮です。
↑こんな感じ。この道は広いですけど、ナビが宜しくないのか比較的細道を行かされることが多かったように思います。
これが大洗まで数キロ地点。あと数分で本当に大洗に着くのか不安になる。
大洗入り。全然信じてません。
で、徐々にそれらしき若者が町を歩いている様子を見つけ出し、ついに大勘荘に出くわします。私は大洗へやってきたのです。テンション上がる。やったー!
あんこう祭り前日、大洗では舞祭が行われていました。また、私たちのように前日入りするおじさん達も大勢いたのでしょう、駐車場はほぼ満席です。なんとか適当な駐車場を見つけ、徒歩で大洗の町に繰り出しました。
まずは商店街から。知ってはいましたが、どこもかしこもキャラポップだらけで感動しました。すごい。いや情報として知ってはいても実際に目にすると驚きます。ぱねえマジ。
TAGUCHI
魚忠
MURAI
甘太郎
お馴染み、肴屋本店
キャラポップのあるお店で何かしら購入したり食べたりすると、そのキャラクターの缶バッジやら名刺やらもらえます。ポップが目印として機能しているわけです。
推しのキャラがいる場合、そのポップのあるお店に入れば良い具合になれます。
※特典を切らしている場合もありましたが、そこはご愛敬。あれだけの人数ですから、そりゃあ品切れもあるでしょう。
というわけで、小一時間、店舗を巡り食べたり買ったり大はしゃぎしてました。
あんまり食べ物の写真は撮りませんでしたが、例えばこれは、『味の店たかはし』のみつだんご。無茶苦茶うまい。
他には甘太郎の大判焼き食べたりとか、桂利奈(日本酒)とか飯岡屋水産の乾き物とか、その他ガルパン関連のグッズは結構な量を買った気がします。気だけ。大丈夫大丈夫。
普通の商店街をぞろぞろとガルパンさんが歩いているわけですが、さほど違和感を覚えなかったのは、やはり商店街全体がガルパン色に染まっているからでしょうか。まぁキャラポップが至るところに置かれている時点で、普通ではないですね。
昼飯は喫茶ブロンズで鉄板ナポリタンをいただく予定だったのですが、明らかに一時間は待つであろう列ができていたので諦め。
そのまま聖地巡礼を継続です。
西さんが突撃を決意したとこ。
西さんが突貫したとこ。
福田の額に看板がぶち当たったとこ。
福田車がずるっと傾いたとこ。
西住殿が冷泉さんに頑張らせたとこ。
やばい。無理だろ。
神社を出た辺りで時刻は17時前。日は沈みかかっています。冬ですね。
そろそろお腹も空いたし夕飯を食べに行こうそうしよう。というわけで、いざ、大洗を離脱して水戸のクックファンへ。
道中、黄昏時の空が綺麗です。
クックファンにはちょうど開店時刻の17時半に到着したんですが、その時点で待機列は駐車場を半周していました。ひっ。
1時間ほど待ってようやく店の前まで到達。わー(オレンジペコ)。
店に入って何注文しようかとうんうん唸りつつ、やっぱガルパンかつ(リアルバージョン)だよな。と注文しようとしたところでまさかの品切れ。どうやら我々が唸っている間にちょうど品切れしてしまったようです。辛い。しんどい。
仕方なしにリアルじゃない方のガルパンかつです。
220g、1580円(だったかな)。
これにごはん(おかわり無料)。みそしる(おかわり無料)。キャベツ(おかわり無料)が付きます。
失礼ながら、正直なところ味に過度な期待はしてなかったんですけど、これが!ものすごく!おいしかったです!わーとんかつってこんなに旨かったけー。という感じ。肉厚。ジューシー。継続の人たちに食べさせてあげたい。
というわけで満足して宿泊先のホテルへ。場所は潮来市。若干遠いですが、まあ車なので。風呂入って晩酌して寝ました。
酒は軽めにこれ↓
はい。以上、大洗1日目でした。
本番は翌日、あんこう祭りです。
後半へ続く。
第二回宝石の煌き日本選手権備忘録
お疲れ様です。本当に疲れた。とにざぶろうです。
第二回宝石の煌き日本選手権に参加してきました。
備忘録は忘れない内に。
第一回の記録はこちら↓
優勝してる。すごい。初代チャンプですよ。
初代チャンプなのにビリとか取っちゃうと情けないので初っ端から緊張してましたからね。はい。今回はどうだったのかなという話をします。
なお、今回の参加者は54名でした。参加者増えた!まだまだ宝石の煌きは元気です!下位卓の方に4人戦の卓を6つ用意する形でした。抽選で大会出られないのは、嫌だもんねー。良かった良かった。
一回戦
今回は前回からルールが変わって、順番が完全ランダムじゃなくなったんですね。試合ごとに順番を合計していって、その時点で一番合計数の多い人から始めるとのこと。良い試みだと思います(上から)。初戦は二番手でした。
で、ね。まー、あれ。結果から言うと二位でした。一番手の方が緑レーンから順にカードを取っていくタイプで、青レーン全然見てなかったんですよ。なのでこれはいけるな、と思ったんですが……まー、試合が硬直しまして。もう一人の方と潰し合いをしていた隙に、その方がいつの間にやら4色3枚の1色1枚まで集めてましてやりたい放題でした。ギリギリ追いつかれて、二位。はーい。幸先悪し。
二回戦
一回戦でちょっと反省したんですよね。いやあれ、ちょっと言い訳タイム始まりますけど、最近ぜんぜん宝石の煌きしてなかったんですよ。「やべ」と思って、先週ミスボドで三戦したくらい。あと昨日、宝石の煌きアプリ買って軽くいじったくらいでした。なんで、感覚わかんなくなっちゃってたんですよねー。ゴリラ(戦略の名前。詳しくは前の記事見てください)にどんくらい寄せれば良いのかって感覚が。宝石の煌きはバランスなんですよ。ゴリラだけじゃ勝てないんですよ。対人戦なんですよ。他の人見なきゃ駄目。他がゴリラやってたら自分はバックトゥザベーシックしなきゃ駄目なんですよ。ニンゲンニ……モドルノダ……。
はい。なんでまー、ちょっと頭の中整理して、試合に望んだ感じで。普通に勝てました。ほいほい。運も良かったですね。一位。
三回戦
二回戦に引き続き、謙虚にプレイ。確保とかしない。夢見ない。こつこつ自分の庭を育てる。確保のタイミングを見計らえ。ギリギリのところでしたが、プレイングで勝てたかな、という感じがします(謙虚さとは)。
本来なら見えない情報でしたが、最後、対戦相手の方が山から確保をしてたらそれで7点取られて負けていたようです。危なかった……。
四回戦
なんかあれなんですよねー。私は基本的に自信過剰なところがあるんですね。四回戦もトントン拍子で点数を集めていて、計算も完璧にできていたつもりだったんですけどねー。残り4点(だっけかな)というところで、あと残り一枚、4点の赤色を取れば貴族もついでに取れて17点で余裕の勝利だったんですよ。で、それが僕の前まで回ってきました。必要な宝石は残り1枚。「やったー!」と思って確保したんですけど、「き、金色の宝石が枯れている……だと……」となってお前ホントお前。で、そこで必要な宝石を素直に集めてれば良かったんですけど、0金確保しちゃったんですよねー。ホント悪手。追いつかれないだろうとタカをくくっていたんです。無駄手ですからね。確保しなかったら向こうに止められるだろうという話もあったんですけど、つっても、他にも得点の確保源はありましたから。うーん。というわけで追いつかれて負け。二位。
五回戦
もー、なんか、二回二位を取っちゃったら決勝進出できねーじゃんこれ。と思って、やる気なくしてプレイしてた気がします。いや一応真面目にやりましたが。
私は三番手。はい。一番手の方が確保ばかりする完全ゴリラの方で、「あーこのプレイングには勝てるかなー」とか失礼なことを考えていたような気がします。二番手の方は、人間とゴリラの中間くらい。とはいえ、一番手の方と方向が同じで、白を目指して動いていたので、残りもんを掠め取っていました。宝石じゃぶじゃぶ。二番手の方とはどっちが先に届くか微妙なラインかなー、という感じ。そしたらラスト、運良くちょうど15点に届くカードがめくれて、それを確保して購入して一位。はーい。
つってやる気なくしてたんですけど!なんと!予選二位通過だったんですよ!
計算ミスってたね!なんか二回二位取っても大丈夫だったみたい!
や、やったー!!!!!!!
というわけで決勝戦の始まりです。
決勝戦
運営の方「なんか三番手の時に一位取ってたり、一番手の時に二位だったりしてるし、とりあえずこの大会においては順番とか関係なかったですね」そうですね!でも次回もこのルールでお願いします!
決勝の順番はランダムでした。じゃんけんで負け、三番手。こんなんばっかりやー。
ゲーム開始。いきなり青レーンに白の高得点札が二枚見えている。緑レーンに3枚で獲得できる白カードが見えている。あ、これあかん奴や。一番手「確保」。せやな。
とはいえ3巡ほどお二方のプレイングを眺めていたところ、単純な技量だけならこちらが競り勝てるかな、という感じだったので(驕り)、「自分を信じるんだ!」とスーパー宝石回し。せこせこと得点を稼いでいました。
で、ゲーム終了まで残り3ラウンドという段(ゲーム中はわかりませんが)。私の得点は10点。残り5点です。3点カードと1点カードは即座に取れるけど、残りの1点を埋める方法がない。3点カードを取るとかき集めた宝石の大部分が消えてしまう。うーん、と悩みつつ、とりあえず1点カードを獲得。残り4点。
残り2ラウンド。次に一番手の方が確保していたカードを開け、14点に到達。場には彼の獲得できる1点のカードと2点のカードが見えている。こりゃやべえ、と二番手の方へ「これ二人で止めなきゃ終わりますよ」と持ちかける。2点のカードを獲得してもらう。ぺろ。出てきたカードも取れるじゃねえか!2点だし!もう止める意味ないよ!私の得点は11点、彼の得点は14点。「場には、彼の獲得できる2点&1点のカード。私が2点のカードを取ることで、彼は1点しか稼げない。15点でゲーム終了。奇跡的に2点のカードがめくれれば、カード枚数でこちらが勝てる!」と判断し、2点のカードをゲット。13点!1点差!すると出てきたカードは……2点!しかも私がタダで取れる!いよっしゃーあああああ!
残り1ラウンド。↑って思うでしょ?一番手の方も取れたんですよね。はい、それ取られて何も獲得できずに、ゲーム終了。負けました。準優勝です。
後の祭りですが、残り2ラウンドの段階で、青レーンの3点カードを取っていれば、私が取った2点カードを一番手の方が取る⇒タダで私が獲得できるカードが出てくる⇒(二番手の方がそのカードを止めなければ)16点vs16点のカード枚数差で私の勝ちだったんですよね。そこまで考えるべきだったなー。宝石たくさん残ってた方がいけんだろうとか安易に考えちゃった。一時的にでも点数上げておくべきだったよ。いやでもなー、ホント、どうなんだろ。ね!わかんねーや!負けた負けた!
はい、お疲れ様でした。
決勝戦はさておき、プレイングミスが多かったのはひとえに練習量が足らなかったからだと思われます。反省しましょう。まーでも原稿書いてて練習する時間なかったですからね。あ、原稿!はい原稿といえば!私、『躍動するトニーおじさん』という同人小説サークルでせこせこ小説を書いてるんですよ!今年の夏コミにもサークル参加するので是非よろしくお願いします(露骨な宣伝)。
まー、しかしなにはともあれ準優勝です。優勝はできなかったけど、上々なのではないですか。
だってほら、第一回優勝⇒第二回準優勝ですよ。なかなかのもんじゃないですか。やるじゃん。すごい。自分で褒めていくスタイルです。そうして精神の安寧を保っているのです。
はい。それでは来年も、第三回宝石の煌き日本選手権が開催されることを願って。
ではまた。