ロバの耳☆

たまに書きたいことをだらだらと書く。

第一回宝石の煌めき日本選手権備忘録(優勝したよ!)

 

 お疲れ様です。とにざぶろうです。

 

 今しか書けないことは今書かないと後悔するので書いておきます。

 とっても簡単に、第一回宝石の煌めき日本選手権の記録。すでにあんまり覚えていないですが。一緒にプレイした方で間違っているところ見つけた方いましたら指摘いただけるとありがたいです。とりあえず勘で書きます。

 あ、以前書いた宝石の煌めき初心者向け攻略記事はこちらになります(宣伝)。

 

 大会はオール三人戦。五回戦のスイスドローを行い、その結果、上位三名が決勝戦へ進出、というものでした。参加者は45名だったので最低三回は一位取らないと無理です。マジ厳しい。……最近の宝石の煌めき人気を考えると、定員48名が埋まりきるかと思っていたのですが、そんなことはありませんでした。何故だ。

 なお、大会前、私は友人の他末さんとまめしばさんの三人で「三人で決勝戦やろうね!」と誓い合っていました。ただ、内心「無理だろ」と思っていました。先週この三人で9回くらいプレイして自分1回しか勝てなかったですからね。はい。

 

 一回戦

 たしか三番手。一番手の方(Mさんとします)がかなりゲームをやりこんでいて、二番手の方がほぼ初心者とのことでした。展開としては、私とMさんが青・緑の奪い合い、二番手の方が我が道進み赤・黒ルート、という感じでした。Mさんが序盤からばんばん確保する方で怖かったのですが、上手いことトークン握りつつ進めて勝てました。序盤から確保は手が遅れるんですよね。一位。やった。

 あと他末さんとまめしばさんがあたって他末さんが勝ってました。

 

 二回戦

 たしか三番手。……あれ、どんなゲームだったが全然覚えてないな。普通に勝てた気がします。一位。なんか、貴族取った記憶があるような……?

 

 三回戦

 たしか三番手。私と同じく二連続一位の他末さんとあたりました。一番手の方(Iさんとします)が昨日初めて宝石の煌めきプレイしたという方で「これいけんじゃね?」と思っていたら普通に負けました。他末さんと二人仲良く二位です。発展カードの枚数まで同じでした。Iさんは超ゴリラ戦法な方で、一手目から青6の3点を確保。ずっと青たまに緑・白。という感じで獲得していました。いや、Iさんの手番になったタイミングで上手い具合に高得点の青がめくれるんですよね。そんでそれを全て即確保されるという。運で負けた勘が若干ありはするのですが、まぁでも普通にプレイング上手かったです。運で負けたくないなら場を動かすなよ、という話もありますし。場を動かしていたのは私です。ばーかばーか!!

 

 四回戦

 たしか二番手。着々と上がってきたまめしばさんとあたりました。私とまめしばさんががん被りで青・緑対決(だったような)。もう一人の方が我が道進み赤・黒方面へ。場は青・緑優勢でしたし、あんまりもう一人の方の進みが良くなかったので(失礼ですが)、ターゲットをまめしばさんに絞ってプレイ。彼の狙いがわかったタイミングで全部先に確保するというせこいプレイをしていました。まぁ、場が青・緑優勢な中、青・緑をがんがん集めていたので勝利。一位。

 

 五回戦

 たしか二番手。一番卓です。気持ちいー!相手は一回戦であたったMさんと三回戦であたったIさん。二人とも確保タイプこちらも負けじと確保で応戦。とはいえ、そこそこトークンは取ってましたが。二人とも序盤から確保してるとトークンが余って楽なんですよね。中段列とかで買いたいものが買える。で、うまい具合に妨害と勝利点獲得が噛み合い、かなりのスピードで勝負を終わらせることができました。わーい。一位。これで予選終了。一位→一位→二位→一位→一位で、予選一位通過です。うっひょー!

 

 決勝戦

 三番手。おい一回も一番手とれなかったぞふざけるな!相手は一度も対戦したことのない方、お二人でした。五回戦よりはいくらか遅めでしたが、やはりお二人とも早いうちに確保を開始。早期にゲームが終わるだろうことは予想されたので貴族を諦め、しかし場に色の偏りもさほどなかったものですから、とりあえず序盤は、盤面に見えている高得点カードの一部にまとを絞り宝石を集めていました。リソースコントロールに励み、他の二人がトークン取得で損をするよう動いたりなどのせこさも発揮。しかし下段列が圧倒的に割に合わない商品ばかり。場を動かしては新たに現れたお買い得商品が掠め取られる可能性があったものですから、中段以上の発展カードを購入しごり押ししていくことにしようと心に決めました。とはいえ、他の二人はがんがん下段を取得していきます。その間にこちらはごり押しして中段以上のカードを取得。どっちが早いかゲームでした。それで先行して9点まではこちらもいけたのですが、その辺りで他の二人が追いついてきました。取得している発展カードは圧倒的に向こうの方が多いので普通にやったら負けます。ならばどうするかというとそうです確保祭です。三回ほどの妨害を実施。それで獲得した金宝石を使ってごり押し。その間にも向こうは貴族獲得を連発していて焦りましたが、なんとか間に合って5点カードを取得。最後は運良く現れた2点カードを獲得して締めました(他に1点カードを確保していたのでそれでも勝てました)。やったー!

 

 というわけで優勝しました。twitterで想像を遥かに超えた数のリプライをいただいてとても嬉しいです。本当にありがとうございます。まぁ正直な話、これは本番に強いという私の性格が影響しているだけで、普段から宝石の煌めき強いかって言われるとまぁぼこぼこにされるかと思うのでみなさまその辺り、その。ただ、しばらく日本チャンプとしてドヤります。

 優勝賞品は宝石鉱物サンプルと宝石の煌めきプレイマットの二つでした。前者、調べてみたら5000円とかするんですね……そりゃそうか……自分ではほぼ確実に買わないだろうものですが嬉しいです。後者、会場で買おうかどうか迷ってギリギリ買うのやめたのですが正解でした。

 いや、それにしても楽しかったですね。普段と違う相手と対戦できたので、学びがたくさんありました。特にゴリラ戦法(序盤に目的のカードを確保、ひたすら同じ色ばかり購入する戦法)の是非について。やっぱゴリラ戦法ってのは状況によるものですね。他のメンバーの行動と盤面次第で、ゴリラしてれば勝てたり、逆にゴリラしてるとボロ負けしたりします。そこもちゃんと考えなきゃいけないんだなあ。宝石の煌めきには力だけでなく知性も必要なんですよ!

 はい。以上です。

 来年も第二回宝石の煌めき選手権が開催されることを期待しています。たぶん出ます。

 本日はお疲れ様でした!

 

 それではまた。

モバマスアニメ超良かったので衝動に身を任す

 

 タイトル通りだね。正直モバマスのアニメ全然期待してなくて「俺は俺の中のアイドルと共に生きてゆくので良いです」とか思ってたんだけど、全然普通に面白くて俺の世界が広がりました。ありがとうございます。テンションぶちあがったので書きます。

 いや何が良いって一番はきちんとストーリーやろうとしてるところですよ。事前に提示されたPVやなんやかんやも全キャラ集合シーンがやたら多くて「あーそんな詰め込まれてもー」とかそんな感想を抱いていたところ、いざ始まってみたところ一話の登場アイドルは僅か二人。残りはすべて背景である。島村と渋谷の二人しかいない。やあ楽しい。これは良いです。本家ですら二桁いたのに、その十倍以上のキャラクターを持つモバマスでたったの!二人!批判もありがちな判断だろうに、痺れる。背景にキャラクターを置き、担当アイドルを推したいPも少なからず楽しませてもいる。ぴゃー!(テンションが一定のラインを越えた場合に出る奇声)

 ゆうて登場アイドルは二人なのでまぁ渋谷の話をしよう。渋谷凜は「援交JKっぽい外見で中身はむっちゃ純情」ってところが魅力なんだけど、警官から声をかけられる一連の流れでそれがどんぴしゃに表現されていた。超良かった。かわいかった。花屋のシーンがうまいこと効果きかせてるよね。場所が渋谷駅前という小ネタも良い。ていうか今この文章を書きながらも二周目視聴の真っ最中なんだけど、渋谷の鎖骨、半端なくない?

 閑話休題、プロデューサー。赤羽は超普遍的なプロデューサーとしてイメージされるどんぴしゃキャラクターだったんだけども、こちらは、なんだ、完全にスマホにてモバマスプレイ中の俺らじゃないか。特に、音もなく淡々と渋谷にアプローチを続ける姿は画面をタップし続ける我々の姿を思い出した。モバマスというシステムを通して、俺たちはアイドルからはこう見えているのか。

 ああしかし、我々プロデューサーからみて、この島村と渋谷の二人は、とてもじゃないが250マニーには見えないな。「コス2スタートのアイドルがSRに出世」というシンデレラストーリーを期待していた面が少なからず俺にはあるので、そこへの説得力は若干欠けるような気がしないでもない。ただアイドルに魅力があるのにこしたことはないのでこれで良いと思う。しぶりん最高やで(締め)。

 いやあ、まとまってない文章だなあ。酒を飲み過ぎているのかもしれない。まぁいっか!とにかく来週も楽しみだ。ああ!しかもその前にはSHIROBAKOも控えている!人生最高!ではまた!

2014年度コンテンツベスト10 俺調べ

 お疲れ様です。とにざぶろうです。

 無事に祝日を休暇にすることができました。世間一般から見ると当然なのかもしれませんが僕にとっては奇跡です。頑張りました。

 先日に音楽ベスト10をやったばかりですが、コンテンツベスト10をやります。あくまで私の手の届く範囲、主観的なものなので、その点、目を瞑っていただきたく。

 なお、昨年度はこちら。今年の音楽ベスト10はこちらです。今年はキャラクターベスト10やりません。あんまりキャラクター性の強いオタコンテンツに触れられなかった気がするので自粛。

 

 始めます☆

 

10.知らない映画のサントラを聴く(小説)

知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫)

知らない映画のサントラを聴く (新潮文庫)

 

  竹宮ゆゆこ新作。二十代半ばの無職女子が過去と向き合う話。これまでの作品で一番好き。初の女性主人公で、物語も文体も輝いている。どうしてこれまで男性主人公だったのか。ゆゆこドンピシャ。終盤の疾走感溢れる盛り上がりは心の底から叫びたくなる。

 

9.つめたいオゾン(小説)

つめたいオゾン (富士見L文庫)

つめたいオゾン (富士見L文庫)

 

 唐辺葉介新作。徐々に心が混じり合って一つになってしまう奇病に冒された男女の話。文体でいえば唐辺葉介は電気サーカスがベストだったが、物語はこれ。二人の主人公、それぞれの視点から描かれる世界は遠くかけ離れている。あまり多くを語るとネタバレになるが、設定と物語がうまく噛み合っていて、終盤は泣きそうだった。

 

8.スペース☆ダンディ(アニメ)

  ギャラクシーエンジェル方式の一話完結もの。次週には死んだ連中みんな復活してる。一期は花澤香菜が可愛かった以外にはさほど何も感じなかったんだけど、二期はすばらしかった。一話完結で毎週おもしろいというのは凄い。スクールカーストもののミュージカルが絶頂。最終話ではメタネタで伏線を上手く回収して視聴者を喜ばせてくれるし、最高だった。

 

7.アオイホノオ(ドラマ)

アオイホノオ Blu-ray BOX(5枚組)
 

  漫画家を目指す痛い大学生が主人公。とにかく大学を中退してデビューしなければともがき苦しむ話。原作よりも断然ドラマが好き。原作もかなりギャグに仕立ててあるんだけど、こちらはさらに笑わせてくれる。デビューを目指す痛い大学生というキャラクターは、ともすれば自分の黒歴史を思い出して辛くなってしまう。でもこれだけギャグに傾けてくれれば大丈夫。辛くなった次の瞬間には笑っている。

 

6.渇き。(映画)

 失踪した娘を探すクズ親父の話。まさにジェットコースター映画。映画館についたらあとはテンションに身を任せるだけ。物語の流れを気にする必要はない。過剰な暴力表現と押し寄せる展開の連続を楽しめば良い。惜しむらくは、最後の最後までテンションを維持できなかったこと。ラスト5分までがんばってほしかった。

 

5.SHIROBAKO(アニメ)

SHIROBAKO 第1巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]

SHIROBAKO 第1巻 (初回生産限定版) [Blu-ray]

 

 かつて夢を誓い合った女の子五人組がそれぞれのフィールドでアニメ業界を生きる話。バクマンみたいなもん。仕事の辛さとアニメ制作の楽しさが詰め込まれている。物語もキャラクターも描写も、かなり現実に近い。現実との違いがあるとすれば、可愛い女の子が妙に多いってことだけ。現実味のあるおっさんと二次元っぽい女の子が一緒に仕事してる図柄を眺めているだけで幸せになれる。

 

4.かわいい闇(バンドデシネ

かわいい闇

かわいい闇

 

 BD。バンドデシネ。海外の、カラー漫画のようなもの。確かにかわいいけれど、しかし確かに闇。騙されてはいけない。絵本でなくバンドデシネ。大人のための闇の物語。男女のお茶会シーンから始まり、徐々に不穏な空気に包まれていき、そして衝撃的な展開が連続する。数多くのキャラクターたちにそれぞれ物語があるのが良い。世界に引き込まれる。終盤のオロールの格好よさは異常。

 

3.青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない(小説)

 日本国民の誰もが知る有名人であるところのバニーガール先輩は、次第に誰からも認識されなくなってしまう奇病を抱えていた。奇病好きだな。昔懐かしきセカイ系の雰囲気が胸に刺さる。世界に二人きり。今年ラノベベスト。設定は普通なのに、切り込み方が新鮮で読んでいて楽しい。文体も気持ち良い。 古き良き名作エロゲ群が好きな方なら必ず気に入ると思うので、読むべき。余談だけど、キャラクター的には先輩よりも二巻のプチデビル後輩が好き。超好き。

 

2.ランス9 ヘルマン革命(ゲーム)

 18禁注意。アリスソフトのランスシリーズ最新作。正直俺はアリスソフトが好きすぎるので仕方ない。ゲームとしては普通に良作。物語は一級品だった。今回は男気溢れるヘルマン革命。ランス一人の力ではどうにもならない組織戦なので、普段は見られないランスの知略が冴え渡る。スピーディーな展開で物語が突っ走り、最後にどかーんと弾ける。初のヒロインごとのマルチエンディング制を採用してはいるが、やはり良かったのはメインルート。戦国ランス→ランスクエスト→ランス9というコンボは堪らなかった。心が洗われます。全然関係ないけどミラクルかわいい。次でランスシリーズも完結らしい。期待。

 

1.ピンポン(アニメ)

 ベスト1。昔懐かしきピンポンです。ここまで物語構成が完璧なアニメはそうそうない。素晴らしい。無駄なシーンも無駄なキャラクターも一切なし。各キャラクターのドラマが次々と語られていき、あっという間に時間が過ぎ去っていく。全ては最終話の決勝戦へと繋がっている。毎週毎週興奮して観ていました。さすが湯浅。何も言うことはない。ラスト二戦の演出なんか無茶苦茶テンションあがった。なんだこれー。

 

 蛇足かもしれませんが、次点は下記の通り。

 ・人類は衰退しました(小説)

 ・終物語(小説)

 ・まちあわせ(漫画)

 ・聲の形(漫画)

 ・アナーキーインザJK(漫画)

 ・ちーちゃんはちょっと足りない(漫画)

 ・ボクガール(漫画)

 ・ジャージーボーイズ(映画)

 

 以上!

 やー、今年は驚くほど面白い作品があまりない分、そこそこ面白いくらいの作品が無茶苦茶多かった気がします。特に漫画。だから次点が増えるのだ。個人的には、驚くほど面白い作品というのを常に求めてるんですけど。

 ともかくこれで2014年を終えられます。コンテンツまとめないと一年を終えられるない病気にかかってしまったのだ。

 ではまた来年も、楽しいコンテンツに触れられますように。

 まだ一週間ほどありますが、みなさま、よいお年を。

2014年度音楽ベスト10 俺調べ

 日曜の夜にこんばんは。とにざぶろうです。

 じきに干支も変わるので今年の音楽ベスト10やります。あくまで私の手の届く範囲、主観的なものなので、その点、目を瞑っていただきたく。

 諸事情(まとまった時間がとれないからだよ!)により今回は音楽とコンテンツとは別記事で。クリスマスに休もうなんて都合の良いことを言うつもりはありませんが、火曜の祝日は普通に休みたいです。

 昨年度はこちら

 記事の目的は、下記の通りです。

  1.同好の士を探す

  2.備忘録

  3.私の趣味の喧伝

 

 始めまーす。

 

10.ハイヒールブルース/モーモールルギャバン


モーモールルギャバン / ハイヒールブルース_YouTube限定映像 - YouTube

 社畜生活を続けていると、モーモールルギャバンが心に刺さる。どんどん曲作りが丁寧になってきているモーモールルギャバン。素晴らしい。曲作るためにライブ休止してるんだからそろそろ新譜出してほしい。

 

9.きゅるきゅる/大森靖子


大森靖子「きゅるきゅる」Music Clip [HD] - YouTube

 マジ半端ないメロディセンスだと思う。頭ん中にぎゅんぎゅんくる。ただ、昨年の『ミッドナイト清純異性交遊』が圧倒的すぎたというのはある。あれ昨年の内に聴いてたら間違いなく上から5番くらいには入ってた。あまり言及するとファンに殺されそうで怖い。すみません。まだ新アルバム聴いてないので何とかしたい。

 

8.HAPPY/Pharrell Williams


Pharrell Williams - Happy (Official Music Video) - YouTube

 ファレルがとつぜん超ポップになった!やあ、本当はラップして欲しいところだけど、これは良い。聴いた瞬間から耳に残り、心地よいリズムがずっと聴いていられる。とろける。24hPVには驚いた。

 

7.スペース☆ダンディ/ZEN-LA-ROCK feat 嫁入りランド


Space Dandy 22 ending - ZEN-LA-ROCK「Space☆Dandy」 - YouTube

 アニメ『スペース☆ダンディ』ダンス星人回のED。チェッチェッ!チェッチェッチェ!聴けばわかる、思わず踊り出したくなるこのトラック。なんという格好良さだ。必ず言いたくなるよ。チェッチェッ!チェッチェッチェッ!この一曲だけでサントラ買う価値あるのでみなさん買いましょう。二枚目の方です。

 

6.キクミミ☆ヒルクライムMOSAIC.WAV


キクミミ☆ヒルクライム(Short Ver.) by MOSAIC.WAV - Hear the world’s sounds

 久々にMOSAIC.WAVで感動した。こんくらいのゆるさが一番好き。たまに挿入されるメロウで懐かしい音階が震えるほど嬉しい。もっと聴かれてほしい。冬のお祭りでもディスク買います。

 

5.I Won't Let You Down/OK Go


OK Go - I Won't Let You Down - Official Video - YouTube

 PVに魅了され、よくよく聴いたら楽曲も物凄く良い。ファレルのHAPPYと同じ理由です。とにかく耳に残る。サビの後、一回落としてからの盛り上げに心が躍らされる。とりあえず未視聴の方はPV観たら良いと思う。

 

4.愛はおしゃれじゃない/岡村靖幸 w 小出祐介


岡村靖幸 w 小出祐介「愛はおしゃれじゃない」 - YouTube

 イントロですでに涙が出る。ハート鷲掴み。あふれ出るリア充感を打ち消しにするほどのこのシャレオツ&センチメンタル。おしゃれじゃないと言っておきながらこの。なお、この辺りの曲から年間再生回数が150を超え始めます。

 

3.サクラあっぱれーしょん/でんぱ組.inc


でんぱ組.inc「サクラあっぱれーしょん」MV - YouTube

 底抜けにアッパー。ダウナー要素は一切なし。テンションを上げて上げて、ファンを励まして、踊って踊って、ラストは「ばいばいさよーならー♪」でうるっとくる。PVがまた良いんですよ。開始早々、映像とリズムのシンクロ感やばいよね。ピンキーかわいい。いやほんとありがとう玉屋。感謝の気持ちを込めてWinnersのCD買いました。良かったです。重ねてありがとう玉屋。

 

2.Liberty&Gravity/くるり


くるり-Liberty&Gravity / Quruli-Liberty&Gravity - YouTube

 ぶっちゃけくるりは『ばらの花』と『ワンダーフォーゲル』以外そこまで好きじゃなかったんだけど、これ聴いて驚いた。何だこれは。変調の連続、6分間。いやすごい。何がすごいって、変調にきちんと理由がある。歌詞とは別に、音楽に物語があるんですよ。まさに航海。出航してヨイショっと荒波超えて船を漕ぎ、目的地へと辿り着く。そして宝を得てぽんぽんぽぽんぽん。詩も良いよね。這い上がんだよ、こんな国さ、よじ登るから。

 

1.The♥World's♥End/堀江由衣


堀江由衣「The♡World's♡End」(YouTube Ver.) - YouTube

 何回聴いても駄目。涙腺がやられる。さすが清竜人。一番ではメロもサビもドラムロールどかどか鳴らしたかと思えば、一度落とし、堀江由衣の声を響かせ、今度のサビではボーカルの存在感を強調する。そこからはもう押して押して押しまくる。気を緩める隙を与えない。最高です。アニメ、ゴールデンタイムの主題歌なのだけど、あちらの世界観にもよく合っていた。歌詞なんかは、ヒロインであるところの加賀香子そのもの。自覚的に夢見がちで暴走気味な感情が押し寄せる。最高です。

 

 蛇足かもしれませんが、次点は下記の通り。

 ・ウィッチ☆アクティビティ/KMM団

 ・年貢 for you/レキシ

 ・堂々平和宣言/ももいろクローバーZ

 ・ビジュメニア/悠木碧

 ・Will You Marry Me?/清竜人25

 

 以上!

 今年の音楽は個人的にとても豊作でした。やー、良かった良かった。楽しかった。残念な点があるとすれば、アイラブRIPSLYMEの新曲がなかったことくらいだよ。来年も良い音楽と接することができますように。

 はい。次はコンテンツベスト10です。コミケまでに書けると良いな……。

 

 ではまたー!

『宝石の煌めき』初心者向け講座 ~基本戦略編~

 

 前回の続きだ。

 前回のはルール編なので、ルールは大丈夫という方は目を通す必要はない。

 今回は基本戦略編である。宝石の煌めきというゲームをプレイする上で基本となる考え方を羅列していく。少し高度な部分の戦略については、自分の身を守るためにも書かない。考える楽しみもたぶんなくなる。

 宝石の煌めきは2~4人用のゲームで、2人戦、3人戦、4人戦とで、戦略に大きな変化があるという珍しいゲームだ。なのでプレイ人数ごと個別に記載していく予定であるが、まずはどのプレイ人数でも共通となる部分の情報から並べていく。

 

・宝石や発展カードには不要なものも存在する。

 ゲームは永遠に続かない。誰かが15点を獲得した時点で終わる。であれば、なによりスピードが重要となるのだ。場に存在する高い勝利点を持つ発展カードを獲得するために、不要となる色もあるだろう。

・場の状況は変化する。

 確保や購入によって、場の状況は変化していく。緑が強い場だったかと思えば、今度は赤が強い場にもなる。役立ちそうになかった赤の宝石が、急に生気を帯びる。もちろん帯びない場合もある。

・確保は足止めに使うことができる。

 緑の発展カードを購入せず、高い勝利点を持つ発展カードを購入しようと相手プレイヤーが宝石を溜め続けている場合、対象の発展カードをこちらで確保してしまえば相手の溜めた宝石は無駄となる。

・カードの入れ替わりは相手の得となる場合もある。

 高コストのカードばかりが並んでいて、仕方なくその中の一枚を選択して購入する。すると山札から低コストのカードが現れ、次手番プレイヤーが悠々とそれを購入。なんて状況が、このゲームには割と発生する。高コストカードが場に並んだらチキンレースの始まりと見ることもできる。

・場の宝石は有限である。

 各プレイヤーは宝石を十枚まで所持できる。四人戦の場合、ゴールド以外の各色の宝石は七枚ずつ用意されている。つまり、7枚×5種類で35枚。三人が上限一杯まで宝石を獲得した場合、残る一人は五枚しか獲得できない。少なくとも、その状況には追い込まれないようにしよう。タイミングが重要なゲームである。

・貴族タイルは遅い。

 場に置かれた発展カードには、勝利点が5のものもある。そちらの方が得だ。発展カード購入にはアクションとコストが必要にはなるが、貴族タイルを獲得するための発展カード購入で、同等以上のアクションとコストを消費していたら元も子もない。あくまで貴族タイルは『取れたら取る』もしくは『強者を潰すために仕方なく取る』辺りの目的でしか目指すべきではないかと思われる。

 

 他にもありそうな気もするが、このくらいで。では、各プレイ人数ごとの解説に移る。

 

〇四人戦

 各色の宝石は七枚ずつ。貴族タイルは五枚用意される。宝石の煌めきにおいて、他の要素に変化はない。

 おそらく遊ばれる回数が一番多いのが四人戦だろう。おおよそどんな戦略でも許容される。一色単騎型だろうとバランス型だろうと別に戦えないわけではないかと思う。

 ひとまず、四人戦で覚えておかなければならないのは、以下の点だろう。

・確保は基本的に弱い。

 相手プレイヤーの足を止めるために確保を行う。これは、基本的には弱い。何故ならば、一人のプレイヤーの足を止めるためには自分の手を遅くする必要があり、そうすると残った二人が漁夫の利を得るからである。ただし、確保によって、自分も同等の恩恵を受けられるのなら、やって悪いことはない。

・場のカードの入れ替わりが激しい。

 あと一歩で買えなかったカードが次の手番に残されているとは限らない。緑のカードなんかは、一周するうちにまるきり入れ替わってしまう場合もあるだろう。そうなると、手持ちの弾は臨機応変に対応できるように揃えておくのが好ましい。

・貴族タイルは獲得しづらい。

 四人戦の場合、貴族タイルは確保できても二枚までと思っていた方が良い。方針の被ったプレイヤーがいた場合、というか割といるのだが、目指す貴族タイルを自分が取れるとは限らない。前述した通り、貴族タイルは目指さない方が良い。あくまで、おまけ。

 

〇三人戦

 各色の宝石は五枚ずつ。貴族タイルは四枚用意される。

 三人戦の注意点は一つ。これがでかい。

・リソースが枯渇しやすい。

 もう、ホントにこれ。やばい。場が硬直してしまうのである。

 ゴールドを除いた計25枚の宝石を三で割った場合、8枚にしかならない。四人戦の時よりも若干少ない。さらには、四人戦の時よりも人数の少ない分リソースのばらつきが生まれづらいので、『場の発展カードを誰も獲得できない』という状況が発生する可能性が高い。高コストの発展カードばかりが並んだ場合だ。

 なので、高いリソース管理能力が求められる。迂闊なタイミングでリソースを放出してしまうと、それを相手プレイヤーに取られ、自分の手番には場に宝石が残されておらず、リソース不足でゲームから取り残される、という事態にもなりうる。四人戦であれば、自分のターンが回ってくる間に、他のプレイヤーも一人くらいは放出していたりなどするのだが。

 

〇二人戦

 各色の宝石は四枚ずつ。貴族タイルは三枚用意される。

 二人戦の注意点は下記の通り。

・状況の変化が少ない。

 四人戦では緑のカードが割と全て購入されるのだが、二人戦の時にはほとんどそれがない。つまり、ゲームに登場する発展カードに偏りが生まれる。まずはゲームが始まった時点で、場に存在する発展カードを全て確認しておくことが重要だろう。

・確保が有効。

 四人戦の時とは違う。確保をすれば相手の手は止まり、漁夫の利を得るプレイヤーもいない。状況の変化が少ないので、必然的に、各プレイヤーの目指すであろう高コストカードの予想が付く可能性も高いのだ。だからそれを確保。強い。

・貴族タイルが有効。

 3点の貴族タイルとはいえ、全て獲得できれば9点だ。こちらが貴族タイルを無視していた場合、相手は全てを獲得できる。二人しかいないのだから。購入するカードの方針が分かれた場合はしめたものである。

チキンレースが発生しやすい。

 カードの入れ替わりが相手の得となる状況については前述した通りだ。二人戦の場合はこれが発生しやすい。相手の邪魔をできるのは自分だけ。四人戦であれば三人がかりで一人の足止めをすることは可能だが、二人戦ではそれができない。購入した発展カードによるリソース格差が広がれば、勝利はない。となれば、偶然とはいえ、相手の得となるプレイは避けるべきだろう。こちらが五枚の宝石を支払ってカードを購入し、直後に相手が三枚の宝石でカードを購入するような事態は辛い。差分である二枚の宝石を取り返すにはおおよそ一手番が無駄になってしまう。

 

 以上。基本戦略編でした。

 今回の記事を書いた理由は大きく二点。

 ・宝石の煌めきへの愛。広まれ。

 ・宝石の煌めき大会を開くにあたって、二人戦や三人戦の概要を掴んでもらうため。

 前者は良いとして、後者。

 宝石の煌めき大会は、四人戦、三人戦、二人戦、優勝するにはそれら全てで勝利を収める必要のあるものにしたい。そのため、四人戦しか経験のないプレイヤーにとって、概要を知らせないのはフェアじゃないんじゃないかな、と少しなりとも思ったからだ。

 というわけで、大会は各プレイ人数のゲームを織り交ぜる感じでいく予定です。やだって方は言ってください。やめます。もしかしたら。まぁ、人数調整的に、四人戦だけってことはおそらくないかと思いますけども。

 色々書きましたけど、大会はむっちゃゆるい感じだと思うので、お気軽にご参加ください。優勝者には賞品も出ます。ただし優勝するのは俺だ。参加賞もあるので皆さんはそれで我慢してくださいね!

 

 おわり。読了感謝。

 ではまた。

『宝石の煌めき』初心者向け講座 ~ルール編~

 

 第29回ミスボドで宝石の煌めき大会を開催する。

 少しでも参加者が増えればと思い書く。

 初心者向けなので、玄人の方には必要のない情報かと思われる。

 記事が長くなってしまうので、今回はルールのみ記載する。

 

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 まずはぱっと目で見ていただきたく。

 これが宝石の煌めきの全容。他にコンポーネントはない。

 

 勝利条件は、勝利点を最も獲得すること。

 終了条件は、プレイヤーのうち誰かが15点に達した時に、そのラウンドが終了すること。つまり、15点獲得したからといって、そのラウンドで16点なんかを後手番のプレイヤーが獲得した場合には、そのプレイヤーの勝利となる。注意。

 ゲームの流れ。プレイヤーごとにワンアクションを行って次に回していくのみ。ラウンドの切れ目に特別なイベントは発生しない。淡々とプレイヤーがターンを回すだけ。

 

 では、ターンにおけるアクションとは。

 プレイヤーはターンごとに以下の三種類のアクションの中から一つを選択して行う。

アクション1.宝石を獲得する。

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  これ。白、青、緑、黒、赤、の五種類が存在。他にゴールドも存在するが、このアクションでは獲得できない。詳細は後述する。

 宝石の獲得方法は二種類。

 1.異なる宝石三種を一枚ずつ獲得する。

  例えば、青・緑・黒、というように。

 2.同じ宝石を二枚獲得する。

  これには条件がある。場に対象の宝石が四つ以上残っていなければならない。

 当然、場に残されていない宝石は獲得できない。

 また、プレイヤーはゴールド含め十枚までの宝石しか所持できない。

 

アクション2.発展カードを確保する。

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 これ。確保というのは、発展カードを自分の手札に加えることを指す。手札は他のプレイヤーの影響を受けない。

 確保は、場にあるカード、もしくは山札の一番上のカードに対して行える。特に必要な条件も支払う対価もない。

 確保した際には、おまけとしてゴールドの宝石を獲得できる。これはオールマイティ。全ての色の宝石の代わりとして使用できる。

 プレイヤーは三枚までしかカードを確保できない。それ以上の確保を行う場合は、手札を減らす必要がある。

 場のカードが減った場合には、対象の色の山札から即座にカードが補充される。場には常に4枚×3種=12枚のカードが存在することとなる。

 少し説明が遅れたが、発展カードは黄・緑・青と三つの山札に分けられている。カードとしての強さ以外に明確な違いはない。

 

アクション3.カードを購入する。

 購入とは、カードを獲得し自分の手元に表向きで置くことを指す。確保とは別のアクションだ。

 購入は場のカード、もしくは確保した手札のカードに対して行える。

 これにはカードに記載されたコストを支払う必要がある。上の画像で示したカードであれば、白二枚、青三枚、赤三枚だ。

 ただし、この購入コストは減らすことができる。これが宝石の煌めきのミソとなる部分だ。購入したカードは自分の手元に置かれる。全てのカードには右上に各色の宝石の絵が描かれている。つまり、手元のカードに描かれた宝石の分だけ、コストを減らすことができるのだ。

 例えば、白のカードを一枚、青のカードを二枚、赤のカードを三枚持っていたとしよう。その場合、このカードの価格は、白一枚、青一枚となる。

 

 以上が、ターンに行える三つのアクションだ。

 では最後の説明。勝利点の獲得方法について。

 これは二種類しか存在しない。

1.発展カードを獲得する。

 発展カードの左上には数字が描かれているものがある。これがそのまま勝利点となる。簡単。

2.貴族タイルを獲得する。

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 これ。左上に描かれている数字が勝利点だ。

 貴族タイルの獲得方法は特殊で、まず、獲得にアクションを必要としない。あくまでアクションは前述した三つしか存在しない。

 獲得タイミングは、ターンの終わりだ。獲得条件を満たせば、プレイヤーはターンの終わりに貴族タイルを一枚獲得できる。条件を満たしているタイルが複数あっても、一枚しか獲得できないので注意。

 貴族タイルの獲得条件について。左端に四角く囲まれた数字が並んでいるのがわかる。背景の色にも注目。これは対象の色の宝石を支払うという意味ではない。宝石で無く、発展カードだ。手元に記載された発展カードを揃えれば、この貴族タイルを獲得できる。発展カードは失いはしない。あくまで条件であり、対価ではない。

 例えばこのタイルであれば、手元に緑のカード三枚、青のカード三枚、赤のカード三枚を揃えれば、そのターンの終わりに獲得できる。

 

 以上、ルール編でした。なんとなく概要は掴んでもらえたかと思う。

 次回は基本戦略編として二人戦、三人戦、四人戦の特徴を記載する予定だが、大会に向けてライバルに情報を与えてしまうことになるので、戦略的に書かないという選択もある。考える。私ごときの戦略なんて毛ほどにも役に立たないという可能性もある。そうかもしれない。すみません。

 

 ではまた。

劇場版アイマス観たら自分がアイマス好きだったこと思い出せた。

※ネタバレ注意

 

 今日二回目観たのでそろそろ書きます。

 はい。アイマス劇場版です。僕がアイマスと出会ったのは確かアーケードから箱○に移植された直後のことだったかと思います。あれから七年。七年ですって。書いててびびるわ。早いものです。感慨深いですね。初めはお試しプレイくらいの感覚だったのにすぐさま菊地真さんの虜になってしまってテンションだだ上がりだったのを覚えています。

 劇場版アイマスの最大の特徴は『アイマスを広く深く知っている人間ほど楽しめる』って点でしょう。例えば各所には876プロのポスターが貼られていますし、「雪歩は黙ってて」やらの各台詞と定番ネタ、EDにはモバマス。ファンへのサービス精神旺盛というか、逆にアイマスにさほど興味のない方は強く惹かれない映画かなあとは思いました。しかしこちとら七年間の想い出がありますからね。超楽しめました。特に、そう、OPで『THE IDOLM@STER』が流れ始めたらどうしても胸が高鳴ってしまいますよね。ずるいですよ。昔は僕あんまりこの曲好きじゃなかったんですけど、一貫してライブでもなんでも決め所で流すもんだから段々とやられてしまったんです。低音が良い。

 それ以外の点についてもね、所属アイドル全員分の見せ所をきちんと作ってあって、「バランス取るのに苦労したんだろな」というのをすごく思いました。ピヨちゃんにもあるんだもん。びっくりする。しかし僕は真Pのつもりだったんですけど、劇場版は他のキャラもやたら光って見えて、駄目ですね。というか自分が年をとって趣味が変わったのか、なんかやたら律子にときめいていた気がする。まぁもうアイドルには見えないですけど、『良き同僚感』が半端なかったです。友人が「年をとるというのは、律子の良さが理解できるようになるということ」とか言っていたのですが、あれ金言でした。ビジュアル面では響が一番でした。化粧してるとこ最高に可愛かったです。あとふともも。あ、真はあれです。ライブラストの横ピースで胸がきゅーんとなりました。久しぶりに必殺技をくらった気分。ん、あ、伊織ちゃんの透けTも良かったよ!

 ストーリーの話をします。お話としては超無難で、TV版のレベルと大して変わりませんでした。良くも悪くもアイマス。これ以上はどうにもできない。

 劇場版アイマスは、端的に表すと、強者が弱者を救うお話でした。765プロメンバーというのがTVアニメ版を通して強キャラになりすぎてしまった(萩原先輩が最たる例ですね)ので、彼女たちだけではドラマが生まれない。そこで、ミリマスという弱キャラを登場させることで、場をかき乱した。一度完成されてしまった集団を内側から崩して、その精神を外側から揺さぶる。

 事前情報をあまり仕入れていなかったので、ストーリーにミリマスキャラが深く関わっているのには驚きました。見方によっては、主人公春香でヒロインかなちゃんですもん。英断だったと思います。批判をする人はいるでしょうし。しかし、ミリマスキャラというのは絶妙で、876プロやモバマスの面子では役割を果たすには適任でなかったのでしょう。向こうも完成されていて弱キャラというイメージがあまりない。その点、ミリマスであればまだ知名度も低く、アイドルとしても弱い。まぁ果たしてミリマスがモバマスに対して不人気というこの状況を予期していたのかどうかはわかりませんが、結果的には大成功だったんじゃないかと思います。モバマス厨的には「かなちゃんのあの役は某パッション最弱でも良かったんじゃないの」とか思ってしまうけども。今じゃちょっと遅すぎたかな。全然関係ないけど、かなちゃんのDB化はどう考えてもかな子リスペクトですよね。かな繋がりで。

 アイマス好きだったこと思い出した話。実は、自分はここしばらく三年くらいアイマスに対する情熱を失いつつありました。少なくとも過去の自分の熱意には遠く及んでいませんでした。要因の一つとしては公式による燃料が少なかったからというのがあると思うんですけど、他方で、二次創作に汚染されすぎていた、というのもあります。アイマス世界というのはそもそも、アイドルであるがゆえに、きらきらと輝くゆるふわ世界なのです。アイマスを好きになるということは、ゆるふわ世界を受け入れ、その中で生きる覚悟を決めるということです。重要になるのは「ゆるふわきらきらを真正面から肯定できるか」。これなんです。

 二次創作というのは、面白くはありますが、基本的にはあまりゆるふわではありません。二次創作は原作を補完をする役目が強いからです。ギャグに寄っていたり、恋愛に寄っていたり、たまに百合だったり、架空の戦記だったり。キャラクターは同じでも、そこは別世界です。90度ずれたそういった世界に触れていると、やはりゆるふわ世界を真正面から見つめることは難しくなってしまいます。「こんな甘々で大丈夫なの?」「その発言に裏はないの?」なんて思ってしまいます。駄目ですこれ。僕の好きだったアイマスはそういう世界じゃなかったはずでした。

 で、劇場版アイマスは、見事に僕のそういう認識を壊してくれたんですね。マジ感謝。「アイマスはゆるふわで良いんだよ」「きらきらなんだよ」と思わせるだけの強度がありました。アイドルとして、弱者を(綺麗事によって)正しい方向へ導くというストーリー。合宿でのゆるいやり取り。あとはそう、ライブシーンなんかは最高でした。M@STERPIECEという楽曲は箱○時代のアイマスを思い出させるメロディラインで、完成度の高い伴奏をこれでもかとぶつけてきますし。アリーナであることを有効活用してぐるんぐるん回るカメラにはむちゃくちゃ興奮しました。七年前からこれまで、幾つかのアイドルアニメ・コンテンツに触れてきた自分ですが、OPにおける各アイドルの仕事ぶりなんかを観ると、やっぱり一番アイドルらしいのはアイマスだなあと思います。いやあ本当に楽しかったです。アイマス最高ですね!

 他にもハリウッドでのPと美希の関係がえろすぎるなあとか洋菓子の小袋がコンドームに見えるなあとかプチシュー落とすシーンでぬるぬる動きすぎだなあとかいろいろありますが、諸々全部蛇足な気がするのでやめます。

 

 以上。長々とした文章、お読み頂きありがとうございました。

 時間の許す限り、僕はもう一度アイマスへ能動的に関わろうかと思います。

 

 おや、こんなところに劇場版前売り券が……!!